大学留学を決めた理由、必要性を教えてください。
高校三年生の夏までは、日本で進学するものだと思い部活動とセンター試験に向けての勉強をしていました。部活を引退し将来について考える時間ができ、何か新しいことに挑戦したいという気持ちが強くなりました。ちょうどその頃に、書店で留学雑誌を目にし、興味を持ち両親に相談しました。そこで、留学に詳しいICCの存在を知り、個別面談に行くことに。また、留学した先輩に会う機会があり海外留学の魅力を聞き、これだと思い留学を決めました。
オーストラリアを大学留学先に決めた理由を教えて下さい。
中学生の頃に、柔道交流でオーストラリアに訪れたりオーストラリアの柔道家が柔道クラブに来たりと交流がありオーストラリアという国が自然と身近になっていました。留学するならオーストラリアがいいなと。
大学で学んだ専攻と内容、クラスメートや先生の様子について教えて下さい。また、留学中に経験した印象深い体験を教えて下さい。
理学部では、幅の広い分野を専攻しました。1年次は基礎となる生物学や化学、統計学などを、2年次からは地学、森林学、動物学など専門分野を学びました。先生は皆フレンドリーで少人数でのチュートリアルでは気軽に質問できる雰囲気でした。また、グループでの活動が多く自然と友達もできました。理系は講義に加え実験、実習が多く平日はほぼ朝から夕方まで、週末もフィールドトリップがあったり課題も多くとても忙しい学生生活でしたが、その分他の学生と過ごす時間も長く仲良くなりました。
ANUの魅力を教えて下さい。家族、友人、知人にANUをご紹介するとき、どんな事をお伝えされていますか?
ANUは世界でもトップクラスの大学であり、先生はもちろん学生も優秀です。そのため在学時は授業についていくことに必死で、魅力を考える暇などありませんでしたが、今思うと1クラスあたりの学生の人数が少なく、とても恵まれた環境で勉強できたと思います。
留学前と後、自分はどんな視点、スキルが身につき、どんな変化があったと思いますか?
人前で話しをすること、グループでのディスカッションなどで自信を持って話せるようになりました。また、沢山の人と出会い様々な考え方や意見に触れ視野が広がったおかげで、どんな状況でも自然と落ち着いていられるようになりました。
オーストラリア留学、またはオーストラリアという国の最大の魅力を教えて下さい。
多文化国家であるオーストラリアには、海外からの留学生はもちろん現地の学生も様々なバックグランドを持っていて、面白い友達が沢山できました。また、オーストラリアの学校では日本語を外国語として履修している生徒、親日家がとても多く日本の良さを再認識させられることもよくありました。
オーストラリアはとても広大で自然が豊かな国です。旅行が好きなので様々な地に足を運びましたが、どこをとってもユニークで素敵な場所ばかりでいつも次の旅行の計画を立てています。笑
現在の勤務先について教えて下さい。また今のお仕事はどの様に見つけ、獲得したのでしょうか?
現在、キャンベラにある日本大使館に勤務しています。私は理学部だったこともあり学生の頃は、まさか大使館で働くとは思っていませんでした。しかし、研究関連の就職先を考える一方で日本とオーストラリアの架け橋の手助けをしたいと強く願っていました。
また、私のパートナーがオーストラリア人なので、日本で大学院を修了した後に再び渡豪し、パートナービザを取得しました。しばらく柔道とフィットネス関係の仕事をしていましたが大使館で今のポジションを募集しているのを知り応募し書類審査、面接と筆記試験を経て現在の職に就きました。ちなみに、週に1〜2回ですが地域の柔道クラブで子供から大人まで柔道を教えています。私の留学生活が充実していたのは柔道のおかげなので少しでも恩返しができればと思っています。
大学で勉強した内容は直接は仕事に繋がっていませんが留学経験(日豪両国の文化を理解している)をしたからこそ今の仕事に就けたので留学サポートをしてくれたICCには大変感謝しています。仕事ではANUに行くことが多々あり、日本からの留学生と接する機会もあります。私が学生だった頃とは違い、皆しっかりとした目標を持っていて感心しています。
オーストラリアでの就職活動はどの様に行いましたか?
オーストラリアの就活サイトSEEKにて、興味のある分野を登録し、新着情報をメールで送ってもらうようにしていました。送られてきたリストの中から、自分に合ったポジション選んで履歴書を送りました。また、就活に詳しい友人に履歴書の添削、面接の練習、それに加え自分では気づかなかった自分の強みを指摘してもらいました。
最後に、留学フェアなどのイベント会場でしておいた方が良いこと、確認しておいた方が良いことについて、何かあればアドバイスをお願い致します
留学経験のある先輩に質問できる機会は限られているので、遠慮せずに気になることは聞いてみるといいと思います。自分に合った大学を選ぶのは難しいと思いますが、情報収集をしっかりとして判断材料にしてください。