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アメリカ西海岸に面するオレゴン州は、カスケード山脈やコロンビア高原などがある起伏に富んだ地勢です。バラエティ豊かな美しい自然と、過ごしやすい気候から、旅行者にも留学生にも高い人気を集めてきました。北の州境を分けているコロンビア川はその昔、インディアンたちによりオレゴンと呼ばれていました。19世紀、西部開拓時代が始まると、オレゴンテリトリーと呼ばれていた現在のオレゴン州を含む一帯へ、多くの開拓民が移住。1859年、オレゴンは合衆国の33番目の州となりました。
州都はセーラム、州で最も大きな都市はその北に位置するポートランド市です。ウィラメット川に面するポートランド市は碁盤の目状に整然と区画された美しい町です。愛称は「バラの都市」。全米のアンケート調査で“住んでみたい都市”として、常に上位を飾る町でもあります。オレゴン州が消費税が全くないため、生活費が他の州に比べて低く抑えられること、また環境保護へのアプローチが盛んで、都市と自然との共存に成功していることなどが人気の秘密と言えるでしょう。
市内の西にある丘の上には、ワシントン公園があり、アメリカで最古の歴史を持つバラ園やオレゴン動物園、チルドレンズミュージアムなどが市民や旅行者の人気を集めています。また、ひとたび郊外に足を延ばせば、そこにはオレゴンの美しい大自然が待っています。観光の定番といえるのがコロンビア川渓谷やフッド山。郊外へは市内からバスツアーが催行されています。
オレゴン州は高緯度にありますが、暖流の影響で年間を通じて穏やかな気候。11月から5月にかけては雨が多く降ります。ただし、山岳地帯や高原、海岸などさまざまな自然環境により気候が異なり、大別すると、海岸地域は温暖で過ごしやすく、カスケード山脈を越えた州東部地区は晴天が多く乾燥した気候であると言えます。 |
■人工: |
359万4,586人(2004年) |
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■面積: |
248,631km2 |
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■日本との時差: |
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−17時間(サマータイム時は−16時間) |
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