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ダイハード3(Die Hard: With a Vengeance)
(1995年/アメリカ/監督:John McTiernan/脚本:Roderick Thorp)

人種抗争をテーマに、暑さも吹き飛ぶアクションシーンの連続

 1995年に公開され、日本でも人気が高いシリーズの3作目。
タイトルがDie Hardというだけ、本当にBruce Willis演じるJohn McClane警部補は、なかなか死にません。日本においてのBruce Willisの人気を確実にしたシリーズでもあるので、もちろん、ご覧になられた方も多いでしょう。3作目は、暑い日が続くこの頃にふさわしく、暑い日のイメージで、しかもそれを吹き飛ばすような、アクションシーンが続きます。この映画では、まず、ニューヨークで電器屋を営んでいた、Zeus Carver演じるSamuel L. Jacksonがテロの要求に従うよう、警察に協力するよう要請され、それを拒むシーン。

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Zeus: That's white man with white problem. You deal with them. Call me when you cross 110th St.
白人が起こした白人の問題じゃねいか、おまえらが処理しな、110番通りを超えたら連絡しな。   □                              
McClane: Why did you save my ass.
じゃなんでおれを助けたんだ。   □                     
Zeus: I didn't. I stop the white cop getting killed in Harlem. One white cop getting killed today, tomorrow we got 1,000 white cops all of them with itchy triggy fingers. Got it!
おめえなんて助けてねえ。白人の警官が殺されるのを止めただけだ。今日、白人の警官1人殺されてみろ、明日になったら、引き金を引きたくてしかたぇ1000人の白人の警官がうろつくことになるんだ、わかったか!   □              

 ニューヨークに行かれた方はおわかりかと思いますが、110番通り(110th St)から先は、属にハーレムと呼ばれるエリアで、黒人層が多いことで有名です。
この映画が作られた前にあったL.A.での白人警官の黒人に対する暴力問題を取り上げていて、興味深い内容になっています。この映画では、人種の問題に多く触れています。そのその中で、Samuel L.Jacksonがもっともらしく、素晴らしく演じています。
さらには、テロの犯人がMcClaneを執拗に要求することに対して、我々にも種明かしをするシーン。

FBI捜査官: Does the name Gruber mean anything to you Lieutenant?
警部補、Gruberという名前に聞き覚えは、ありますか?   □         
McClane: It rings the bell, yeah.
思い出せないこともないけど。   □                     

このIt rings the bellというのは、I rememberというのもいいですが、口語的でいい表現です。

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