ファーゴ (Fargo)
(1996年/アメリカ/監督:Joel Cohen/脚本:oel Cohen & Ethan Cohen) |
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自分では完璧に計画したつもりが、一つの狂いが起きたために、がたがたとくずれていくという典型的なケースをうまくまとめた映画です。自動車のセールスパーソンである、William H. Macy演じるJerry Lundergaardが自分の妻を誘拐し、身代金をSteve Buscemi演じる、Carl Showalterらと分け合う計画を建てます。この映画では、やはりその計画の交渉を行うシーン。Jerryは同僚のShepから彼らのことを紹介されたようで、待ち合わせをしたのが、Fargoという街がこの映画のタイトルとなっているようですが、Jerryが約束の時間に遅れてきたことから始まり、最初から何かかみ合わない雰囲気が漂いんます。 |
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Carl: |
I'm not gonna debate you, Jerry. |
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Carl: |
I'm not gonna sit here and debate. I will say this tough: what Shep told us didn't make a whole lot of sense. |
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Jerry: |
Oh, no, it's real sound. It's all worked out. |
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Carlから自分で自分の妻を誘拐し、身代金をせしめるのが理解できないと指摘され: |
Jerry: |
Okay, it's, see, it's not me paying the ransom. The thing is, my wife, she's wealthy, her dad, he's real well off. Now, I'm in a bit of trouble. |
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Carl: |
What kind of trouble are you in Jerry? |
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Jerry: |
Well, that's I'm not inta, inta, see, I just need the money. Now, her dad's real wealthy. |
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Carl: |
So why don't you just ask him for the money? |
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確かにそのとおりなのですが、事情があるようです。その辺も映画ではうまく表現しています。well offとは、wealthyと同じ意味ですが、口語的にはよく使われる言葉ですし、少しうらやみもこめられた表現です。計画が崩れはじめて、Frances McDormand演じる女性警官が素晴らしい味を出し、アメリカ中西部の生活ぶりをよく理解できる映画です。
Carlは、映画の中で農場に身代金を埋めるのですが、2001年末にその身代金を探しに行った日本の女性が凍死した本当の話しは、この物語が半ば実話であったことを信じたゆえの行動だったのでしょうか。
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