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学生選挙について【学生ライターゆうか】

学生ライター丸山優果さんとは?

丸山 優果 (Yuka Maruyama)

高校2年生のときの1週間のゴールドコースト語学留学をきっかけに海外大学進学を目指す、日本の高校を卒業後、2020年10月に日本人が少ない南オーストラリア州・アデレードのEynesbury Collegeのファンデーションコースに入学するが、コロナ渦で渡航できずオンライン留学。2021年7月からアデレード大学でメディアとコンピュータサイエンスのダブルディグリーを専攻。2021年12月に念願のオーストラリア渡航を果たし、現在念願の対面で受講中。

 

アデレード大学の在学生のゆうかです。本日は、8月に行われたアデレード大学の学生選挙についてお話します。私は日本の大学に行ったことがないのでわかりませんが、少なくとも日本の小中高は生徒会があり、毎年役員会選挙がありますよね。それと同じような感じで、アデレード大学にも生徒会や委員会があり、私もその選挙活動に参加して無事に当選しました。

 

1.YouXとStudent Representative Council (SRC) について

アデレード大学には、YouXと呼ばれる生徒会があります。そして、日本でいう委員会のようなものがアデレード大学ではStudent Representative Council (SRC)と呼ばれています。YouXとSRCは大学の代表になって学内でいろんな活動をします。SRCには、女性リーダー、障がい者リーダー、社会貢献活動リーダー、環境リーダーなどいろんな役員があり、私は生まれつき耳が聞こえない障がいを活用して障がい者リーダーに立候補しました。YouXとSRCはオーストラリア政府と仕事をすることもあるほど本当に責任が重いもののとても有意義な経験になるポジションです。

 

2.立候補するまでの経緯

私はアデレードに10か月前に渡航したばかりで、学生選挙があることも全然知りませんでした。なんだったら私が立候補したSRCという存在も知りませんでした。私は渡航前からnoteでブログを書いていて、アデレードに来たときにそのブログを見てくださった大学のスタッフが私にメールを書いてくれました。それで、大学のYouTubeの撮影会に誘われ、そのときに出会った友達の大半がそのYouXやSRCのメンバーたちでした。それを機に仲良くなり、この学生選挙が近づいてきたときに、その友達から立候補してみないかと勧められたのがきっかけでした。なので、本当に普段か交友関係を広げていろんなことを発信してみるといろんな機会が舞い込んできます!ちなみに、その私が出ているYouTubeはこちらです、ぜひ私を見つけてみてください!

2月に行われた大学のYouTubeの撮影会、真ん中の女性がYouXの元リーダー、つまり元生徒会会長。彼女が私を障がい者リーダーに推薦してくれたのがきっかけ。

 

3.大学内に複数の政党がある!?

この学生選挙活動を通して一番面白くて厄介だなと思ったことは、主に5つの政党がアデレード大学内にあるということです。私は友達の大半が属しているProgressという政党で活動しました。日本の政党と同じように、アデレード大学内の政党があり、達成したい目標などが似ている政党は提携して選挙活動でも協力し合ったりするものの、真逆の政党は本当に仲が悪くてこのあとお話するキャンペーン活動では本当に苦痛でした(笑)政党で友人を決めるという人もいるほどかなり本格的な選挙活動でした。それだけみんなアデレード大学が大好きでより良い大学にしたいという気持ちがあるんだなあと感激しました。

選挙週間の学内。それぞれの政党がポスターや旗を貼ったり、吊るしたりしてキャンペーン活動。

 

4.キャンペーン活動

キャンペーン活動は、票を集めるために大学内で呼びかけをするなどの活動のことです。日本でも選挙週間に近づいてくると、立候補者が呼びかけをしたりチラシを配ったりすると思います、それと同じような感じでした。朝から夕方まで大学内でチラシを配って票を集めるなどそれぞれの政党が必死にやっていました。私が属している政党でも政党Tシャツを作って統一して活動するなど必死にやりました。そこで特定の政党が嫌いという過激派もいるわけで、目の前でチラシを破られたりなどのいろんなハプニングがあったのもいい経験です(笑)

Progressのメンバーたちとキャンペーン活動

 

5.選挙が終わったあとについて

選挙が終わった後はみんなで大学内にあるバーで飲んで打ち上げをしながら結果を待つのが毎年恒例らしいです。アデレード大学では広報部のTwitterアカウントがあり、そのアカウントからが一番早く選挙の結果が出るので、みんなビールを飲みながらも緊張しつつそのTwitterのアカウントをチェックしまくっていました。結果、私は障がい者リーダーのポジションで1010票を取り大差をつけて勝てました。任期は12月から1年間で、2週間ごとにミーティングがありそれに出てアデレード大学をよりよくするために活動をします。私自身耳が聞こえなく、授業を受けるときにもいろいろと困っていることもあり、何を改善していくべきなのかということは当事者でもある私がわかっているし、ほかの障がいや病気を抱えている人たちの意見も聞いてアデレード大学で勉強している障がい者や病気を抱えている人たちが健常者と平等に勉強できるように色々と変えていきます。12月からの活動が今からワクワクで楽しみです。

結果が出たあと、みんなで大喜び

 

最後に

学生選挙活動を通して、普段から交友関係を広げていろんな人たちと知り合うことがどれだけ大切なのか学びました。これからも社交的に活動していろんなチャンスをつかんでいきたいです。そして、今回つかんだチャンスを無駄にならないように任期の1年間精一杯頑張ります!!

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