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高校留学インタビュー

ロシア人のホストファミリーと本当の家族のように過ごしています


留学期間:2003年4月〜2005年12月
留学先:Macleod College(オーストラリア・メルボルン)

2003年4月から、オーストラリア、メルボルンにあるマックレアード高校(Macleod College)に留学。2005年12月卒業。卒業後、オーストラリアの大学へ進学。

池田さんが留学したワーナンブールを特集!


ワーナンブールで友達と。海も近いのでサーフィンにも挑戦


グレートオーシャンロードの前で(家族旅行)


ホームステイ先からみた家のまわり
Q:高校について
A
:私が通うBrauer高校は、ワーナンブールというメルボルンの中心から約300キロ離れた街にあります。メルボルンのような大都会と比べると田舎ですが、海が美しく、緑の多い環境の中で過ごしています。学校はとても広く、敷地内にあるドライビング・ロードで車の免許が取れてしまうほどです。ほかには、サッカーグラウンド、バスケットコート、体育館、ジムにムービーシアターなどがそろっています。学校の敷地がとても広いので、最初は授業ごとの移動で迷ってしまいました。校舎の脇には、コモンルームという11年生と12年生の部屋があり、同じ学年の生徒と仲良くなりやすい環境になっています。お昼休みには、そのコモンルームの前にあるコートで友だちとバスケットボールをしています。学校までの通学は、毎朝ホストマザーが学校まで送ってくれます。家から学校までは歩いて10分ほどなのですが、ちょうど、ホストマザーが仕事に行く際の通り道なので、私と、ホストシスター、ブラザーで毎日一緒に車に乗って学校まで行きます。学校が終わると、近所に住んでいる学校の友だちと家まで歩いて帰ります。

Q:勉強について
A
:学校の科目を選択する際に、私は数学や理科があまり好きではないので、なるべく体育や家庭科などの体を動かしたり、何かを作ったりする授業を選びました。今までに、天文学、日本語、心理学、写真、サーフ・スイム・パドル、体育などを取りました。今は11年生の体育の授業で、筋肉や骨組みについて勉強しています。内容はそれほど難しくはないのですが、各部の名前を、スペルミスもなく覚えることはとても大変に感じます。体育の授業では、近くの海でサーフィンをすることもあります。実は、サーフィンはオーストラリアに来るまでやったことがなく、初めのうちは、まったく興味もなかったのですが、今では大好きになり、冬でも海に行ってサーフィンをしたほどです。サーフィンのほかに、最近はセーリングといって、ヨットの授業もありました。体育のほかに好きな科目は写真です。写真を撮る楽しみはもちろんですが、撮った写真を自分で暗室で現像し、出来上がるまでの過程がとてもおもしろいです。自分で撮った写真のサイズを好きなように変えてみたり、写真を撮った後も楽しむことができます。それから、家庭科の調理自習も好きな授業の一つです。お菓子や食事を作ります。現在、取っている調理自習の授業は、肉について勉強しています。各グループに分かれて、焼く、揚げる、炒めるなど色々な種類の肉の調理方法を試して、見た目を比べたり、栄養分の違いなどを学びます。昨年は、1日に2つも調理実習の授業があったので、その日は、1日中お腹がいっぱいになってしまいました。
 授業中はみんな真剣で、とても静かです。日本の学校のように、授業中に大声を出したり、寝ていたり、違うことをしているという生徒はいません。昨年、私は10年生にいたのですが、今年の11年生の学年は、勉強も大変なので、みんな、真剣に授業にのぞんでいます。でも、たまに女の子たちは、先生に隠れて手紙を交換したり、ヒソヒソ話をしていることもあるので、そういう部分は全世界共通なのかな、と思います。ESLの授業では、ビデオを見てそれについての論文を書きます。体育の授業は、体を動かしてスポーツをする、という授業もありますが、テストもあります。授業中、生徒は、答えが分かると、「私が!私が!」と、手を挙げて発言したがります。反対に、先生の説明を聞いても分からないときは、「分かりません」と、はっきり言います。私は、分からないことがたくさんあったので、放課後やランチタイムに先生に個別に教えてもらったり、友だちに聞いたりしました。私の学校では、質問や分からないことがあれば、ランチタイムに先生が1対1で教えてくれるので、どんどん聞いています。ランチタイムは、授業で分からなかったことを先生に個別に聞きに行くことができるので、大いに活用しています。そのほかは、友だちとバスケットボールをしたり、おしゃべりをして過ごしています。キャンティーンという購買部のようなところへお菓子やジュースを買いにいったり、朝にランチを作る時間がなかった日は、そこでパイやソーセージロールなどのランチを買ったりもします。それから、私の学校では日本語の授業があるので、先生の授業の手伝いをすることもあります。日本語を勉強している生徒と日本語で会話をして、スピーキングの練習を手伝っています。

Q:友達について
A
:学校に入ってすぐに、バスケットボールのチームに誘われ、毎週月曜日の夜に試合をしていたので、その中で友だちを作ることができました。それから、学校内でランチタイムなどに色々な生徒とおしゃべりをして仲良くなりました。英語が分からないときは、「分からない」と言うと、友だちが教えてくれます。「自分の勉強になるから」と、教えてくれた子もいました。週末は、友だちの家で開くパーティに誘われたり、お泊り会を開いたり、と学校外でも遊んでいます。週末に誰かの家で開かれるパーティでは、みんなで音楽をかけて踊ったり、おしゃべりしたり、とみんなの交流の場になっています。私の学校は、海外からの生徒も多く、学年も6学年あるので、年齢や国籍に関係なく、幅広い友だちを作ることができます。今、私が仲良くしているのは、家族でスーダンから移住してきた女の子と、ロシア人の女の子、そして韓国人の男の子など、生徒は本当に世界中から集まっています。そして、最初の2学年(Year7と8)では、生徒全員が日本語の授業を履修しなければならないので、日本語を話せる生徒がたくさんいます。生徒たちが気軽に「こんにちは」と、日本語で話しかけてくれます。

Q:課外活動について
A
:日本でバスケットボールをしていたので、友だちに誘われてチームに入りました。毎週月曜日の夕方に1時間ほど試合をしていました。今年からは、学校で仲の良い友だちと、バレーボールクラブに参加しています。私たちはみんな初心者だったのですが、クラブの中で上手な子たちが、教えてくれます。最初は、遊び半分でやっていましたが、最近では練習にも集中して、がんばっています。日本と同じようにパスやサーブ、アタックやレシーブなど一通り練習します。まだ、試合に出場したことはないのですが、今度メルボルンまでビーチバレーの試合に出場するために行くことになったので楽しみです。

Q:お勧めの場所
A
:学校に入ってすぐに、バス  オーストラリアの観光名所である「グレートオーシャンロード」という海岸沿いの道は、言葉が出ないほどきれいです。いつもテレビや写真で見ていた光景を、自分の目で間近に見たときは、とても感動しました。それから、私のお気に入りのお店は、ターゲットという名前の大型のスーパーマーケットです。洋服からお菓子、化粧品、CDなど何でもそろっているので、お店に行って見ているだけで楽しいです。

Q:ホストファミリーについて
A
:私の大好きなホストファミリーは、ホストファザー、マザー、そして子どもが2人、ホストシスターとホストブラザー、それに、犬と猫が一匹ずついます。夫婦はロシア人なので、子どもたちも英語のほかにロシア語を話します。ホストファザーは学校でコンピューターを教えたり、プログラマーとしても働いています。私のコンピューターが不調だったときもちょっと見ただけで直ってしまいました。芸術家のホストマザーは自分で絵を描いたり、アートギャラリーやスーパーマーケットで働いています。ホストシスターは私と同じ学年ですが、学校ではあまり一緒にいません。でも、家に帰ると色々なことを話します。日本語を勉強しているので、とても日本語が上手です。私が住んでいるホストファミリーの家は、学校の近くの住宅地にあります。ホストブラザーが体操を習っているので、裏庭に大きな鉄棒があります。庭にはBBQセットがあり、夏はよくBBQをします。私の部屋には、クローゼット、机、棚、ベッドなどが一通りあります。
 毎日の食事は、ロシア料理が多く、とてもおいしいです。ホストファザーは、チキンよりもビーフが好きなので、ビーフが出ることが多いです。それからパンケーキにチョコやミルクをかけたものや、パンケーキの生地にキャベツやにんじんなどの野菜が入っているロシアの料理なども出ます。ローストチキンやローストラムも食べます。
 みんなとても親切でみんな仲良しです。一緒に買い物に行ったり、犬の散歩に行ったり、みんなで映画を見たり、と家族のように過ごしています。ホストファザーとマザーは、仕事で忙しいので、私も含めて子どもたちで協力して家事をします。例えば、私が食器を洗って、ホストシスターが拭いて、ホストブラザーが棚にしまう、などみんなで楽しくやっています。それから、洗濯物を干したり、たたんだり、なるべくできることは手伝うようにしています。しかし、芝刈りだけは、男の人の仕事らしく、ホストファザーとブラザーがします。ホストシスターやブラザーが日本語を勉強していて、私も彼らからロシア語を習っているので、ホストファザーが毎週月曜日は日本語、毎週火曜日はロシア語で話そう!と提案するなど、家族みんなで毎日にぎやかに過ごしています。

〜高校留学ニューズレターVOL.37掲載〜

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