オーストラリアは、留学できる種類の多さや教育水準の高さなど、初めての留学でも安心して滞在できる国の一つです。また、温暖な気候や観光スポットの多さなど、勉強以外でも楽しめる魅力がたくさんあります。今回は、日本人にも人気なオーストラリア留学のメリットと、知っておきたいデメリットをご紹介します。ぜひ、留学先選びの参考にしてくださいね!
オーストラリア留学の特徴・学べること
オーストラリア留学は、留学できる選択肢が多いことが特徴です。大学や高校へ通う長期留学から、観光ビザでも学校に通える3ヶ月未満の語学留学、就労が中心のワーキングホリデーなど多数の選択肢があります。 また、移民も多くさまざまな人種が共存しているので、異なる文化や価値観に触れる機会が多いことも魅力的ですね。
世界的にも評価が高いオーストラリアの教育
オーストラリアには約40校の大学がありますが、世界の大学ランキングで毎年5から8校が200位以内にランクインするなど、教育の質の高さが評価されています。またオーストラリアでは、CRICOSと呼ばれる政府認可制度の登録がなければ留学生を受け入れることができません。留学生を受け入れる学校は、教育の質や経営状況まで、厳しい基準を満たす必要があるのです。
さまざまな言語に触れる機会がある
近年のオーストラリアでは、移民が増え続けている傾向にあります。世界各国からの移民の受け入れにより、ヨーロッパ英語、アジア英語、南米英語など、英語一つとっても様々な種類の英語を聞くことが可能です。 また、英語以外の言語に触れる機会も多くあります。このように人種を超えて多くの文化を体験できるのは、移民が多いオーストラリアならではの体験ですね。
オーストラリア留学のメリットは?
実際にオーストラリアに留学した人の体験談をもとに、教育・経済・環境面からオーストラリアに留学するメリットをまとめてみました。
<教育のメリット>・世界トップクラスの教育を受けられる
・留学生の受け入れ体制が整っている
・多様な専攻と柔軟に学習できる環境が充実している
・ダブルディグリーを取得できる
・多様な学習スタイルが提供されている
・大学間の単位の移行がしやすい
・リーズナブルな学費
・在学中も働くチャンスがある
・卒業後は就労ビザの申請ができる
・ワーキングホリデーを利用する方法も
・治安が良く安全な環境
・様々な国の文化に触れられる
・温暖な気候で過ごしやすい
・多数の自然世界遺産に触れられる
・日本との時差が少ない
・日本の食材が手に入りやすい
教育面のメリット
世界トップクラスの教育を受けられる
オーストラリアの教育水準の高さは、世界大学ランキングでも証明されています。2024年のQS World University Rankingsでは、メルボルン大学が14位、シドニー大学が19位にランクインしており、毎年5〜8校が200位以内にランクインしています。 このように、教育水準が非常に高いオーストラリアは、留学先として世界各国で高い人気を誇っています。留学生の受け入れ体制も充実しているので、現地の学生だけでなく、さまざまな国から来た留学生と交流することができて、グローバルな視野を広げる絶好の機会となります。
留学生の受け入れ体制が整っている
国をあげて留学生の受け入れを整備しているオーストラリアでは、留学生の権利を保護する「ESOS法」という法律があります。これは、留学生が安全かつ公平に、質の高い教育を受けられることを保証する法律です。例えば、学校が閉鎖されたり、事情によりコースを提供できなかったりする場合は、学費の返金や転校に対応してくれることもあります。
留学する側にとっては安心できる制度ですが、ワーキングホリデーや3ヶ月未満の短期留学は対象外となることもあるので注意しましょう。
多様な専攻と柔軟に学習できる環境が充実している
オーストラリアの大学では、人文学、教育学、心理学、ビジネス、経済学、環境学、海洋学、医学など、多岐にわたる専攻があります。特に、環境学や海洋学、観光学などはオーストラリアならではの特色ある分野です。また、大学によってはダブルディグリー制度を活用して複数の専攻を組み合わせて学位を取得することも可能です。このように、学生の興味関心や目指すキャリアに応じて柔軟に学習できる環境が整っています。
柔軟な入学基準を設けている
オーストラリアでは、留学生に対して柔軟な入学基準を設けています。英語力が足りない場合は付属の英語学校で補ったり、学力が基準に満たない場合はファウンデーションコースやディプロマを経て本コースに進学することも可能です。このような体制により、さまざまな背景を持つ学生がオーストラリアで学ぶ機会を得やすくなっています。
ファウンデーションコースを受講してからメルボルン大学にしたS先輩の体験談
私がオーストラリア留学を決めた理由は、大学入学前にファウンデーションコースがあり、高校と大学の橋渡しをしてくれるからでした。ファウンデーションコースを経て大学に進学すると、通常3年間で卒業できるため、合計4年間で学位を取得できます。これは、日本の大学と同じ期間で卒業できるため、大きなメリットです。さらに、学部卒業生は卒業生ビザを取得できるため、オーストラリアでの就職も可能です。メルボルンは日本人が少なく、英語での勉強に最適な環境でした。
ダブルディグリーを取得できる
オーストラリアの大学ではダブルディグリー制度を活用して、2つの専門分野で学位を取得することが可能です。この制度により、学生は幅広い知識とスキルを身につけることができ、キャリアの選択肢が広がります。また、複数の専攻を同時に学ぶことで、より多面的に学ぶことができます。
多様な学習スタイルが提供されているオーストラリアの大学では、講義形式の授業だけでなく少人数制のチュートリアルやグループディスカッションが重視されています。そのため学生は座学だけではなく、より実践的なスキルや論理的思考を身につけることが可能です。
大学間の単位の移行がしやすい
オーストラリアの大学はAQF(Australian Qualifications Framework)制度により、大学間の単位移行がスムーズに行えます。この制度により、異なる大学や学部間でも、過去に取得した単位はそのまま認定されるため、これまでの実績を活かして留学に挑戦することができます。
経済面のメリット
リーズナブルな学費
オーストラリアの大学は、世界的に高い教育水準を維持しつつ、学費は比較的リーズナブルです。特に英米の名門校と比べると、同じレベルの教育をより手頃な価格で受けることができるので、コストパフォーマンスの高い留学が実現できます。
在学中も働くチャンスがある
オーストラリアでは、留学生も在学中に就労することが認められています。学期中は2週間で40時間まで働くことができ、長期休暇中は時間制限なく働くことが可能です。これにより留学中の生活費を補うだけでなく、現地での実務経験を積むこともできます。
Deakin大学院に進学したK先輩の体験談
オーストラリアに留学中、最初の3ヶ月は勉強に専念し、その後RSA資格を取得して授業がない週末はパブでアルバイトを始めました。18時から23時のシフトで週3回程度働き、月収は約$1000ほどでしたね。まかないでローカル料理を楽しんだり、退勤後に同僚と交流することでスラングや実際の仕事で使う英単語に触れる機会があったりと、大学では得られない経験ができました!
卒業後は就労ビザの申請ができる
オーストラリアの大学を卒業後、留学生はポストスタディワークビザを申請することができます。このビザを取得すると、最大2年間オーストラリアで働くことができ、現地でのキャリアをスタートするチャンスが広がります。
ワーキングホリデーを利用して留学する方法も
オーストラリアの留学では、条件付きで最大3年間まで延長が可能なワーキングホリデーを利用する方法もあります。しかし、同じ雇用主の元で就労できるのが1年間で最大6ヶ月間、就学できるのは1年間で最大4ヶ月(17週間)までの決まりがあります。
環境面のメリット
治安が良く安全な環境
オーストラリアは、世界の中でも銃規制が厳しく、治安がいい国の1つとして知られています。世界60都市を対象とした、エコノミストの「世界で最も安全な都市2024」によると、1位に東京、3位に大阪がランクインする中、5位にシドニー、10位にメルボルンと、オーストラリアの都市もトップ10にランクインしています。
ちなみに、オーストラリアで未成年とされる18歳以下の留学生には、後見人(ガーディアン)をつける義務があり、学校が指定した宿泊施設やホームステイ先のホストファミリーなどが務めます。不慣れな土地で生活することを考えると、とても心強い制度です。
様々な国の文化に触れられる
オーストラリアは、人口の約1/4以上が移民であり、200カ国以上の人々が共存する国です。留学生も世界中から訪れるので、様々な国の人と触れ合えることはもちろん、異文化への理解を深めることができます。こうした背景があるので、現地の人は留学生にも寛容な人が多く、知らない土地でも安心して過ごすことができます。様々なアクセントの英語が聞けることも魅力の1つですね。
温暖な気候で過ごしやすい
オーストラリアは、全体的に温暖で晴れの日が多く、1年を通して過ごしやすい気候です。また湿気が少なく、日本のようにジメジメすることもありません。特に、ケアンズやブリスベン、ゴールドコーストなどの地域は、冬でも約20℃ほど気温があるので、寒さが苦手な人も快適に過ごせます。
多数の自然世界遺産に触れられる
オーストラリアには、世界遺産に登録されている場所が20ヶ所あります。エアーズ・ロックで有名なウルル-カタ・ジュタ国立公園 や、スリー・シスターズで有名なグレーター・ブルー・マウンテンズ地域は自然遺産です。世界最大の珊瑚礁群であるグレート・バリア・リーフは複合遺産に登録されています。自然が豊かなオーストラリアだからこそ、日本とは違った魅力を発見することができます。
日本との時差が少ない
日本とオーストラリアの時差は、場所にもよりますが約1時間前後です。他の人気の留学先であるカナダやイギリスに比べると時差が少なく、家族や友人と連絡が取りやすいことも魅力の1つです。
日本の食材が手に入りやすい
オーストラリアには、多くの日本人が住んでいます。とくに日本人の多いシドニーやメルボルンなどの主要都市では、日本食が手に入りやすく、日本食レストランも多く存在します。日本でもお馴染みのお店や食材を見つけられるので、日本が恋しくなっても安心ですよ。
オーストラリア留学のデメリットは?
オーストラリアは日本人が留学しやすい国ですが、一方で人によってはデメリットと感じてしまう点もあります。日本人留学生が多い
日本人留学生が多いことで安心できる一方、日本人ばかりの環境にいるとせっかく英語力を伸ばすために留学したのに、「英語を話す機会がない」ということにもなりかねません。あえて日本人が少ない都市に留学することで、多少苦労しても英語力の上達が目指せる環境もオススメですよ。
冬は寒い地域がある
オーストラリアの冬は6月〜8月。1年を通して温暖な気候の地域が多いオーストラリアですが、一部、寒い冬が訪れる地域も存在します。天気が変わりやすく、「1日の中にも四季がある」として有名なメルボルンやタスマニアの冬は、気温が10℃を下回ることも。留学先の地域の気候は、事前に調べておきましょう。
日本の学校と学期(ターム)が合わない
オーストラリアの学期制度は日本と異なり、2学期制であれば新学期は通常2月と7月に始まり、卒業は12月が一般的です。日本でのタイミングと異なるため、日本に戻って進学や就職を検討する場合は、前もって留学後の段取りを考えながら準備する必要があります。
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