シネマトークライブラリーTOP | ICCWORLD 

ターミネーター(The Terminator)
(1984年/アメリカ/監督:James Cameron/脚本:James Cameron、Gale Ann Hurd)

2029年の未来から殺人機械が1984年に舞い戻り、殺人機械を撲滅させている人間のリーダーの母親を殺害しようとするのを、リーダー自身が彼女を救うべく戦士を送り込み殺人機械と壮絶な戦いをするという、映画ファンであれば、一度は、ご覧になったことがある映画でしょう。

リーダーの名前は、ジョン・コナーで、母親はサラといい、殺人機械はLA中のサラ・コナーを殺害し始めます。偶然とはいえ、自分の名前の人たちが殺害されているのを知った、リンダ・ハミルトン演じる、サラ・コナーは、難を逃れるため、ディスコで警察の保護を受けるため待機しますが、運悪くルームメイトに入れた留守番電話のメッセージをアーノルド・シュワルツェネッガー演じる、ターミネーターに聞かれてしまい、命を狙われることに。そこへマイケル・ビーン演じる、リースが彼女を救います。

その救われたシーンから。

和訳の文字(うすい色の文字)にカーソル・ポインタをあてるとはっきりした色の文字が出てきます。
Windowsの方は □ にあてると和訳がカーソル・ポインタで邪魔されません。
Reese: Are you injured? Are you shot? Do exactly what I say. Don't move unless I say. Don't make a sound unless I say.Do you understand? Do you understand?
けがはないか?撃たれたか?俺に言うとおりにするんだ。俺が言うまで動くな、俺が言うまで、音をたてるな、わかったか!わかったか!    
Sarah: Yes. Don't hurt me.
わかったわ、痛めつけないで。   □
Reese: Assigned to protect you. You've been targeted for termination
君を守るよう指名された。君には抹殺指令がおりている。   □
Sarah: This is a mistake. I haven't done anything.
何かの間違いよ、私なにもしてなもの。   □
Reese: No. But you will. It's very important that you live.
確かに。でもそのうちするんだ。君が生き延びることは、非常に重要なんだ。   □

英語においてと日本語においてのNoの使い方が違うのに注目してください。
日本語であれば、最後の台詞は、Yes. But you will.となりますが、英語は、はっきりYes, Noの区別がつきます。このあたりは、文化的な違いなのかもしれませんが、しっかり理解しないと誤解を招くことになりかねませんので注意してください。

この後、2,3と続編が続くわけですが、リーダー(ジョン・コナー)は、この2人の間に生まれた子供であるのですね。今観ると、少し特撮に物足りなさを感じるかもしれませんが、1984年に公開された時は、どれだけ攻撃しても死なない、不死身のターミネーターを印象つけるにふさわしい映画でありました。

戻 る

 シネマトークライブラリーTOP | ICCWORLD