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オーストラリアで永住権を取得できる職業リストとは?留学後のキャリア設計も!

オーストラリアで永住権を得るための最大の特徴は、特定の職種に就いている人に対して優先して永住権を与えられる枠があることです。

オーストラリア政府は国内で中・長期的な人手不足が予想される”職業リスト”を公開しており、そのリストにある職業経験がある人や有資格者は、永住権の申請ができます。

永住を検討している人は、「どんな職業があるか」「どんな学位・資格・技術が必要か」が、とても重要になってきます。

ここでは、オーストラリアの永住権についての情報や、永住権取得につながりやすい職業リストについて解説しています。さらに、『永住権取得に向けたおすすめの留学方法』についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

オーストラリアの永住権の種類

オーストラリアで永住できるビザはいくつかありますが、主に以下3種類に分けられます。

  • 就労ビザ
  • 独立移民ビザ
  • パートナービザ
 

オーストラリアの永住権は3つの種類があります。それぞれの特徴と条件を詳しく解説します。

名称 特徴 申請条件
就労ビザ
(Subclass457(TSS)
  • 雇用主がスポンサーとなり取得するビザ。永住までの通過点として有効なビザ
  • 国民健康保険(メディケア)に加入不可
  • 職業リストのMLTSSLにある職業に就いている場合は最大4年間の就労ビザが取得でき、合計3年間の就労をすることで永住権に切り替えることが可能。
  • 職務経験2年以上
  • 高い英語力(IELTS6.0以上)
  • 必要なスキルの所持
  • 規定水準以上の給料
など
独立移民ビザ
(Subclass 189)
  • 最も一般的な永住ビザ
  • 会社やパートナーといったスポンサーが不要
  • 国民健康保険(メディケア)に加入可能
  • 年齢18歳以上から45歳未満
  • 高い英語力(IELTS6.0以上)
  • 職業リストに載っている職業に就いている必要あり
  • 上記の要件などをポイントに換算し、65ポイント以上
など
パートナービザ
(Subclass 309/100)
  • オーストラリア人/ニュージーランド人/永住権保有者のパートナーに、スポンサーになってもらい申請するビザ
  • パートナーと結婚または事実婚関係にあり、継続的に関係を維持する意思がある場合
  • スポンサーは生涯で2度のみ申請可能

※2024年5月1日時点での情報となります

各ビザカテゴリーの中に、さらに細分化されたビザの種類があるので自分に適したビザは何かを調べることから始めてみましょう。

ビザの種類によっては、現地の人と同じく、国民健康保険への加入、安く公立学校に通えるサービスを受けられます。

 

オーストラリアの永住権取得は難しい?

条件を満たせば「独立移民ビザ」がオススメ

「就労ビザ」「独立移民ビザ」「パートナービザ」の3種類がある中、「就労ビザ」と「パートナービザ」はスポンサーが必要なため、難易度がやや高めです。

スポンサー不要・個人で申し込める「独立移民ビザ」は、年齢、英語力、職歴などの条件を満たせば誰でも申請可能で、1番挑戦しやすいビザと言えます。

しかし45歳未満までといった年齢制限、IELTS6.0以上(TOEICで740~820ほど)の英語力、職歴や資格の有無、高額な申請諸費用等の条件が多々あり、「オーストラリアの永住権取得は難しい」と言われることもあります。

多くの産業で人手不足の今がチャンス?

永住権取得を目指す人にとっての朗報も!

労働力を移民で補っているオーストラリアですが、ここ数年は新型コロナウイルスの影響で移民の受け入れが滞っていました。その影響で、国内の多くの産業が人手不足に。今でもその状況は続いています。

そのため今後5〜10年は、100万人規模での技術移民の受け入れが必要だと言われており、永住権取得を目指す人にとってはチャンスと言えるでしょう。

永住権獲得の鍵は職業リスト

永住権獲得の鍵を握るのが、Skilled occupation list(SOL)と呼ばれる職業リストです。

「独立移民ビザ」や「就労ビザ」を申請するには、このリストにある職業に就いていることが必須条件です。
職業リストにはいくつかカテゴリーがあり、職業の必要度によって分けられています。

職業リストは毎年変更されるので、必ず政府公式サイトで最新情報をご確認ください。

中長期戦略技能リスト「MLTSSL」

中・長期的に需要があり、このリストにある職業に就くと永住権取得の可能性が大きく高まります。MLTSSLにある職業に就いている場合、スポンサーなしで独立移民ビザの申請が可能です。

または就労ビザ(最大4年)を取得し合計3年間就労してから、永住権へ切り替える方法もあります。

ただしこのカテゴリーの職種は、スキルレベルの最も高い技量が必要とされるので、一から目指すには難易度が高いものが多いです。

【職業例】

  • エンジニア系(IT・化学・航空等)
  • 医療系(医師・看護師等)
  • 会計士
  • シェフ
  • 建築系(建築家・大工・土木技師)
  • 専門機関系(大学教授・各学問の学者/研究者)
  • ダンサー・振付師・ミュージシャン
  • 教育系(保育士・幼稚園教諭・中学校教諭) など
 

短期技能職業リスト「STSOL」

短期的な需要のある職業リストです。注意したい点は、STSOLにある職業は最大2年の就労ビザが取得できますが、永住権の取得はできません。また、就労ビザの申請には、スポンサー(雇用主/州/地方など)が必要となります。

多種多様な職種があり、サービス業やホスピタリティ関連など取り組みやすい仕事も含まれます。

【職業例】

  • 調理師
  • 保育士
  • ダンス講師
  • カウンセラー
  • デザイナー など
 

掲載されている職業がある日突然なくなることも多いので、新たに一から技能を身に着けるにはハイリスクな面があります。しかしMLTSSLに比べて競争率は低い傾向にあるので、すでにその職種で就労していたり、資格所持している方にはオススメです。

地域職業リスト「ROL」

地方都市で需要のある職業リストです。

地方は慢性的な人手不足と言われており、その人手不足を補うためのカテゴリーがROL。

【職業例】

  • 家畜のブリーダー
  • 農場労働者
  • 歯科衛生士
  • 法務事務官 など
 

ここに掲載されている職種で就労し、指定エリアに滞在する人材に対し地方政府がスポンサーとなり永住権の申請ができます。

ROL上の職業は、MLTSSLより幅広く難易度も低めなのが特徴。住む場所にこだわらない方や、地方でのんびりとしたライフスタイルを送りたい方にオススメです。

職業リストに職業がない場合

職業リストを見て、やりたい(できる)職業がない場合もあります。

職業リストは、オーストラリアで人材が不足している職業を集めたものなので、需要がない可能性が考えられます。先ほど紹介しましたが、不足している理由には以下が考えられます。
職業リストにある職を目指すため、オーストラリアの「TAFE(職業訓練校)にまずは通う」ことも選択肢の一つです。
もしくは、永住権を得ずに、まずはワーキングホリデーで働いてみたり、短期留学をしてみてるのも一つの手です。
中には、現地に住んでいるうちに考えが変わったり、パートナーと出会って永住する人もいます。

職業選択は人生の大事な時間を捧げる大事な選択です。職業リストにやりたい仕事がない場合、「自分のやりたい仕事をするか、永住権の取得できる仕事に就くのか」自分とよく相談して決めてください。

 

大学留学で永住権への選択肢を広げる

永住権獲得に向け、オーストラリア国内の大学に進学するという選択肢があるのはご存じでしょうか。

「就労していないと、永住権の申請はできないのでは?」と思った方のために、留学から永住権獲得までのプロセスを紹介していきます。

オーストラリアでの学位取得が永住権獲得への近道

独立移民ビザから永住権を目指す場合は、他の候補者よりどれほど高いポイントを取れるかが重要です。

ポイントの中でも学歴は大きな比重が取られています。職業に関連した学位や資格が全く無い場合、永住権取得は難しいでしょう。

さらにIT系、医療系、会計士など職業によっては大卒以上でないと永住権が申請できないものもあります。また、オーストラリア国内の学校を卒業することでポイント加点の対象となるため、現地で学校に通い直す人も多くいます。

卒業ビザで選択肢の幅を広げる

オーストラリアの大学や大学院を卒業し2年以上の就学期間がある場合に「卒業ビザ」の申請が可能になります。

「卒業ビザ」によって、卒業後も2~4年(コースによって最長6年)オーストラリアに滞在し就労が可能となります。 この期間を利用して就職し、会社からのスポンサーシップを受けたり、永住権申請に必要な就労経験を積むことができます。

このように、永住権取得と現地での就学は強く結びついているのです。現時点で豊富なスキルや就労経験が無いという場合は特に、現地留学をするのが大きなステップとなるでしょう。

卒業ビザの申請には注意点も

卒業ビザの申請には、IELTS6.5以上のスコア、就学期間が2年以上あることが条件です。

特に大学院進学を検討されている場合、コースによっては1年、1.5年で修了するコースもあるため、卒業後の就職を踏まえてコースを検討する必要があります。また、あくまで「就労ができるビザ」であるため、就職を約束されているわけではなく、在学中からインターンやアルバイトなど、卒業後に就職したい職種の経験値を積んだり、ネットワークを広げておくことも不可欠です。

留学から永住権を目指す場合のデメリットは、年数がかなりかかること。そのため、少しでも時間・費用削減を狙うなら、大学院への留学がおすすめです。

 

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