ブレードランナー(Blade Runner)
(1982年/アメリカ/監督:Ridley Scott/脚本:Philip K. Dick, Hampton Fancher他) |
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スピルバーグの映画「A.I.(Artificial Intelligence)」にも取り上げられいますが、人間がアンドロイドを愛することができるかという永遠のテーマについてチャレンジしている映画です。ハリソン・フォードが出演しているというので、多くの方々がご覧になったかと思います。個人的な意見では、A.I.よりもBlade Runnerの方が汚い町並みなど生活感があって気にいっているのですが、人間は、アンドロイドと知っていながら、それを「愛する」ことができるのでしょうか。僕自身は、「アイボ」を所有していませんが、お持ちの方々に伺ってみたいものです。
Blade Runnerは、かなり哲学的な雰囲気で映画が流れていきますが、「愛」ということを考えますと、アンドロイド(レプリカント)の処理班である、デカード演じるハリソン・フォードがレプリカントである、レイチェル演じる、ショーン・ヤングと結ばれようとするシーン: |
和訳の文字(うすい色の文字)にカーソル・ポインタをあてるとはっきりした色の文字が出てきます。
Windowsの方は □ にあてると和訳がカーソル・ポインタで邪魔されません。 |
Rachael: |
I can't I am replicant. |
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Rachael: |
I want you. Put your arms around me. |
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レプリカント相手だからでしょうか、命令調であるし、また、機械相手だからでしょうか、心の葛藤も含めてラブシーンではありながら、少し乱暴なシーンではありますが、その前からの流れを考えますと、理解できるようなシーンです。
また、"I want you."というのは、よく、「抱いて」と訳されてますが、僕としては、「あなたが欲しい」とストレートに表現した方がいいように感じます。「抱いて」だったら、"Hold me."とか"Give me a hug."の方が自然です。映像も素晴らしいですが、サントラが今はやりの「癒し系」にぴったりな映画です。 |
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