留学説明会
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留学の動機と留学先を選んだ理由を教えてください。
もともと英語が好きで中学生のころから留学したいと思っていましたが、なかなか実行にうつすことができずどうしようかと悩んでいました。しかし、社会人になってから留学することは様々な面で難しいと思い、これが最後のチャンスと考え留学することを決めました。留学先を決定することは留学準備のなかで一番悩んだ部分です。当初はニュージーランドへ留学しようと思いICCの方に相談させていただいていましたが、自分が何を勉強したいのかということ、どのような環境が良いかということをICCの方に相談するといくつか大学を紹介してくれました。その中の一つが私の留学先のアデレード大学で、他の大学と比べ学生の人数が少なく、また日本人も少ないと聞きオーストラリアの大学でしたがこの大学に決定しました。アデレード大学では私が留学当初勉強したいと考えていた原住民についての授業も多数あると教えていただいたのでその点でも自分に適した大学だなと思いました。
参加に向けて不安だったことはありますか？また出発前にどのような準備をしましたか？（又は準備しておけば良かったこと）
留学を決定してからはやるべきことがたくさんあったので不安はあまり感じませんでした。しかし、アデレード大学は日本ではあまり知られていなく、ICCの方に紹介していただくまで私が知らなかったように、周囲にもアデレード大学を知っている人が少なかったのでその点で現地のイメージがつきにくく少し不安はありました。そのようなこともあり、出発前はアデレードについて色々と調べたり、アデレードに行ったことのあるICCの方に現地の様子を聞いたりしていました。想像していたより留学決定から出発までの時間が短かったのでビザの申請や学校への手続きなど忙しかったです。しかし、そういった忙しさから出発前にも関わらず英語の勉強があまりできなかったので忙しい中でも時間をもっと作るべきだったと感じています。
留学先はどのような大学でしたか？
アデレード大学は他の大学に比べ小さいなというのが私の印象です。実際、オーストラリアの他の大学と比べても小さいのではないかと思いますが、日本の大学と比べてもかなり小規模ではないかと感じました。しかし、小規模だからこそ大学に行けば自分の知っている人にたいていは会えるので、とてもアットホームな雰囲気の大学でした。アデレードという街自体が小さく、アデレード大学もシティの中心にあるのでとても便利です。しかし、近代的なつくりではなくヨーロッパ風の大学なのでとても落ち着いた雰囲気の大学で落ち着いた環境で勉強することができました。
授業内容やクラスメイトについて教えてください。
私は前半が大学付属の語学学校、後半が実際に大学の授業を履修するというプログラムでした。語学学校ではそのまま大学に入るコースだったので、基本的に大学に入ってから必要になるアカデミック英語を勉強していました。クラスメイトは私以外中国人で、他のクラスもほぼクラス内の一人の生徒以外中国人という状態で、あまりの中国人の多さにびっくりしました。大学では留学生はもちろん多くいましたが、様々な国の人たちがいました。しかし、私が履修していた３つの授業のうち１つは留学生がほぼおらず、チュートリアルでも現地の学生に一人混ざっているという状態でした。基本的にどの授業も講義とチュートリアルから構成されており、現地の学生や留学生など様々な国から来た学生と交流することができます。
毎日のスケジュールについて教えてください。（授業や課題に費やす時間など）
語学学校では、平日の午前か午後の半日が授業で、それ以外の時間は基本的に課題をやっていました。最初のころそれほど課題もなかったですが、週が変わるごとに課題が増えていき、語学学校が終わるころは土日も課題などをしていました。ですが、授業が午後からの日と土日のどちらかは課題が終わらない日以外は友達と遊んだりしていました。大学が始まってからのほうが自分で予定を組めるようになったのでスケジュールを立てるのが楽でした。休みの前や学期末は学校にずっといて課題のためにかなり時間を費やしていましたが、普段は授業の予習のリーディングが主だったので前の日の夜までに終わらせるという感じでした。大学では３つしか授業をとっていなかったので毎日授業があるわけではなく、授業のない日や終わった後は大学で所属していたクラブ活動に行っていました。
クラブ活動やアルバイトなど課題活動はされましたか？
アルバイトは周りにやっている知り合いもいましたが、私はやりませんでした。クラブ活動は日本に興味のある現地の学生や留学生が活動しているクラブと、ヨガクラブに入っていました。日本に関するクラブの方は語学学校の頃から入っており、普段の集まりだけではなくハイキングなどのイベントも参加していました。ヨガクラブは週に一回で、大学に入ってからストレス解消のために入りました。その他にも、アデレードにあるオーストラリアの人と日本の人が交流するという現地コミュニティなどにも参加し、イベントの手伝いなどもしていました。
滞在先（ホームステイ、寮、アパートなど）はどのようなところでしたか？
最初の半年間はホームステイをしており、大学が始まる頃に寮に移りました。ホームステイ先はセルビア出身の方の家でしたが、とてもやさしくしてもらいました。シティから30分ほどバスで郊外に行ったところで落ち着いた場所にありました。ホストマザーとファザーは私の祖父母くらいの方々で娘と孫がおり、中国人の男のルームメイトもいて、食事の時は皆家に集まって食べていました。部屋は一人部屋でバスルームはルームメイトとシェアでしたがそれほど不便さは感じませんでした。大学の寮はシティにあり、大学から徒歩で30分弱、トラムで１駅のところにありました。チャイナタウンの近くにあり、野菜や果物を売っているマーケットがあったのでとても便利でした。ルームメイトは全員女の子で４人いましたが、タウンハウスと呼ばれている建物で私はプライベートバスルームを選択したのでキッチンのみ共有でかなりプライベート感のある寮でした。エントランスでは卓球やビリヤード、映画も見ることができ、またパソコンルームもあるのでとても快適でした。
エリア（街の様子など）はどのようなところでしたか？
アデレードは20min city と呼ばれており、シドニーやメルボルンと比べるととても小さな街です。とてもコンパクトで生活するにはとても便利だと感じました。シティの中にメインストリートがあり、買い物はすべてそのメインストリートでできます。また、新鮮な野菜や果物が買えるマーケットや日本のものを買うことができるチャイナタウンもあり生活に困ることはなかったです。高層ビルは少なく、ヨーロッパの街並みのような雰囲気で、緑もある落ち着いた街でした。ビーチも30分ほどで行くことができ、有名なワイナリーなどもあり、都会の雰囲気はありませんが静かな過ごしやすい場所でした。
生活費はどのくらいの費用がかかりましたか？
ホームステイをしていた頃は食事付きだったので住居費や食費などすべて込みで1か月に10万円くらいだったのではないかなと思います。大学に入ってからは自炊をしないといけなかったので15万円弱ほどかかっていたかなという感じがします。私は外食したり、遠出したりかなりお金を使っていた方だと思うので他の人に比べ生活費はかなりかかっていたと思います。また大学の寮がかなり高かったので寮に入ってからかなりお金がかかるようになりました。ですが、他にアデレードに来ていた日本人の留学生の子の中にはかなり節約している子もいたので1か月10万円前後が目安かなと思います。しかし、アデレードはシドニーやメルボルンに比べて物価が安いので、他のエリアよりは安く済んでいるのではないかなと感じました。
楽しかったこと・印象的な出来事は何ですか？
ホストファミリーや友達とワイナリーに行ったり、動物園やビーチに行ったり週末はとても楽しかったなと感じます。ですが、アデレードを選んで良かったなと思うことは小さい街などですぐに友達に会えることです。日本の大学の友達は住んでいる場所も遠かったりして予定を立てないと会いたいと思ったときにすぐに会えるということはないかなと思いますが、アデレードでは基本的に予定なんて立てていなくても電話してすぐに会えるのが普通だったなと思います。週末などもご飯を一緒に作ったり、友達の家に泊まったり、みんなでわいわいすることが多く普段の生活自体が楽しかったなと思います。
苦労したことは何ですか？
苦労したことなどはたくさんあったかなと思いますが、基本的に学校に関して苦労することが多かったかなと思います。語学学校ではクラスメイトが全員中国人ということもあり、なかなかクラスに馴染めず大変でした。クラスメイト自体はとても良い子で、日本語を勉強している子や日本に興味を持ってくれている子もいて話しかけてくれることも多かったですが、話しているとだんだん中国語になっていき疎外感を感じたり、英語を勉強しに来たのに中国語を勉強しに来ているように思うこともあって、その当時は苦労しました。また、大学に入ってからは現地の学生の中に一人だけ混ざってディスカッションをしたりプレゼンテーションをするなど、自分の英語力が明らかに追いついてないなということを感じる場面が多かったのでその部分で苦労しました。
今回の留学経験を今後どのように活かしていこうと思いますか？（将来のキャリア・進路など）
正直、将来のキャリアや進路についてまだ明確には決まっていませんが、留学したことによりその方向性をつかむことができました。留学で得たことと言うと英語力が一番になるかなと思いますが、留学して内向的だった性格が社交的になったり、たくさんの変化や経験をしました。今回留学で経験したことを自分のキャリアや進路に活かすことができれば良いなと思いますが、自分が経験したことを経てどのようなことをやりたいかを考える一つのキャリア選択の手段として活かせればいいかなと思います。
ICCのサポートで役立ったことを教えてください。
ICCの方には感謝してもしきれないくらいお世話になりました。留学準備などもそうですが、特に私はビザの関係でかなりお世話になりました。2016年の8月末から留学予定でしたが、2016年7月にオーストラリアのビザ申請の方法が変更になったことで大きな影響を受けました。ビザ申請後、時間がたってもなかなかビザが下りず、留学直前の8月に入ってもおりませんでした。その間、ICC のスタッフの方、特にその時私のビザ関係を行ってくれていた吉田さんをはじめICC 以外の方にもお世話になっていたと聞きました。ビザ申請をする前はまさか留学直前になってもビザが下りないとは思っておらず、自分で申請することも考えていましたがICC の方に頼んでいて良かったなと思いました。ICC の方が動いてくれたおかげで留学開始日の直前にビザがおり、開始日に遅れることなく無事留学を開始することができました。
これから留学される方にアドバイスをお願いします。
留学を考える中で迷うこともたくさんあると思いますが、実際に行ってみて気が付くことや学ぶことが多くあると思うのでぜひチャレンジしてほしいと思います。留学後のことが心配になることもあると思いますが、留学準備さえしておけば大丈夫ですし、全く知らない場所に行っても助けてくれる人は絶対にいるのであまり心配しすぎなくて大丈夫だと思います。私は留学準備にあまり時間を割けなかったので、留学をしたいと思っているなら早めに行動に移すといいのかなと思いました。また、英語はどれだけ勉強していっても無駄になることは絶対にないですし、私自身もっと勉強していればよかったと思うので毎日少しずつでも続けられるといいのかなと感じます。留学して辛いことや大変なことなど苦労することもあると思いますが留学して良かったなと感じられると思うのでぜひ頑張ってほしいと思います。
