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高校留学インタビュー

学校の友だちとバンドを組んでいます


留学期間:2005年4月〜2006年12月
留学先:Tamatea High School (ニュージーランド・ネイピア)
2005年4月からニュージーランド、ネイピアにあるタマテア高校(Tamatea High School)に留学。2006年12月に卒業。卒業後は日本の美大に進学。


東京担当カウンセラーと


ネイピアの海
Q:あなたの学校環境について教えて下さい。
A:ニュージーランドのネイピアにあるタマテア高校に通っています。タマテア高校は留学生がそんなに多くはなく、町も小規模です。周辺には住宅街、そして大きな公園がありますが、はじめは、街と住宅街がしっかり区分けされていることに驚きました。また、小さい町なのでちょっと出かけようと思っても、街のショッピングモールまで徒歩で40分ほどかかります。運動も兼ねてよく行っていましたね。

Q:通学時間・方法を教えて下さい。
A:徒歩で30分ほどかけて通っています。途中大きな公園の中を通るのですが、緑が広がっていて景色がとてもきれいなところです。あまりにきれいでゆっくり歩いてしまうので15分かかるところを30分かけて今日気持ちよく学校へ通っています。

Q:今までにどんな科目を履修していますか? 宿題などについても教えて下さい。
A:美術、写真、音楽、ESOL、保健体育、数学、体育を履修しています。将来「造る」仕事をしたいと思っているので、美術、写真などを中心に勉強しています。美術、写真では技術を学び、そこから自分の作品に応用し、時間をかけて造っていくという形で授業が進められます。写真は自分で現像するので、奥が深くて楽しいです。音楽では自分で演奏したり、論理を学んだり、曲を作っています。ESOLでは、課題が出され、その都度分からないところを聞きに行くという形で進められます。保健体育では幼稚園に行っての教育実習など実践的な授業が多くまたレポートなどが多くある授業なので、履修している科目の中では大変なほうです。数学は宿題が多く、文章問題などではついていくのが大変ですが友達と楽しくやっています。

Q:好きな科目について話して下さい。
A:好きな科目は、美術と写真のクラス。日本のように課題が決まっているわけではなく、自由に好きな作品が作れますし一つの作品に時間をかけるところが特徴です。また、先生がとても良くて、色々な技法などを丁寧に教えてくれます。それを応用して自分の作品が作れる流れが気に入っています。写真は撮り方や現像の仕方一つで雰囲気も変わってくるので本当に興味深いです。良い写真が撮れたときは、本当に嬉しいですね。

Q:授業の進め方、雰囲気について教えて下さい。
A:授業は課題が渡され、分からなかったら聞くという形式で行われることが多いです。また基本的に実践的な授業が多く、特に保健体育はキャンプに行ったり幼稚園に行ったりして実際に体験をしながら学びます。人数が少ないクラスは他学年も混ざって行うこともありますね。
日本ではクラス全体の雰囲気で授業が進められますが、ニュージーランドは個人のペースで行うのが特徴です。でもやる気がなければ先生も構ってくれないため、やる気がとても大切です。また宿題も日本よりは多いと思います。地道に英語の単語を調べるなど、こつこつやっていくことが大事です!

Q:授業の雰囲気は、どんな感じですか?あなたの授業態度は?
A:とにかく自分から積極的に授業に参加しないとついて行けなくなります。僕は数学などの分からないところは、全て友達や先生に質問するようにしています。また、授業に積極的に参加する人は、とても真面目にやっていますね。中には、後ろの席に座って授業にあまり参加しない人もいるので、真面目な人と不真面目な人とではっきり分かれていると感じます。

Q:クラスメイトとは、どのように交流を深めていますか?
A:主に、授業の合間の休み時間にクラスメイトと交流を深めています。いろいろおしゃべりをしたり、時々はしゃぎすぎてイタズラをしたりすることもあります。また、バンド仲間や、昼休みにスポーツをしているグループに入れてもらうなどして、音楽やスポーツを通じて交流もしていますね。僕は自分の中で、学校では日本人の友達とはあまりいないようにと決めています。自分から積極的にどんどんクラスメイトの中に入っていって会話に参加することが仲良くなる秘訣だと思いますよ。

Q:あなたの学校の好きなところや自慢できるところがあれば、教えて下さい。
A:タマテア高校は、芸術系に力を入れていて特に音楽が優秀だと思います。生徒の中には、才能と実力を持ち合わせている人たちもたくさんいます。そして先生は親切で質問するときちんと答えてくれるため、生徒にとって勉強しやすく、過ごしやすい環境が整えられていると思います。また、生徒も友好的な人が多いので、楽しく過ごせていますよ。

Q:参加している部活、または、地域のスポーツ・ボランティア活動について、その活動内容などを教えて下さい。
A:夏期は、グラスホッケーのチームに参加していました。強いチームというわけではなかったのですが、友達がたくさん出来て楽しかったです。週1回練習して、週1回試合があるというかんじでした。ゲームはとても熱く、点数を入れたときはかなり盛り上がります!
また、学校の友達とバンドを組んでいます。オリジナルの曲を作って週2回学校で練習し、休暇中はメンバーみんなで集まり、場所を借りて練習しています。ライブは、学校集会や校内のタレントクエストなどでしましたが、スクールマガジンにも載りました。今学期は、更にスポーツに力を入れ、バンドももっと良い曲を作って、ライブをしたいと思っています。

Q:その活動に参加した理由や選んだ経緯を教えて下さい。
A:グラスホッケーは、友達の留学生の誘いで練習に参加してから、いつの間にかチームに入って、ゲームにも参加できるようになりチームの輪にもうまく入れました。また、バンドとの出会いは、学校で組まれるコンサートバンドの練習にギターとして参加した時からです。今のメンバーが二人目のギターを探していて、彼らのバンドに入らないかと誘われました。丁度自分もバンドをしたいと考えていたのでラッキーでしたね。

Q:ホームステイ先の家族構成は?
A:お父さん、お母さん、娘さんと息子さんの4人家族で、息子さんは今、一緒に住んでいません。
大きな部屋を貸して下さって、必要な物(CDラジカセなど)は揃えてくれているので、とても満足しています。とても良い人たちで、旅行や魚釣りなどに連れていってくれたりもします。また、週末はホストの友達が集まってラグビー観戦するなど、そのたびに友達がどんどん増えていくというような環境で、とても満足なホームステイをさせてもらっていると思います。まさに、本当の家族のようにお世話になっています。

Q:ホストファミリーとは、普段どのように接していますか?
A:ホストは、本当の息子のように接してくれていますね。僕に対して怒るときは怒るし、逆に、僕も意見があるときは意見したり、たまに口喧嘩したりもします。それだけホストも責任をもって僕を受け入れているのだと思います。また、楽しむところは家族みんなで楽しみます。冗談などを混ぜながら話をしたり、みんなでテレビを見たりしているときは本当の家族のようです。とっても気さくな家族なので、ホームステイに入った初日から積極的に会話するように心がけ、リビングにできるだけ長くいるようにしたことがよかったと思います。最近はリビングでみんながくつろいでいる時間にお茶を作るのが僕の仕事になっています。みんなでお茶を飲みながらテレビを見てリラックスしていることが多いです。

Q:普段の朝食や夕食の献立は?また、食事の手伝いはしますか?
A:朝食はシリアルです。夕食は、お母さんが色々な料理を作ってくれますが、中でもお気に入りはフライドライスです。また、ニュージーランドでは具材はなんでも揃います。日本食なども少し高いですが手に入るので、うな重やから揚げなども作れば食べられます!現地特有の料理は、フィッシュアンドチップスです。ファストフードですが、週末などの休みの日に出てきます。油で揚げた白身魚とチップスですが、なかなか美味しく手軽なのでよく食卓にも出てきますよ。
食事の手伝いはあまりしません(笑)。この前みんなにそうめんを作ったらホストはあまり口に合わなかったみたいですね。特に具材もないものなので、なんとなく寂しかったのかもしれません。

Q:家事やお手伝いはやっていますか?どんなことですか?
A:もちろん、自分の部屋掃除はしています!お手伝いは基本的に洗浄器の中の食器を戸棚に戻すことですかね。洗った後の食器がそのまま放置されていることがあるので、気がついたら必ずやります。
また、ホストから頼まれたことはだいたいしています。引っ越しの手伝いや庭掃除などもしました。家の手伝いをすることによって、ホストとのコミュニケーションがとりやすくなります。ホストとの関係を良くするためにも、部屋に閉じこもらずに積極的にお手伝いすることはとても大事ですね。

〜高校留学ニューズレターVOL.40掲載〜

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