インターン体験を通して、ワークライフバランスの重要性を実感
留学期間:2011年4月〜2012年3月
留学先:IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース
インターン先:NHS Romford(イギリス国営医療機関のファイナンス部門)
東京大学文学部卒業後、日系メガバンクにて勤務。その後、仕事を辞めてIBPに参加。留学中はNHS Romfordというイギリスの国営医療機関のファイナンス部門でインターンを体験。プログラム修了後から転職活動を始め、外資系銀行の内定を獲得した。
趣味のベリーダンスを再開し、発表会にも出ました
大好きになった街London。寮から徒歩15分の景色です
Summer Course Speaking Classの仲間
ロイヤルファミリーにも2度お目にかかれました
留学中、3回遊びに来た母と
夏はIBP同期と太陽降り注ぐクロアチアへ!
ベリーダンス発表会。学外に友達がたくさんできました
一番仲良くなったMariaを訪ね、スペインへ
インターン先のQueens Hospital
英国内もいろいろ巡りました。一番お気に入りのWhitby
アイスランドで念願のオーロラ鑑賞!
Q:仕事を辞めて、プログラムに参加しようと思った理由を教えて下さい。
A:大学卒業後、日系のメガバンクに3年間勤務していました。異動先の部署で英語が必須だったのですが、今まで英語は得意だと思っていたのにビジネスシーンで全く歯が立たず、悔しい思いをしたのがきっかけです。長期留学が長年の夢だったこともあり、資金が貯まったタイミングで決意しました。
Q:英国コースを選択した理由は?
A:幼い頃にドイツにいたのでヨーロッパに親しみを感じていたことと、大学の専攻が美術史だったため、ヨーロッパの歴史・文化に興味があったからです。
Q:日本の大学と違いを感じた点は?
A:日本の大学は大人数で聴講していれば(場合によっては出席しなくても)単位を取れますが、英国の大学は非常に自主性を重視していて、主体的に勉強していかないと難しいと思います。
Q:留学先で特に印象に残っている授業は?
A:Art & Societyです。専攻分野だったので、留学前からこの科目を取ろうと決めていました。ロンドンの美術館やギャラリーを訪れ、実物を目の前にしながら解説・意見交換ができるのは非常に贅沢だと思いました。
Q:勉強以外に熱中していたことはありますか?
A:暇を見つけてはイギリス国内外を旅行していました。国数だと16ヶ国くらいです。あとは、日本で習っていたベリーダンスを再開して、発表会に出られたのもいい思い出です。また、日本食レストランでアルバイトをしていましたが、お客様の9割が外国人だったので、電話応対等の英語力アップに役立ちました。
Q:インターン先の名称と業態を教えて下さい。
A:NHS Romfordというイギリスの国営医療機関のファイナンス部門にてインターンを体験しました。帰国後に金融機関のバックオフィスか事業会社の経理を志望していたので、このインターン先を選択しました。そこでは、病院側の帳簿とサプライヤー側の帳簿の照合・検証を担当。サプライヤーへの資料依頼や請求書発行などの業務に携わりました。
Q:インターン先で苦労したことは?
A:いきなり業務を任されたので、はじめは専門用語やシステム操作もわからず大変でした。100%英語環境なので、わからないことがあった場合も、なんとかコミュニケーションを取りながら進めていきました。サプライヤーへのメール・電話等、外部とのやりとりは緊張しましたが、次第に度胸がついてきました。
Q:働き方や仕事の進め方などで、日本との違いを感じましたか?
A:とにかく「自由」だと思いました。出社・退社時間も基本的には個人の裁量ですし、日本のような残業文化はないです。ただ、その限られた時間の中で、自分の仕事を終わらせるということを皆すごく考えていると思いました。日本のように、黙っていても誰かが気にしてくれるということはまずなく(笑)、自分で発信しなくては仕事が進まない印象も受けました。すごく忙しい部署だったので、質問事項はまず自分で調べて、それでもわからないものだけまとめて質問する、というやり方を心がけました。
Q:インターン体験によって得たものは?
A:仕事に対する意識が変わったことです。前職の働き方しか知らなかったので、ワークライフバランスの重要性を改めて感じました。それを実現するためには、何か武器になるもの=専門性を作らなくては駄目だということも感じました。自分の強みを持って、キャリアを積み上げるという意識を学ぶことができました。
Q:IBPの体験によって、自分自身が変わったと思うところはありますか?
A:仕事に対する考え方もそうですが、もっと自分の人生を楽しもうと思うようになりました。日本にいると、どうしても他の人と比べてしまったり、「こうあるべき」という無言のプレッシャーがあったりしますが、海外でそういったものを取っ払って自分を見つめ直せるというのは、非常にいい機会だったと思っています。
Q:帰国されてから現在までの経緯を教えてください。
A:ロンドンを離れるのが嫌で、他のメンバーよりかなり遅い5月中旬に帰国しました(笑)。転職活動はロンドンからインターネットで行い、帰国後すぐに面接開始というスケジュールでした。幸運にも3社から内定を頂き、7月から働き始めました。
Q:IBP留学は柳川さんにとって、どんな意味があったと思いますか?
A:留学前は仕事で行き詰っていて、本当につらい時期もありましたが、留学を経て自分らしさを再発見できたと思っています。目いっぱい勉強したり、目いっぱい遊んだり、自分のためだけに時間を使える非常に贅沢な1年間でした。自分がどんな仕事をしたいか、どういう風に生きていきたいかを真剣に考える機会でした。
Q:ICCのサポートについて感想をお聞かせください。
A:渡英前には、必要書類のサポートや英語勉強の準備など、いろいろな相談に乗って頂きました。また、現地では授業の選び方やアカデミックチュートリアル、CV添削などで、大変お世話になりました。満足な成績を取ることができたのも、論文指導のおかげだと思っています。プライベートなこともいろいろ相談させて頂きました。
Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。
A:転職先(銀行の国際人事)が決まったので、まずはそこでキャリアを積んでいきたいです。まだ始めて間もないですが自分に合っている職種だと思うので、頑張っていきたいです。転職先企業は外資系で、英語の使用頻度が高いので、引き続き英語力はキープしたいです。
Q:IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
A:社会人の方にとっては、長期留学は相当勇気のいる決断だと思います。私自身、レールから外れてしまうことや帰国後の進路をすごく心配していたのですが、全く後悔はありません。むしろこの決断をしなかったことを考えると怖いです。IBPは、主体的に動けば自分の可能性をいくらでも拡げてくれるプログラムだと思っています。
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