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フォレスト・ガンプ 一期一会(Forest Gump)
(1994年アメリカ/監督:Robert Zemeckis /脚本:Eric Roth)

Winston Groomの原作を読み始めた時、Forestの役をするのは、Tom Hanksしかいないと思っていたら本当にその配役で映画化されてしまいました。少し知能が足りない男がアメリカの60、70、80年代を奇想天外に駆け抜けていく姿を描いた映画をご覧になられた方も多くおられるのでは。

今回紹介するのは、息子(Forest Gump)に他の子供たちとなんら変わりがないと伝えた母が、その後ForestのI.Q.が低すぎて普通校に通えないことを校長から宣告されるシーン。

和訳の文字(うすい色の文字)にカーソル・ポインタをあてるとはっきりした色の文字が出てきます。
Windowsの方は □ にあてると和訳がカーソル・ポインタで邪魔されません。
Principal: Your boy's… different, Mrs. Gump. Now, his I.Q. is seventy-five.
おたくの息子さんは…変わっています。彼のI.Q.は、75しかありませんから   □
Mrs. Gump: Well, we're all different. Mr. Hancock.
ハンコックさん、皆それぞれに変わっていると思いますが   □
Principal: I want to show you something. Mrs. Gump. Now, this is normal. Forrest is right here. The state requires a minimum I.Q. of eighty to attend public school. Mrs. Gump. He is gonna have to go to special school. Now he'll be just fine.
こちらをご覧ください。ここが標準なのですが、フォレストはこの位置にいます。州の公立校に入るためには80は必要です。彼は特殊学校に進むことをお勧めします □
Mrs. Gump: What does normal mean anyway? He might be a bit on a slow side, but my boy Forrest is going to get the same opportunities as everyone else. He's not going to some special school to learn to how to re-tread tires. We're talking about five little points here. There must be something can be done.
標準ってどういうことなのです?彼は少し鈍いかもしれませんが、他の生徒たちと同じ機会を持たせたいのです。彼は、特殊学校などに行って特殊なことを教わるのはいやです。たった5ポイントの話じゃないですか、なんとかなりませんの   □
Principal: Is there a Mr. Gump Mrs. Gump?
ご主人はいらっしゃるのですか?   □
Mrs. Gump: He is on vacation.
彼は、休暇中です   □

強い母をSally Fieldが演じています。「re-tread tires」というのは、直訳すれば、「タイヤの溝を掘り直す」ということですが、この会話が行われている50年代においては、特殊な作業だったからそのような表現を使ったのかもしれませんね。いわゆるoldiesが好きな方々にはサントラも楽しめ、映像に興味がある方には、特殊撮影を存分に楽しめる映画です。特にJohn Lennonと一緒にインタビューを受けるシーンは見ものです。

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