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合衆国の北西の端、太平洋とカナダに面するワシントン州は「エヴァーグリーン・ステート(常緑樹の州)」という愛称をもつ緑豊かな州。州都はオリンピア。中央にはカスケード山脈が走り、山脈を境に東にコロンビア川の周辺に広がるコロンビア盆地、西にはワシントン州最大の港湾都市シアトルがあります。ワシントン州の基幹産業は貿易で、州民の3人に1人が貿易関係の仕事に就いています。そして、その最大の得意先が実は日本。輸出品の中心は航空機です。衛星、航空機製造業のボーイング社がシアトルにあり、同社はアメリカ最大の輸出企業のひとつでもあります。
シアトル・マリナーズでの日本人選手の活躍や、近年日本各地に急速に増えたシアトル系コーヒーショップなど、町名は耳慣れた感のあるシアトルですが、観光地としても大変魅力のある都市。市内中心部には、19世紀末の建物群がカフェやレストランに改装された人気スポット「パイオニアスクエア」や、市街を一望できる高さ184メートルのスペース・ニードル展望台などがあり、郊外にはマウントレーニエ、ノースカスケード、オリンピックの3つの国立公園が広がっています。カスケード山脈にある標高4392メートルの美しいレーニエ山は、シアトル市民の自慢のひとつです。
シアトルから飛行機で1時間ほど、アイダホ州との州境近くにスポケインという町があります。ここは、都市生活と自然とが共存する町。市内中心部を流れるスポケイン川の河岸には緑美しい公園が設けられ、郊外の自然の中ではカヌーやフィッシング、ラフティングやスキーなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。
ワシントン州は北海道よりも北にありますが、暖流の影響を受け、1年を通して穏やかです。湿度が低いため爽やかに過ごすことができます。 |
■人工: |
597万4,900人(2005年) |
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■面積: |
172,263km2 |
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■日本との時差: |
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−17時間(サマータイム時は−16時間) |
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