「英語が話せない」「英語に自信がない」など留学に興味があるけど、英語力に不安を持つ方も少なくないと思います。英語が話せなかったり、英語に自信がなくても留学できる方法はあります。この記事では、英語が苦手でも挑戦できる留学や、英語力アップのための勉強法をご紹介します。
留学は英語が話せなくてもできる?
結論から言うと、英語が話せなくても留学をすることは可能です。実際、英語力を身に付ける目的で、語学学校への留学を選ぶ人もいます。一方で、大学や大学院で専門分野を学ぶ場合や、インターンシップやワーキングホリデーなど現地で働くことが目的の留学は、TOEFLやIELTSなどの英語試験である程度の点数が求められることもあります。
また、英語が話せないと現地での生活が難しいことも事実です。全く英語が話せない、聞き取りが難しいなど英語力に不安のある方は、留学前に基礎的な英語力を身に付けておくことをオススメします。
英語力から考える、オススメの留学プラン
英語がほとんど話せないなら「語学留学」
語学留学は英語の習得を目的とした留学となるため、基本的には英語力は必須ではありません。現地で語学を勉強するため、話せなくても問題なく留学できます。とはいえ、せっかくの海外生活を充実させるためには、ある程度、現地でのコミュニケーションが取れた方がオススメです。最低でも中学英語レベルの単語力・読解力・リスニング力があった方が良いでしょう。
日常会話ができるなら「ワーキングホリデー」
ワーキングホリデーの場合、職種によっては英語力が必要になります。英語をよく使う職種に就く場合、日常会話レベルは欲しいところ。ある程度、業務上のコミュニケーションができるとされている「TOEIC600点レベル」を目指せると良いでしょう。
一方で、工場での軽作業や日本人が多く働いている日本食レストランなどで働く場合は、英語力があまり必要ない場合もあります。
努力は必要だが財産になるのは「大学・大学院留学」
語学留学やワーキングホリデーに比べるとハードルは上がりますが、英語力だけではなく就活やキャリアの財産になるのは大学・大学院留学です。この場合、出願時にはTOEFLやIELTSの点数を提出する必要があります。
参考までに、オーストラリアの大学や大学院に進学する場合をみてみましょう。オーストラリアの大学・大学院に留学する場合は、最低でも以下の点数の英語力が必要と言われています。
TOEIC:600点
IELTS:5.5以上
TOEFL:50
もちろん留学先の国や大学によって基準の点数は異なり、高いレベルの大学であればスコアも高くなります。また、英語スコアの他にも成績証明の提出が必要となる場合もあります。
事前に習得しておくべき英語力や提出物など準備のハードルは上がりますが、留学のプロに相談しながら計画的に進められれば不可能なことでもありません。また、語学留学やワーキングホリデーから戻って、大学・大学院留学を検討する方もいます。ご自身のキャリアの財産になったり海外で働く近道にもなるので、ぜひ大学・大学院進学も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
オーストラリアは英語が話せなくても留学に挑戦しやすい国
多様な民族が共存するオーストラリアは、治安も良く暮らしやすい国です。時差も日本から1〜2時間差と少なく、現地の生活リズムにも順応しやすいと言われています。また柔軟なビザの制度もあり、語学留学、ワーキングホリデー、大学/大学院進学など、どんな目的でも留学しやすい環境が整っているのが魅力です。教育面では、教育機関が充実していて世界的にも高いレベルの教育に触れられることも特徴です。
さらに、留学生を柔軟に受け入れる体制が整っていて、英語力が足りない場合でも大学附属の英語学校で進学に必要な英語力を身につけてから大学に入学することも可能なので、英語力が不安な人でも大学留学を目指しやすい国でもあります。
ちなみに、英語学校に1年間通った後に、3年で学部課程を卒業することも可能です。日本の4年制大学と同じ期間で大学を卒業することも可能なので、大学留学を考えている人にとってもオーストラリアはオススメな国です。
英検やTOEICの受験経験がない中、オーストラリアの大学に進学したMさんの体験談
高校3年生の夏まで留学とは無縁だったのですが、オーストラリアに行ったことがきっかけで留学に興味を持ちました。当時、英語が得意だったわけでもなく、英検やTOEICは受けたことすらありませんでした。高校の模試でも英語の偏差値は50くらいだったと記憶しています。それでも、英語コース、Foundationコースと一歩ずつ取り組み、オーストラリアのモナッシュ大学に進学することができました。
Foundationコースとは
各大学が開講している大学進学のための準備をするクラスで、大学の講義を受けるために必要なスキルや知識を約1年かけて学びます。ファンデーションコースはオーストラリアの高校3年生の課程に相当するため、修了後は大学1年生に入学することになります。
他にも、英語が話せなくても留学に挑戦しやすい国は?
フィリピン
フィリピンは日本から近い英語圏の国で留学費用も安く、日本人にも人気の留学先です。マンツーマンレッスンが多い語学学校も多く、効率的に英語を学べることが魅力の一つです。30日以内ならビザ申請も不要なので、手軽に始められる留学先の一つとして多くの日本人に選ばれています。
カナダ
カナダは他の英語を話す国に比べて英語に癖や訛りがなく話すスピードも比較的ゆっくりなので聞き取りやすいのが特徴です。また、カナダは移民の割合が多く、多様性に富んでいます。そのため、その国独自の文化だけでなく、さまざまな国の文化に触れたいという人におすすめの留学先です。カナダも大学や語学学校が充実しており、自分のレベルに合わせて基礎から学ぶことができます。
アメリカ
アメリカは英語の本場であり、実用的なアクセントを学べる国です。また日本の英語教育ではアメリカ英語が用いられているため、一般的にイギリス英語よりも聞き取りやすいとされています。さらに、大学や語学学校の数も豊富で、選択肢が多いのも特徴です。アメリカも留学先として人気な国なので、同じ目標を持つ留学生たちと共に切磋琢磨できる環境が充実しています。
英語が話せない・苦手な人が留学前にできる勉強法
英語が話せない、もしくは苦手な人は留学前に勉強することが重要です。英語の基礎について勉強すると、現地で英語を学んだ時により吸収しやすくなるでしょう。
中学レベルの英単語や文法を復習する
英語が話せない・苦手意識の強い方は、まずは中学レベルの基本的な英単語や文法を復習することがおすすめです。英単語や文法の知識がなければ相手の言っていることが理解できないのはもちろん、適切な言葉や文法を使えずに一向に相手に伝わる英語を話せないでしょう。
ネイティブの場合でも簡単な単語や文法を使って会話している場合がほとんどであるため、基礎を学ぶことは重要です。最近では、英単語を簡単に学べるスマホアプリやYouTube動画があるので、移動中やスキマ時間で学習することもできますね。
リスニングで英語の耳を鍛える
コミュニケーションをとるためには、まず相手の言っていることを理解する必要があります。現地の人は英語を流暢に話すため、早すぎて聞き取れない場合がほとんどのため、リスニング力はかなり重要となります。海外ドラマや洋画などを見て鍛えたり、リスニング教材を購入して、英語を耳で聞き取るトレーニングを行いましょう。
英会話を受講する
英会話を受講して英語力を専門的に学ぶことが一番の近道かもしれません。留学前に英語を集中して学ぶことで自信となり、積極的にコミュニケーションが取れるようになります。実際英会話教室ではネイティブ教員のいるコースを選択することもできるため、独学では得られない生きた英語を吸収することができるでしょう。
英語試験を見据えた勉強をするなら、プロの伴走がオススメ
IELTSのスコアを0.5ポイント上げるには、約100〜200時間の学習が必要と言われています。独学での対策は、結果的に多くの時間と労力がかかり挫折してしまう人が少なくないのでオススメではありません。効率よく短期間でスコアアップを狙うなら、試験の特徴や対策方法を熟知したプロに伴走してもらう方が圧倒的にオススメです。ICCでは効率的にスコアUPを目指せるオススメの学習サービスをご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
留学中に英語を話せるようになるための過ごし方
失敗を恐れずに積極的に話す
英語は積極的に使わなければ上達しないため、失敗を恐れずに積極的に話しかけてみましょう。拙い英語でも伝えようとする意思があれば理解しようとしてくれるので、ジェスチャーを交えながらでもチャレンジして、英語で話す機会を増やしていけると良いですね!
日本人だけで集まらないようにする
留学先では日本人同士のコミュニティに出会う機会もあると思います。同じ国籍の人が身近にいるのは心強いですが、そのコミュニティばかりにいると、英語を話す機会が少なくなってしまうことも。留学中は様々な国の人と交流できる機会も充実しているので、積極的に他の国の人や現地の人がいるコミュニティに参加して、英語や異文化を体験してみてください!
イベントに積極的に参加する
学校が実施しているアクティビティや友人のパーティなどに積極的に参加して、交友関係を広げておくことも英語が上達するコツの一つです。単語や文法から英語を理解することも大切ですが、リアルな会話を通して英語に触れる機会を増やすことも英語力の向上には欠かせません、海外の友人を作るきっかけにもなるので、イベントごとには、ぜひ積極的に参加してみてくださいね。
英語が苦手でもご相談ください!オーストラリアの大学・大学院留学なら豪州公認エージェントの「オーストラリア大学出願センター」へ
ICCコンサルタンツが運営する「オーストラリア大学出願センター」は、オーストラリア19大学の公式出願窓口を持つ留学エージェントです。さらに世界的にも評価の高い、Group of Eight(豪トップ8大学)全ての大学と正式提携している国内唯一のエージェントとして、豊富な留学実績が強みです。
オーストラリアの大学や大学院に留学するために、ある程度の英語力は必要ですが、ご紹介したとおり留学直前まで英語試験を受けたことがなくても、大学進学を実現した先輩もいます。英語が話せない、英語に苦手意識がある方でも、留学したいという強い気持ちがあれば、きちんと前もって準備をすることで、人生の糧となる留学を実現することもできます!
無料相談や留学説明会を随時開催していますので、ご興味がある方はぜひお気軽にご相談ください。