面接で、留学中に取り組んだことを自信を持って話し、夢だった客室乗務員の職を獲得!
留学期間:2010年9月〜2011年8月(BC43期)
留学先:IBPプログラム・ベルビューカレッジコース
インターン先:Mayflower Park(ホテル)
1989年生まれ、埼玉県出身。愛知淑徳大学3年次に休学し、IBPベルビューカレッジへ 1年間留学。その後、都心のホテルでインターンを体験。帰国後は大学に復学して就職活動をスタートし、大手航空会社の客室乗務職の内定を獲得した。
楽しいだけでなく、辛いこともいっぱい経験してこそ成長する
仲良しの友人と留学先ではまったタピオカ
大学主催のCamp Caseyで知り合った友人とバナナボート
出会ってすぐ意気投合した友人と念願のボーイングツアー
シアトルから少し離れたドイツ村
教会で知り合った友人とハイキング
Q:IBPプログラムに参加しようと思った理由を教えて下さい。
A:やるからにはとことんやる、周りとは違う貴重な経験をしたかったからです。入学時から、いつでも留学に行けるよう大学の単位を最大限に取得し、語学力を磨き、アルバイトでの資金作りに励みました。語学学校に行く留学制度や楽しいだけの留学ではなく、行くからには最大限の経験・成長をしたいと思い、学部授業とインターンシップが体験できるIBPプログラムに魅力を感じました。
Q:BCコースを選択した理由は?
A:他大学のプログラムと比べて、幅広い学部授業と少人数制スタイル、豊富なインターンシップ先が魅力的だったからです。私は英文学科専攻で、ビジネスの知識が乏しかったので、ビジネスの基礎や専攻と全く関係ない科目を受講できる点においてもBCはとても魅力的でした。
Q:1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?
A:留学での目標は3つありました。1つ目は、専攻の英語をより深く学び、成果としてTOEIC900点以上を取得すること。2つ目は、英語をツールに異文化や新たな知識を学ぶこと。3つ目は、自分に自信を持てる強みを見つけること。家族や友人に支えられ、IBPの同期や先輩に刺激をもらいながら、3つの目標を達成することができました。
Q:語学力アップのために、どんな工夫、努力をしましたか?
A:入学当時は標準レベルであり、英語が得意というレベルではありませんでしたが、留学前から最低1日1回は英語に触れる機会を作っていました。特にスピーキング力を高めるため、英語を話さざるを得ない環境を作り出すようにしました。留学してからは授業の選択を工夫し、ボランティアや学校主催のイベントに積極的に参加することで、現地での友達作りに励みました。
Q:留学して、日本の大学と違いを一番感じた点はどんなところでしたか?
A:アメリカの授業は、先生と生徒が授業を作り出しているように、生徒が先生と対等に発言します。いくら真面目に予習をしても、ノートを取っても、発言しなければそこにいないようなものです。予習は暗黙の了解で、授業で発言して初めて、授業に参加していると感じました。内気で、英語での日常会話がやっとの私にとって、最初は厳しい環境でしたが、できなくて当たり前、行動しなければ何も変えられないと前向きに考え、“1クラス1発言”を心がけました。
Q:特に印象に残っている授業はどんな内容でしたか?
A:「Client and Customer Relations」のクラスです。ディスカッションやプレゼンテーション、グループプロジェクトなど実践型が多く、アメリカのサービス業の姿を学ぶことができました。もう一つは、「Intercultural Communications」のクラス。他のクラスと比べて多国籍な学生が受講し、日本人は私1人でした。毎回異なるテーマに対してディスカッションやグループワークを行うため、多くの生徒と意見交換をして、多様な価値観に触れることができました。休日に遊びに行く仲間も多くできたクラスでした。
Q:留学中、勉強以外に心がけていたことはありますか?
A:今しかできないことをとことんやることです。念願の留学を叶え、語学力を磨くことはもちろん、それ以上に人とのつながりを大切にしました。そのきっかけは様々で、学校イベント、ボランティア、教会、家族との休日を大切にし、多くの人と関わることで異なる文化・習慣や価値観を学びました。1年という限られた時間でしたが、留学先で出会った人は貴重な存在で、今でも連絡を取り合っています。
Q:現地での滞在方法は?
A:2人暮らしのホームステイでした。ホストマザーは、15年間生徒の受け入れをしていて、初めてのホームステイに戸惑う私にゼロからしっかり教えてくれました。毎晩、世界各国の料理を作ってくれましたが、牛丼が出てきた時は感動しました。夕食後はスイーツを食べながら語り合い、時には水族館や家族イベントにも連れて行ってくれました。帰国する日に「Love you」と家族にしか言わなかった言葉をもらった時は、ハグをしながら大泣きしました。辛い時は励まし支えて、嬉しい時は一緒に喜び祝って、私にとって最高のアメリカンマザーです。
Q:インターン体験について教えてください。
A:主にフロントデスク業務でした。電話対応、チェックイン・アウト、パンフレット作りや、時にはコンシェルジュとしてお客様に情報提供も行いました。
Q:インターン中にどんな壁にぶつかりましたか。
A:毎日が試行錯誤の日々でした。特に苦労したことは電話応対です。フロントでは、宿泊されるお客様、ビジネス上のお客様、館内のスタッフまで柔軟に対応をしなければなりません。周辺のお店の閉店時間や駐車場の料金、室内の状況やお客様の車種と要求は様々でした。時には理解できず、お客様から厳しい言葉を頂いたこともありましたが、休日にホテル周辺散策やツアー参加で情報収集を行い、他スタッフとコミュニケーションを積極的に図ることで知識をつけました。忙しい中、丁寧に業務を教えてくれたマネージャーを含め、ホテルのスタッフは温かい方ばかりでした。
Q:現地の働き方や仕事の進め方についてどう思いましたか?
A:アメリカ人の働き方は、私にはとても魅力的でした。上司と部下という関係ではなく、仲間としてお互いを尊重し助け合う関係で、上司は同等の立場で部下と向き合い、職場の雰囲気は家族のような温かいものでした。また、私生活を大切にする働き方もいいなと思いました。休みの申請をする際、その理由が家族の誕生日や他州から来る友人の観光案内、コンサートのためと聞いた時はびっくりしました。
Q:インターン体験によって得たものは?
A:語学力をはじめ、度胸と積極性と忍耐力。また、自分なりの日本らしいおもてなしの答えを見つけられた気がします。何より英語をツールとして、異なるバックグラウンドを持つ方を相手に、また仲間として仕事をする上で、活躍できたことが自信に繋がりました。
Q:IBPの体験によって、自分自身が変わったと思うところはありますか?
A:多国籍な環境下で視野が広がり、何より自信を持って行動できるようになりました。 留学前は何かに取り組むたび、いつもどこか不安であと一歩の勇気が出ず、全く自分に自信が持てませんでした。しかし、この留学で培ってきた経験を通して、これからはどんな状況下でも、“行動しないで後悔するより、行動して後悔”と根気強く取り組める気がします。そして、限られたコミュニティーだけではなく、世界を舞台に挑戦していきたいと強く思っています。
Q:就職活動はいつ頃からスタートしましたか?
A:留学前の3年前期に学校主催のガイダンスには参加していました。留学後は外資系の企業も視野に入れていたので、帰国後の10月頃から自己分析を始め、就活セミナーに足を運び、社会人の方とお会いすることで意識を高めていきました。
Q:大手航空会社の客室乗務職に内定されたそうですが、その会社を選んだ決め手は何だったのでしょう?
A:小学生の頃にインドネシアに在住していたので、飛行機を利用する機会が多くあり、当時の客室乗務員の方に憧れて、その仕事をすることが夢になりました。セミナーや選考を通して出会う社員の方はとても温かい方が多く、対等な立場で学生を一人ひとり見てくださいました。また、選考を一緒に受ける学生も一緒に頑張ろうと魅力的な方ばかりでした。ありのままの自分で選考に挑めたこと、何よりこの人たちとこの会社で働きたいと強く感じたことが決め手でした。
Q:IBP体験は、内定獲得にどう役立ったとお考えですか?
A:今まで自分が取り組んできたことを、自信を持って語れたことです。面接では語学力をアピールするというより、どのような思いや目標で今まで学生生活を過ごし、留学先では何を見て、学び、得たかを話しました。自信を持つことで、自分らしさを堂々と伝えられた気がします。
Q:今、振り返って、IBP留学は西本さんにとって、どんな意味があったと思いますか?
A:人生を変えた1年間と言えるぐらい、私にとって大きなものです。喜怒哀楽、挑戦、挫折、達成と新しいことをたくさん経験し、試行錯誤しながら学ぶことが多かった1年間でした。苦労した分だけ、人は成長すると痛感した留学です。また、多国籍な環境でそれぞれの価値観、目標や夢を抱く人との出会いは、私にとって刺激的なものでした。
Q:今後の展望や将来の夢を教えてください。
A:客室乗務員として、日本のおもてなしを世界中に発信していきたいです。また、グローバルに活躍しているビジネスマンをサポートすることで、間接的に世界中に影響を与えられるような存在でありたいです。ビジネス、旅行など利用目的が異なるお客様一人ひとりに快適に過ごして頂けるよう、日本の客室乗務員の一人として温かいおもてなしを機内で届けたいと思います。
Q:IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。
A:IBPは、学部授業+企業インターンとかなりチャレンジングな留学プログラムだと思います。留学中、失敗や挫折、理想の留学とは違うと感じることもあるかもしれませんが、それ以上に、達成感や自信を得て、新しい自分に出会えるかもしれません。同じ1年を過ごすのであれば、楽しいことだけではなく、辛いこともたくさん経験する方が、何倍も成長できると私は思います。語学力や異国での生活など不安もいっぱいあると思いますが、“留学への強い思いと目標”があれば十分です。もちろん勉強や情報収集など準備をするに越したことはないですが、1番大切なことはやる気だと思います。どういう形で留学しても自分のやる気次第で、いくらでも良くも悪くも変えられます。思いっきり泣いて笑って、一瞬一瞬を大切にして頑張ってください!!
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