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リオグランデ川を境にメキシコと接するテキサス州は、ヒスパニック系住民が多く、文化的にもメキシコの影響を強く受けている州です。州都はオースティン。州の面積はアラスカの次に大きく、西部は丘陵と砂漠、東部は海岸に面した平野が広がり、気候的にも大きな開きがあります。産業は、西部では放牧、東部では綿花栽培が古くから盛んに行われてきましたが、20世紀初頭に石油の掘削に成功し、新たな州の経済の柱になりました。
テキサス州最大都市であるヒューストンには、現在も多くの石油会社の本拠が置かれています。ヒューストンといって、イメージされるのは“宇宙開発”についてでしょう。アメリカ航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センターは、ヒューストン中心部から車で1時間強の場所にあります。研究所内部は一般公開されていませんが、スペースセンターヒューストンというテーマパークが設けられており、シミュレーター、トラムツアーなどのアトラクションが楽しめる、宇宙への夢がふくらむ観光スポットとして人気を集めています。
ヒューストンに次ぐテキサス州第2の都市は、その北に位置するダラスです。「ビッグD」の愛称をもつこの町は、1963年、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件が起こったことにより、世界にその名が知られることとなりました。犯人オズワルドが6階から発砲したとされているビルは博物館として保存されており、当時の映像や資料が展示されています。
テキサス州は、年間を通じて穏やかな気候である温暖湿潤気候に属します。ただし地域によって異なり、西部ほど乾燥し、東部ほど湿度が高くなります。ヒューストンの夏は、高温多湿、冬は穏やかな気候。ダラスの夏は気温は高いものの湿度が無くからりとしており、冬は氷点下になることもあります。 |
■人工: |
2249万22人(2004年) |
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■面積: |
678,051km2 |
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■日本との時差: |
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−15時間(サマータイム時は−14時間) |
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