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アメリカン・プレジデント(American President)
(1995年/アメリカ/監督:Rob Reiner /脚本:Aaron Sorkin)

 独身の大統領が公私混同しながらも恋に落ちた女性と結ばれるというラブロマンス。
危険な情事のマイケル・ダグラスが妻を亡くした大統領、アンドリュー・シェファードを演じています。忙しい日々の中で偶然にも空いた時間を、マーティン・シーン演じる大統領補佐官が懇談していた環境保護団体の会議に顔を出します。そこで熱弁をふるっていたアネット・ベニング演じるシドニー・ウェイドと遭遇します。彼女に一目惚れし、わからないはずの電話番号を調べ、彼女を晩餐会に誘ったり、ホワイトハウスへ夕食を誘ったりしますが、環境団体の弁士である彼女に対しての風あたりは強く、実らない恋であると彼女は考え、彼に誘うのを止めるよう、説得を試みます。

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Shepherd: You know what your problem is?
君が気にしているのは何かわかる?   □                   
Sydney: What's my problem?
何を気にしてるのでしょう?   □                      
Shepherd: Sex and nervousness.
セックスに対する緊張さ。   □                       
Sydney: Sex and nervousness is my problem.
セックスに対する緊張さが私が気にしていることなのね。   □         
Shepherd: Yes, last night when we were looking at the different place setting in the dish room, I realized that those place settings were provided by the First Ladies. And I'll bet none of those First Ladies were nervous about having sex with their President husbands. Any you know why?
そうさ、昨夜皿が並べてある部屋で並べられている皿を一緒に見ていた時感じたんだけど、あれらは過去のファーストレディーが用意したものだったんだよね。ただ、きっと過去のファーストレディーたちは、彼女たちの夫である大統領とセックスする時に緊張しなかったはずだ。何故だかわかる?   □                  
Sydney: No, but I am sure you'll explain it to me.
わからないけど、説明してくれるような気がします。   □           
Shepherd: I will. Because they weren't presidents when they met them. Not the case here.
するさ。それは彼女たちが会った時には彼らは大統領ではなかったからさ。そういう問題ではなかったのさ。   □                         

緊張していないというのをこの後シドニーが見せて二人は結ばれるのですが、個人的な問題が政界において問題となり、支持率も二人の関係も微妙になっていきますが、持ち前のリーダシップをマイケル・ダグラスがうまく演じています。問題が起きながらも大統領をサポートしていくブレーンたちを、前述したマーティン・シーンやマイケル・J・フォックスたちが素晴らしい演技をしています。
確かどこかの国の首相も独身であったのでは。同じ状況になったらブレーンはこのようにサポートしてくれるでしょうか。

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