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羊たちの沈黙 (The Silence of the Lambs)
(1991年/アメリカ/監督:Jonathan Demme/脚本:Ted Tally)

 "Red Dragon"の元祖とも言うべき映画です。
実際にはこの「羊たちの沈黙」の前に起こる話しで、この映画の後の話は、「ハンニバル」という映画で既に日本でも上映されています。
「羊たちの沈黙」は、何度もテレビで上映されているので、ご覧になられた方も多い でしょう。
ここでは、やはり、Clarice Starling演じる、Jodie FosterがDr. Hannibal Lecter役を演じる、Anthony Hopkinsに父親を亡くした後、酪農家に引き取られ、そこを逃げ出 した理由を述べるシーン。

和訳の文字(うすい色の文字)にカーソル・ポインタをあてるとはっきりした色の文字が出てきます。
Windowsの方は □ にあてると和訳がカーソル・ポインタで邪魔されません。
Dr. Lector: I'll listen now. After your father's murder, you were orphaned. You were ten years old. You went to live with your cousins, on a sheep and horses ranch in Montana. And-?
今なら聞くよ。君のお父さんが殺されて、君は、身寄りがなくなった。君は10歳だった。君がいとこの羊や馬がいる、モンタナの農場に住むことにな った、そして?  □
Clarice: And- one morning I just - ran away….
そして、ある朝ただ、逃げ出しのです。   □                 
Dr. Lector: Not “just,” Clarice. What set you off? You started what time?
「ただ」ってのは、いただけないな。何がそうさせた。何時ごろの ことだい?   □
Clarice: Early. Still dark.
早かったと思います。まだ暗かったから。   □                
Dr. Lector: Then something woke you. What? Did you dream….? What was it?
じゃ、なにかで起きたんだ。何だった?夢を見たのか?何だった?   □     
Clarice: I heard a strange sound…
変な音が聞こえて。   □                          
Dr. Lector: What was it?
何だった?   □                              
Clarice: I didn't know. I went to look…
わからなくて、見に行ったら。   □                     
Dr. Lector: Screaming! Some kind of - screaming. Like a child's voice.
叫び声が! 子供が叫ぶような声が。   □                  

Clariceは、羊を畜殺するところを見て逃げ出してしまったようです。殺人鬼が裏を 返せば優秀な心理学者であったことを表しているこのシーンは、その他のグロテスクなシーンに隠れがちですが、二人の優秀な役者の一騎打ちをうまく出しています。このシーンの後ファイルを渡すときにDr. Lectorの指がClariceの指に触れるところが、最後のシーンで活かされてきます。
知的な人は、イングリシュアクセントを使用する、という先入観をうまく利用している映画でもありますし、Jodie Fosterの南部アクセントにも注目してみてください。

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