オーストラリアの大学に編入?
オーストリアの留学環境は意外にも魅力的なことをご存知ですか?質の高い教育水準に加え、治安が良く快適に暮らせる、アルバイトができ時給も高いなど、留学する上では多くのメリットがあります。今回はそんなオーストラリアに編入する方法・魅力についてご紹介します。
目次
- 1. オーストリアの大学に編入することのメリット・デメリット
- 2. オーストラリアの大学の教育制度
- 3. 希望の大学への編入を叶えるにはどうすればいいか
- 4. 何年次から編入できる?
- 5. 履修内容が一致する場合、異なる場合
- まとめ | オーストラリアの大学に編入しよう
1. オーストリアの大学に編入することのメリット・デメリット
まず、オーストラリアの大学に編入することのメリット・デメリットは何でしょうか。
よく聞かれるメリットとして、「充実した設備で専門的な勉強ができる」「卒業後のキャリアの選択肢が広がる」ということが挙げられるのではないでしょうか。
オーストラリアの大学で学んだ経験は、就職において国際的な視野や語学力を評価される可能性が高いです。また日本で就職活動をすることも可能ですが、オーストラリアにて海外就活生向けのイベントにも参加することで、よりレベルの高い環境で活躍できる可能性が広がります。
また、留学生としてオーストラリアの大学で学ぶことで、異文化理解力やコミュニケーション力が身に付く上、将来的な人脈も形成できます。また、欧米もそうですが、オーストラリアの大学には、一般的に留学生をサポートする施設やプログラムが充実しており、何かあればサポートしてくれる環境が整っていると言われています。
一方で、学費については、大学にもよりますが欧米圏と同等もしくはそれ以上のケースがあります。また、物価が高いため居住費や生活費も決して安くはありません。しかし、、アルバイトの機会が比較的多くあるため、生活費の一部は賄うことが可能です。また編入する上で重要な単位移行については、認定のハードルが高い傾向にはありますが、条件をきちっとを押さえておくことで、可能なケースがあるため、単位移行する上で押さえておくべきポイントを次章以降お伝えします。
2. オーストラリアの大学の教育制度
一般的に、オーストラリアの大学では、学士課程の卒業には最低でも3年間の学習が必要です。ただし、専門的な分野や学問領域によっては、4年間またはそれ以上の学習期間が必要な場合があります。オーストラリアの大学では、通常、学期制を採用しており、1年に2学期を実施しています。したがって、3年で卒業するためには、通常は6つのセメスター(学期)を修了する必要があります。また、1セメスター(1学期)に4科目履修し、合計6セメスター(6学期)で24科目程度を履修したのち、卒業となります。なので、計3年間かかるということになりますが、専門によってはさらに履修科目が必要になる場合があるので、注意が必要です。
※大学によっては3学期制を採用しています。
大学1年 | セメスター1:4科目 セメスター2:4科目 |
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大学2年 | セメスター3:4科目 セメスター4:4科目 |
大学3年 | セメスター5:4科目 セメスター6:4科目 |
3. 希望の大学への編入方法
オーストラリアの大学へ編入するためには大学の入学基準を満たしている必要があります。特に入学審査で見られるのは、現在通っている大学の成績(GPA)です。大学によって必要とされるGPAの基準は異なりますが、60%以上の成績を取っていることを条件としている大学が多いです。
また、高校の成績も見られるので、あらかじめ成績証明書を取得しておくといいでしょう。
ご自身が大学の入学基準を満たしているかどうか、気になる場合はご相談ください。
入学基準の成績を満たしている場合、通常日本の高校を卒業した後に入学するファウンデーションコースは免除となり、大学の学部1年生もしくはそれ以降の学年への編入が可能となります。
何年生への編入になるかは、日本の大学で履修した単位を編入先の大学へどれだけ移行できるかどうかによって異なります。次の章で詳しく説明しますね。
4. 何年次から編入できる?
まず、単位移行の審査基準として以下があります。
- 単位評価の照合:オーストラリアの大学では、日本(または海外)の大学で修了した科目の評価基準が異なる場合があります。そのため、オーストラリアの大学での単位取得に必要な評価基準と比較して、日本(または海外)の大学で修了した科目の評価を照合する必要があります。
- 科目内容の比較:日本(または海外)の大学で修了した科目が、志望するオーストラリアの大学の科目・カリキュラム(授業内容、課題、授業時間数など)と同等であるかどうかを比較する必要があります。
上記2点の条件がクリアできれば、オーストラリアの志望大学へ単位移管ができる可能性があります。重要なのは日本での履修科目の多さではなく、「履修科目の内容がオーストラリアの志望大学との科目と同等か」というところです。
したがって、日本のように3年次から編入できるなど決まった年次はなく、日本(または海外)で履修した科目がいくつオーストラリアの大学側で認められるかで、オーストラリアでの編入年次が変わるということになります。例えば、日本の単位が8科目認められれば、オーストラリアでは大学2年からスタートできる、ということになります。
5. 履修内容が一致する場合、異なる場合
ここでは日本(または海外)での履修内容がオーストラリアの志望大学と一致する場合と異なる場合について見ていきたいと思います。
- 日本(または海外)の大学で学んでいた学問分野と、オーストラリアの大学で志望する専攻分野が一致している場合
もし、日本の大学で経済学を学んでいる大学生が、オーストラリアの大学でも経済学を学びたい場合、数単位を移行することが可能かもしれません。単位移行を希望する場合、日本の大学の成績表とシラバス(講義概要)の英語版を提出し、査定を受け、査定に合格した科目のみ単位移行が認められます。シラバスの提出には、「受講した科目を全て提出する方法」と、「両大学で一致すると思われる科目のみを提出する方法」があります。移行された単位は、オーストラリアの大学で履修する必要がなくなるため、卒業までに必要な科目数や就学期間が短縮されます。また、移行された単位の学費も免除されるため、1科目免除を受けるだけでも学費負担が大幅に軽減されます。オーストラリアの大学では、文系は1科目あたり約35万円(約4,000ドル)、理系は約50万円(約5,500ドル)の学費がかかります。
- 日本(または海外)の大学で学んでいた学問分野と、オーストラリアの大学で志望する専攻分野が一致していない場合
例えば、日本では経営学を勉強しているが、オーストラリアでは国際政治を学びたいといった場合は、専攻分野が異なるため、移行できる単位はほとんどない可能性が高いです。
したがって、オーストラリアに編入したからといって、以前とは別の学部や学問分野に単位移行することはできず、その場合はオーストラリアで1年次からやり直すということになります。
また単位移行する際に必要になる書類には、現在在籍している学校の成績表(英文)、受講した科目のシラバス(英文)、在籍中の学校を卒業した場合の卒業証明書(英文)、そしてIELTSやTOEFLのスコアを証明する書類があります。
まとめ | オーストラリアの大学に編入しよう
いかがでしたか。オーストラリアの大学に編入するには、成績や単位移行の条件がいくつかありますが、条件を押さえておけば、学費も時間も抑えてオーストラリアの大学を卒業することができます。
どの大学がいいのか、編入するための必要な書類や条件はどのようなものがあるのあるのかなど、まずはお気軽にご相談ください。
ぜひ、海外の大学へ編入を考えている方は、オーストラリアも選択肢の一つとしてご検討頂いてはいかがでしょうか。
詳しい進学方法や、入学条件は無料カウンセリングでご案内することも可能です。ぜひ一度ご相談ください。