インターン体験を通して、自分の適性を再確認。就活の成功につながりました
留学期間：2010年4月〜2011年3月
参加コース：IBPプログラム・ウエストミンスター大学コース
インターン先：JETRO, Cross Media
青山学院大学（国際政治経済学科）3年次を終えたところで休学して、プログラムに参加。帰国後、ICCの無料キャリアサポートを利用しながら就職活動を行い、大手ゲーム会社への内定が決定した。
インターン先で、大きな仕事を任せてもらえました
友達と一緒にサッカー観戦。本場のプレミアリーグは必見！
ビッグベン前でのニューイヤーカウントダウン。こんな新年は２度とない
亀仙人のコスプレをしたおじいちゃんとかめはめ波。日本のマンガは老若男女問わず好まれています
イギリス人の友人の誕生日パーティーにて
イギリスに留学すると近隣諸国に格安で行けます。写真はスイスのアルプスにてマッターホルンをバックに
Q：IBPプログラムに参加しようと思った理由を教えて下さい。
A：卒業後はグローバルな分野で活躍したいと思っていましたが、日本の大学で勉強しただけではグローバルに働くための英語力や経験が得られないと思ったので留学を決断しました。留学プログラムを探している中で、IBPプログラムでは海外の大学に通って英語力を高めるだけでなく、現地企業でインターンをして英語で仕事する経験も得られるということで、グローバルに働きたいと考えている自分には打ってつけでした。
Q：UKコースを選択した理由は？
A：以前にもロンドンに短期留学していたことがあって、その時に経験した多様な留学生との交流や、アメリカにはない歴史ある街並みに非常に惹かれ、もう一度ロンドンに留学したいと思いました。あと、サッカーが好きなので（笑）。
Q：1年間の留学で達成しようと思っていた目標は？
A：仕事で使える英語力を得ることと、日本のコンテンツを海外に広める仕事がしたいと思っていたので、インターンでそうした分野に関わりたいと思っていました。
Q：語学力アップのために、どんな工夫や努力をしましたか？
A：ネイティブの日常的な発音を聞き取ったり、またミスを恐れず堂々と話すことが重要だと思い、日英交流会に参加したり、いろんな国からの留学生を集めてフットサルをしたり、他の留学生やイギリス人と話す機会を自ら進んで作り出しました。イギリス人のジャズバンドに参加した友人がいましたが、彼の語学力の上達ぶりはすごかったです。
Q：留学先で特に役に立った授業はどんな内容でしたか？
A：インターンを始める前にイギリスでのビジネスマナーやビジネス英語を勉強しましたが、そこで学んだことはインターンが始まってから非常に役に立ちました。大学の講義では、主にビジネスの授業を受けていましたが、ヨーロッパ独自の商習慣などが学べて非常に面白かったです。
Q：勉強以外に熱中していたことはありますか？
A：旅行ですね。イギリスに留学する最大のメリットの一つはヨーロッパ各国へ格安で旅行できることです。1年間の留学中、計7ヶ国へバックパック旅行に行きました。旅をしていると本当に多様な言語、文化、自然、伝統、建築、国民性、価値観に遭遇するので、振り返ってみると本当に自分の性格に良い影響を与えてくれたと思います。勉強ばかりが留学ではないなと思いました。
Q：インターン先での高谷さんの仕事内容を教えてください。
A：ウェブ担当として、HYPER JAPANという日本のポップカルチャーを紹介するイベントを宣伝する仕事をしました。具体的には、日本のポップカルチャーに関する最新情報を英語の記事にしてウェブサイトに載せたり、SNS上でインタラクティブなマーケティングを手がけました。
Q：インターン中にどんな壁にぶつかりましたか？
A：特に辛かったのが電話応対です。電話では相手は私が日本人だと分からずに流暢すぎる英語で話すため、全く聞き取れずに恥をかくことが多々ありました。その状況をどう打破したかいえば、恥を恐れず何度も挑戦することです。最初は怖くて声が震えましたが、何度も聞き返すうち、ある時を境に聞き取れるようになりました。海外生活で重要なのは恥を恐れないということだと思います。
Q：働き方や仕事の進め方などで、違いを感じましたか？
A：勤続年数や経験に関わらず実力があればいろんな仕事に挑戦させてくれる、非常にオープンな雰囲気を感じました。インターンを始めた頃、ちょうどHYPER JAPANというイベントの企画をしていたのですが、日本のポップカルチャー事情に詳しかった私は頼りにされ、ウェブサイト運営を任されたりと、多くの仕事を任されました。日本では、ここまで責任ある仕事をインターン生に任せる会社はないと思います。
Q：インターン体験によって得たものはどんなことですか？
A：将来やりたいと思っていた仕事に近いことをインターンで体験し、その仕事に適性があるのかどうかを再確認できたのは良い経験でした。その後の就職活動でも、自分の軸を見失わずに進めることができました。
Q：IBPによって、自分自身が変わったと思うところはありますか？
A：多様な価値観に対して寛容になったということでしょうか。留学経験を経て、異なる価値観に対して興味を持つようになりました。
Q：就職活動について教えてください。
A：3月に帰国した時点で大学4年だったので、まわりは就職活動真っ盛りでしたが、私は直前までインターンが忙しかったので企業研究する余裕もなく、その年はうまくいきませんでした。次の就職活動までの間に企業研究を進めたり、いろんな活動に参加したりして自己研鑚を重ねた結果、第一志望の企業から内定をいただくことができました。
Q：IBP経験は、就職活動に役立ちましたか？
A：IBPでの経験がなければ、内定を勝ち取ることは不可能だったと言っても過言ではありません。就活では他の学生との差別化が必要ですが、留学しただけでは差別化要因にはなりません。私はインターン経験を中心にアピールし、自分が何を考えどのように行動し、その体験が会社に入ってからどう役立つのかを訴えました。それが就活の成功につながったと思います。
Q：ICCのキャリアサポートを利用したそうですが、いかがでしたか？
A：主にESの添削で相談させていただきました。ESでもIBP経験を最大限アピールしたいと考えていたので、ICCのキャリアサポート担当の方に相談し、多くのESを親身に添削していただきました。おかげでESで落とされることはほとんどなかったです。
Q：IBP留学は高谷さんのキャリアにとって、どんな意味があったと思いますか？
A：留学以前から将来やりたい仕事のビジョンを持っていましたが、当時の自分にはその仕事に就くための能力がないと感じていました。そこでIBPプログラムに参加し、1年間の体験を経たことで、第一希望の企業から内定をいただくことができました。私にとってIBP留学は夢への第一歩だったと言えます。
Q：ICCのサポートについて感想をお聞かせください。
A：IBP参加の手続きを進めたのはプログラム開始の3ヶ月前と、非常に遅いスタートでしたが、日本のICCオフィスの方は苦労して諸々の手続きを進めてくださいました。非常に感謝しています。現地のICCオフィスにも大変お世話になり、留学プログラムに関するアドバイスから、英語力向上のためのアドバイス、さらにロンドンでの私生活上で生じた問題にも親身に対応していただけました。居心地がいいので、用もないのに遊びに行ったこともありました（笑）。
Q：今後の展望や将来の夢を教えてください。
A：9月に大学を卒業するので、入社まで自由時間が6ヵ月あります。その間、またロンドンに滞在して英語の勘を取り戻したいと思っています。将来の夢は、日本のエンターテイメントで世界中の人を楽しませたい、ということです。留学中に日本のゲームやアニメ・漫画などが海外の人たちに受け入れられているのを見て、強くそう思うようになりました。入社してからもそのことを忘れず、常に海外を意識して働きたいと思っています。
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