エアライン業界を知り、自信をつけるために留学。
帰国後、すぐに内定を獲得しました
参加コース:エアライン留学プログラム(カナダ9ヶ月コース)
留学期間:2010年4月〜2010年12月
インターン先:バンクーバー国際空港
1987年生まれ、東京都出身。青山学院大学(考古学専攻)卒業後、すぐにエアラインプログラムに参加。語学学校では、トーキングコンテストに参加して優勝した。インターン先はバンクーバー国際空港。帰国後、AIR DO(北海道国際航空)のCAに内定。
憧れだけでなく、飛行機の怖さも学びました
同期と一緒にインターンシップ中に飛行機の中を見学。機長さんにとても優しく案内していただきました
インターン最終日にスタッフの方たちと。私たちの夢を応援してくれて、私たちのために泣いてくれて嬉しかったです
語学学校のクラスメイトと先生と、放課後に公園へ。みんな笑顔で大好きな一枚です
フィットネスクラスに行っていた時に友達と撮った1枚。年齢はバラバラだけれど、みんな仲良し!
ホストファミリーにカヤックに連れて行ってもらいました。天気も良く、波も気持ちよかったです
スキューバダイビングのライセンス取得のために、海で実践レッスンをしているところ。イガイガ頭のフードをつけている人はインストラクターです(笑)
ロッキーマウンテンにて。お気に入りの一枚です
インターンシップの同期と一緒に東京ディズニーランドへ。今もとても仲良しです
Q:AIP留学をしようと決意したきっかけは何だったのでしょうか。
A:幼稚園の頃から客室乗務員になるのが夢でした。最初はただの憧れでしたが、企業研究をしていく中で、空の上という特別な空間である機内でお客様の思い出作りをお手伝いすることができるという点、そしてお客様の命をお守りするという点に、他の接客業にはないやりがいを感じました。
大学3年生の時からエアラインに絞って就職活動をしていたのですが、上手くいかずに自信を失う一方でした。「このままではきっと受からない。自分にもっと自信をつけたい」という思いで、留学することを決めました。
Q:留学中、最も役に立った授業は何でしたか?
A:たくさんありますが、中でもカスタマーサービスの学校での「Emergency」の授業が印象的です。元エアカナダCAの先生が飛行機事故の映像を見せながら、非常事態の時のCAの行動や飛行機の怖さを教えてくださいました。ちゃんと理解してほしいという先生の思いからか、この授業は何回も行われました。CAを目指しながらも、私はそれまであまり飛行機事故などの怖さに目を向けないようにしていました。しかし、この授業を受けたことで、CAの仕事で一番大切なことはお客様の命をお守りすることなのだと実感したとともに、飛行機の持つマイナス面もきちんと理解した上で試験に臨むことができました。採用試験で「飛行機は怖くないか?」と質問をされた時にも、この授業の内容を踏まえて、自分の考えを話すことができました。
Q:インターン先と具体的な仕事内容を教えてください。
A:バンクーバー国際空港でインターンを体験しました。仕事内容は、カウンター前やゲート内での業務で、具体的にはカウンターの準備、各カウンター(エコノミークラス、ビジネスクラス、Webチェックイン)へご案内や空港に到着されたお客様のお出迎え、通訳、お客様対応やアナウンス、パスポートと搭乗券のチェック、ご搭乗の整列などをしました。
Q:空港でのインターンで得たものはどんなことでしたか?
A:一緒に働くさまざまな国籍のスタッフ方とのコミュニケーション力です。私たちはスタッフの方たちとの距離を縮めるために、あいさつはもちろんのこと、仕事後も休憩室で団欒したり、プライベートでも一緒に食事に行くなど、積極的にコミュニケーションをとるようにしました。
そうすることで、何か仕事中に聞きたいことがあった時は聞きやすかったですし、遠くにいてもアイコンタクトで動くことができたりと、普段からのコミュニケーションが働きやすい環境を作ることにも気付きました。
Q:インターンでの印象的なできごとを教えてください。
A:インターンシップが始まってまだ間もない頃、ある失敗をしてしまいました。ゲート内で作業をする際、私たちインターンシップ生は「Bパス」というカードを持つことが義務付けられており、その時はスタッフの方と離れてはいけないという決まりがありました。
その日、私はお客様を飛行機の出口前でお迎えしていたのですが、スタッフの方に「この方をご案内して」と言われました。お客様をご案内することで頭がいっぱいだった私は、その年配の女性を入国審査までご案内しました。そこにスタッフの方がゴルフカートに乗って現れ、「1人で動いてはいけないことは知ってるでしょ!」と怒りながら去っていってしまいました。私は1人で動いてはいけないという規則を破った上に、ゴルフカートで移動できるファミリーサービスのお客様を歩かせてしまったのです。頭が真っ白になり、横にいたお客様に謝りました。すると、その方は「なんで謝まるの! あなたとお話ができて、楽しかったからいいの。ちょっとゴルフカートには乗ってみたかったけどね!」と笑って言ってくださいました。その後、スタッフの方に迷惑をかけたことを謝ると「お客様と向き合った姿勢を大切にするように。今度からは気をつけてね」と言ってくださいました。自分の行動の軽率さを反省すると同時に、皆さんの温かさとお客様と一生懸命向き合う姿勢の大切さを学んだ印象深い経験でした。
Q:留学、インターン体験によって自分自身に変化がありましたか?
A:留学中にいろいろなことにチャレンジしたことで、自信がつきました。語学学校では「1か月に何人のネイティブスピーカーと話すことができるか」というトーキングコンテストで、350人に話しかけ、1位を獲得しました。また、カナディアンに混ざってスキューバーダイビングの資格を取ったり、 ジムのフィットネスクラスに毎週参加して友達をたくさん作りました。インターンが始まってからは、車いすを使うお客様が多かったので、そのサポートがしたいと思い、インターンが終わった午後の時間を利用して老人ホームでのボランティアにも参加しました。最初のうちは、言葉がうまく伝わらないことや、新しいことに挑戦することを恐れて、一歩踏み出すことを躊躇うこともありましたが、一つ一つ乗り越えていくことで、自分への自信につなげることができました。
Q:就職活動はいつ頃からどのように行いましたか。
A:カナダにいる時から、エアラインの募集は毎日チェックしていました。帰国の2か月程前にエアドゥの募集を知ったので、エントリーシートをカナダから送りました。エントリーシート作成のための企業研究には、インターネットを使ったり、エージェントオフィスに行って業界誌を見るなどしました。面接に備え、印象的だった出来事などを毎日ノートにまとめておき、留学経験やインターンでの経験を話せるようにしておきました。
日本に戻ってからは、面接までの間に、新卒時代に通っていたエアラインスクールで合格者レポートを見て、質問内容や傾向をチェックし、自分の意見を頭の中で繰り返し繰り返し考えてまとめました。
Q:エアドゥの内定獲得までの経緯を教えて下さい。
A:一次試験のエントリーシート通過後、二次試験の面接を受けました。グループ面接の他に国語・算数・英語の筆記試験を受ました。三次試験はグループ面接で、ここで待遇説明も受けました。その後、電話で内定通知をいただきました。
Q:面接で聞かれた質問の中で、どんなことが印象に残っていますか?
A:「数ある航空会社の中で、なぜエアドゥを選んだのか」と何度も聞かれました。最終面接では「あなたは何ができるか」と、細かく突っ込んで聞かれたのが印象的でした。一番困ったのは「もしエアドゥの機内サービスが全て有料化になっても、あなたはうちの会社の客室乗務員として魅力を感じますか?」という質問です。答える順番が最初だった上に、答えがすぐに浮かばなかった私は、正直に「このような質問がされるとは思わなかったので、少し動揺しているのですが」と言い、「もし有料化になっても、お客様は御社を選んで乗ってくださっているので、精一杯お客様に接したいと思います」と伝えました。最終面接でインターンシップについて触れ「一番印象的だったことは?」「どんな内容だったの?」などと聞かれました。
Q:エアドゥを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
A:私の性格や長所を活かせる会社だと思ったからです。エアドゥは新規の航空会社であり、創立当時から、とてもチャレンジ精神を持った会社であると思っています。そこに私のチャレンジ精神を活かし、新規航空会社だからこそできることをして、一緒に成長していきたいと思いました。
エアドゥを受ける人は「企業研究をするうちに、選考が進むうちに、ますますエアドゥに入りたくなる」と、よく言います。私も、エアドゥのスタッフの方たちがとても仲良く、いい雰囲気の中で働いていることを知り、受験していく中でその気持ちを強くしていった1人です。
Q:AIP留学は就職に有利だと思いましたか?
A:有利かどうかはわかりませんが、ためになったのは間違いありません。AIP留学によって、エアライン業界を知ることができましたし、インターンでの印象深い出来事を面接で話すことができました。エントリーシートの内容をもとに面接が進められていく時は、必ずエアライン業界でのインターンシップについて聞かれると思いますし、面接官の方々も興味深く聞いてくださいました。
Q:留学時代の同期生の人たちとは現在でも交流がありますか?
A:とてもあります(笑)。インターンシップ同期の3人とは、留学していた時からとても仲が良かったのですが、帰国後もディズニーランドや羽田空港見学、カラオケ、食事など、さまざまなところに行っています。みんなエアラインを受験しているので、会った時は情報交換したり、募集が出たら教え合ったり、合否に関係なく受験結果を報告し、喜びも悔しさも一緒に分け合っています。みんなに出会えて本当によかったと思います。たくさんのことを一緒に乗り越え、感じたことを共有して、留学中も帰ってからも、何回も支えられました。本当に感謝しています。みんな大好きです。
Q:ICCのサポートはいかがでしたか?
A:現地のカウンセラーの方は、何か相談がある時はすぐ時間をとって相談に乗ってくださいました。また、定期的に同じプログラムの留学生とオフィスで集まる機会を作ってくださったりしました。スタッフの方はみんなとても親切で、フレンドリーだったので、とても安心しました。ホストファミリーの選択も最高でした!
東京では、留学前に学校のことやホストファミリーのことなどを詳しく説明してださり、学校に提出する書類作りなども手伝ってくださいました。留学中も東京のスタッフの方が学校やホームステイ先に来てくださって「ちゃんと学生が生活している環境を見てくれているんだな」と心強かったです。内定が決まった時も現地オフィス、東京オフィスの方々がとても喜んでくれ、ありがたいなと思いました。
Q:今後の仕事の目標、将来の夢を教えてください。
A:目標は「お客様が、後で思い返すようなCAになること」です。お客様の求めていることを察し、最高の笑顔で接する。そうすることで「あのサービスは良かった。またこの飛行機に乗りたいな」と思っていただけるように、精一杯努力します。先輩CAからたくさんのことを学び、いつかは私が後輩に慕われるような素敵な先輩CAになりたいです。
Q:AIP参加希望者に向けて、アドバイスをお願いします。
A:自分に自信がない方、何か自分を変えたいという方は、ぜひこのプログラムに参加することをお勧めします。留学は楽しいことばかりではありませんし、何か始めてみようとすれば言葉の壁や困難にぶつかって挫けそうになることもあります。しかし、たくさんの友達に支えられながら、それを乗り越えることで自信へとつながります。 留学期間中は、どんなことをすれば就職活動で強みとして話すことができるのかを考えて過ごすことが大切だと思いました。
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