オーストラリア高校留学プログラム

「個人と組織の可能性の最大化」がミッション
自分の可能性を最大化するよう、常に挑戦し続けたい

参加コース:オーストラリア高校留学プログラム
留学先:エルウッド高校(メルボルン)

日本の高校から1997年4月オーストラリア・メルボルンにあるエルウッド高校(Elwood College)に高校留学、卒業後は南山大学・総合政策学部に進学。社会人経験を経て、2012年に新卒採用コンサルティング業務で起業、コンサルタント・経営者として活躍中。 (株)マキシマイズ 代表


ワクワクするなら、難しく考えずに積極的にチャレンジ

Q:社会人経験を経て起業を目指されたのは、いつごろ、どのようなきっかけですか?

A:昔から漠然と「社長」というものに憧れていたのだと思います。小学校の時に1人ホームセンターで「社長室」っていうステッカーを買ってきて自分の部屋のドアに貼っていたのを起業してから思い出しましたが、その頃から漠然と思っていたのだと思います(笑) 漠然としたものが明確になってきたのは、会社で幅広く仕事をやらせてもらって、ゼロからイチを生み出す企画や事業計画をやらせてもらって段々結果が出るようになってからです。 起業の決断をしたのは、私が関わる「働く」という事業フィールドが今大きな変革期であると感じたためです。新卒一括採用、グローバル人財、終身雇用、組織から個人へなど、「働く」ということに対しての変革テーマが多くあります。今が挑戦の時だと感じたからです。

Q:現在のお仕事内容について教えてください。

A:企業の採用や社員育成のコンサルティング、学生の就職活動の支援、大学のキャリア支援のお手伝いなど、企業・学生・大学、3方の間に立ち「働く、育成」というテーマに関わる事業を始めたばかりです。(2012年3月に起業したばかりです) 会社のミッションとしては、個人と組織の可能性の最大化、人財価値最大化の変革!を掲げて、それを成すことを目指しています。具体的には、企業が求めるグローバル人財の採用支援(留学生、日本人)や、新卒一括採用からリクルーター採用やリファーラル採用*へ変革する事業などを進めています。

Q:進学先の大学、専攻はどのように決めましたか?

A:「総合政策学部」という学部があることを知り、日本に帰ってその学部で学びたいと思いました。 総合政策学部に興味を持った理由は、一つの学問を深く勉強していく、というよりも、社会学系学問を幅広く学び複合的な目線で考え、行動できる人財を創るという発想で出来たと知ったためです。 ちょうどその時、ケネディ大統領を褒め称える本と、チェ・ゲバラを褒め称える本を読んでいて、視点と立場が変わるだけで、同じ事象でもこれだけ見え方が変わるんだなぁということに興味がありました。きっとこれは全てのことでそうで、幅広く、複眼的なアプローチが物事を正確に捉えるには必要だと感じていました。という理由で、「総合政策学部」を選びました。 南山大学にした理由は、新設学部ということで一期生募集だったことにワクワクしたからです。

Q:大学ではどんなことを学びましたか?

A:学部の特性を活用して、幅広くいろいろ学びました。会計学、国際関係論、政治学、行政学、民法、憲法、社会学などなど。ゼミは安全保障についてなどを学ぶゼミで、卒論は日米安全保障についてでした。 勉強以外では、新設学部、新設キャンパスでしたので、友達とサッカーサークルをゼロから立ち上げて、キャプテンもしました。その時の経験、チームを創り上げていく過程での経験が、実は今にすごく繋がっているかもしれません(笑)

Q:どんなきっかけから高校留学をしようと思いましたか?

A:高校時代、自分が本気になれるものがなんだか分からなくて、悶々とし、くすぶっている時期がありました。そんな高校2年の夏に、担任の先生が1人30分の三者面談なのに、1時間半と大オーバーして本気になれ!と熱く叱ってくれました。 急遽母と帰りのデニーズで緊急会議をし(笑)、自分は何が本当はしたいのか、何にワクワクするのかを考えました。その時「英語が話せるようになりたい」と思ったことが留学を考えるキッカケでした。色々と情報を集め、話を聞いて、ICCが一番親身で、正直な感じがしたのでICCに決めました。

Q:留学した学校の様子はどんなでしたか?

A:留学先のエルウッド高校が、これから留学生の受入れを強化していこう!という感じの初年度に行ったので手厚くフォローしてもらいました。先生も学生もすごくアットホームな学校で、とても自由な感じでした。休み時間に体育館でフットサルをしたりして、その時間のお陰で友達や知り合いがたくさんできました。学校代表のサッカーチームで学校別試合もしたり、ESLで遠足したり、すぐ近くのビーチでみんなで騒いだり、楽しかったです。

Q:高校留学時代に印象に残っているのはどんなことですか?

A:留学当初、私に興味を持ってくれたオーストラリア人などが、日本の文化や歴史や会社についていろいろと質問をしてくれました。例えば、歌舞伎について、トヨタやホンダについてなど。 英語が話せないから説明できないというのもありましたが、それ以上に、知っていると思っていた日本について自分があまりにも無知であることに気づきました。よく海外に出て初めて日本をしっかりと見つめ直すことが出来ると言いますが、私は正にそうでした。自分が何者であるかを、高校生の早い時期に考えられたのは良かったと思っています。

Q:留学をして自分が成長したと感じることはどんなことですか?

A:ポジティブな目線で、何事も楽しくする思考ができるようになりました。 オーストラリア人は、いつでもなんでもポジティブな目線でなんでも楽しくする工夫ができるそんな天才がたくさんいます。失敗しても、イヤなことがあっても、うまくいかなくても、ゲラゲラ笑っています(笑)どうせやるなら楽しくやった方が、幸せじゃん、という発想の友人がたくさんいました。そんな人たちの影響から、何事も楽しむ!逆境だって楽しむ!という前向きな性格がより一層強まったと思います。

Q:高校留学が今の仕事に役立っていると感じることはありますか?

A:グローバル人財の採用や育成、という事業には直接いろいろと役立つと思っています。 これから英語を使う機会も増えると思います。 自分が留学して感じた実感も活かしながら、企業、大学、学生のグローバル化支援の役に立てればと思っています。

Q:高校留学後、英語の勉強はどうしていますか?

A:ほとんどしておりません。。。大学時代のゼミは全て英語のゼミで、論文も英語でしたが、英語を意識して勉強したかというと怪しいところです。 卒業後も英語を使う仕事ではないので(就活時も英語を使うという選択肢を選ばなかった)、ほとんど勉強をしていません。最近英語を使う機会が戻ってきたので、スカイプでの英語をやったり、TED**を見たり、勉強を再開しています。

Q:5年後、10年後はどんな自分になっていたいですか?

A:私は自分のミッションとして「個人と組織の可能性の最大化」を掲げています。 個人と組織の可能性を最大化するためには、「就職や働く」といったことが非常に重要だと信じているので、今の事業をしています。ミッションに向けてより大きく貢献するため、サービスを拡大し、チームを拡大したいと思っています。 個人としても自分の可能性を最大化するよう、常に挑戦し続けたいと思っています(楽しくね)

Q:高校留学の後輩、これから留学を考えている学生にメッセージをお願いします。

A:「ワクワクするか?」というのが大事だと思います。留学する自分を想像し、それにワクワクするか。ワクワクするなら、難しく考えずに積極的にチャレンジするのがいいと思います。そして、一旦行くと決めたら全ての経験を貪欲に楽しむことが大事だと思います。厳しいことも辛いことも悔しいことも面倒なことも、たくさんあると思いますが、それも挑戦しなければ感じられない貴重な宝だと思って楽しむことだと思います。 就職活動のアドバイスなどを大学生にする時も、「ワクワクドキドキ」を大切にしましょう、と言っています。内定をゴールにシューカツをする学生は、自分の大きな可能性を殺している時があると感じるからです。ワクワクドキドキを追いかければ、無限の可能性があると思います。


*リファーラル採用
人と人のつながりや、紹介など、「人づて」の採用をリファーラル採用と言う。アメリカなどでは、ソーシャルメディアとの組み合わせで非常に注目されている新しい採用の概念。

**TED (Technology Entertainment Design)
著名人による講演会を主催するグループ。世界的にも著名な講演者の講演がYouTube上にアップされている。英語で学ぶ教養教材としても注目されている。

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