各客室に担当バトラーが付くリゾートホテルで
日本人ゲストリレーションを担当
インターン期間:2010年5月〜2011年4月
参加コース:アジア高級ホテル中級トレーニングコース
インターン先:Six Senses YAO NOI(プーケット)
航空業界を目指していた清水さんは、英語力と接客能力を学ぶため、専門学校卒業後にアスパイアのプログラムに参加。2010年5月からプーケットのSix Senses YAO NOIにてインターンを開始した。現在は英会話学校の営業職で仕事をしながら、航空業界への就職活動を行っている。
インターン体験で「忍耐力」が身に付きました
コムローイというタイの伝統的なもの。願いをこめて空に飛ばします
フロントオフィス。毎日この手前の椅子に座り仕事をしていました/p>
マングローブ植林活動
最高級のお部屋「ヒルトップ」からの眺めをバックに
Q:航空業界を目指した理由を教えてください。
A:飛行機はさまざまな方が利用します。家族を残して単身赴任に行く人、遠距離恋愛の恋人に会いに行く人、旅に出る人など、さまざまな状況の方にお会いできる仕事だと思ったからです。
Q:プログラム参加前、英語に自信はありましたか?
A:独学でかなりの努力をしたので少しだけ自信はありましたが、長期留学などの経験がなかったため、仕事で使うレベルではないことは実感していて、不安でした。
Q:インターンプログラムに参加した動機は?
A:高校生ぐらいから漠然と海外で働くことへ憧れがあって、若いうちにいろんな経験をしたいと思い、参加しました。プーケットのホテルをインターン先に選んだのは、何度かタイを旅行してとても気に入ったのと、タイ国際航空で働きたいと思ったので、タイのホテルで働いて経験を積むことが少しでも就職活動の役に立てば、と思ったからです。
Q:インターン先のホテルの特徴を教えてください。
A:プーケット近くの小さな島にあり、大きなジャングルの中にあるような、とーっても広いリゾートホテルです。一軒一軒が離れているヴィラタイプで、木の素材を生かし、エコを徹底した自然と共存しているような客室。丘の上にある最高級の部屋からの眺めは言葉が出ないくらい素敵です。このホテルでは、各部屋に担当バトラーが付いてゲストをお世話します。
Q:インターン先での具体的な仕事内容を教えてください。
A:日本人ゲストリレーションとして、主に日本のお客様のお世話全般をしていました。タイ人のバトラーが専属で付きますが、私もバトラーのような感じでレストランの予約、リゾート内の案内やお部屋の設備の説明など、チェックアウトまで付きっきりでお客様の様々なご要望にお答えします。時にはベビーシッターをすることもあります。
日本のお客様はあまり多くないので、普段はタイ人スタッフと同様に、他国のお客様のチェックアウトや外貨両替、ボートや車の手配、アクティビティの案内や内線&外線の電話対応など、フロントスタッフとしての仕事もとても忙しかったです。
Q:仕事で心がけていたことは?
A:英語が苦手な日本人のお客様は、レストランなど私のいない場所で何か不都合が起きると心の中に溜めてしまう場合が多いので、こまめにコミュニケーションを取るようにしていました。また日本人スタッフは私だけで周りは全員タイ人だったので、意思の伝達に誤解がないように、完全に相手が理解してくれるまで何回も話すように心がけました。
Q:インターン中、壁にぶつかったことは?
A:日本人のお客様が求めるサービスに応えきれなかったことがありました。お客様は、日本人スタッフがいるので日本と同じサービスを期待されますが、私1人ではこなせる仕事に限界がありました。タイ人スタッフは日本人ほど真面目に働くわけではないので、思うように仕事ができずに苦労しました。そのことに関して、タイ人スタッフと意見の言い合いをしたりして、つらい日々が続いたことを覚えています。
Q:インターンでの失敗談や印象的なエピソードを教えてください。
A:失敗談はありすぎて思い出せませんので(笑)、うれしかったことをお話しします。まだまだ未熟で至らない点が多い私に、日本のお客様がディナーに誘ってくださったり、お手紙やプレゼントをくださったことがありました。そういう瞬間に、それまでのつらい仕事も忘れて本当にやりがいを感じたし、とても幸せでした。
Q:英語での接客に自信がついたのは、どんな時でしたか?
A:タイにいらっしゃる前にハネムーンで日本へ行かれたイタリア人ご夫婦に出会い、日本の話で盛り上がり、その後も何度か会話を楽しめた時は、自信がつきました。
Q:インターン先の同僚とは、どんな交流がありましたか?
A:早番の時には、一緒にご飯を食べに行ったり、ビーチで遊びました。連休が取れた時は、プーケットへ泊まりに行ったりもしました。ホテルのスタッフのスポーツ大会などもあり、違う部署の人たちとも交流がありましたし、唯一の日本人だったので、200名ほどいるスタッフ全員が私のことを知っていて、みんなとてもよくしてくれました。
Q:仕事以外では、どんな風に生活を楽しみましたか?
A:とても仕事がきつかったので、とにかく休みを充実させました。行きつけのレストランで食事をしたり、ビーチでのんびり読書をするときもあれば、プーケットの繁華街へ繰り出して思いっきり楽しむ日もありました。おかげで帰国した時には真っ黒に日焼けしていました(笑)。
Q:インターン体験で得たものは?
A:たーっくさんありますが、一番は忍耐力です。どんなにつらくても大変でも頑張るしかないという状況だったので、弱音を吐く余裕もなく毎日必死でした。そういった中で過ごしていたので、今でも多少のことではへこたれません(笑)。また、住むことによってタイの文化も深く知ることができました。お祭りに参加してタイの伝統を知り、より世界が広がりこれからもっといろんな国のことを知りたいと思うようになりました。
Q:現在のお仕事は?
A:地元の名古屋で英会話の営業をしていますが、航空業界への夢はあきらめていません。働きながら外資系エアラインに挑戦して、世界中を飛び回りたいです。いつかは日本のどこかに外国人用のゲストハウスを経営し、日本の素晴らしさを伝えたいと思います。
Q:ホテルインターン参加希望者に向けて、アドバイスをお願いします。
A:まずは一歩踏み出す勇気が大切です。私もホテルで働いた経験もなく、プログラムに参加しました。不安は必ず誰にでもありますが、一歩を踏み出すだけで、その向こうにはとても素晴らしい体験が待っています。少しの勇気だけで人生が大きく変わるチャンスなので、ぜひ一人でも多くの方に体験していただきたいです!
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