ナチュラル(The Natural)
(1984年アメリカ/監督: Barry Levinson /脚本:Roger Towne/Phil Dusenberry) |
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松井、イチロー選手などの活躍により、メジャーリーグの話題が相変わらず伝えられている昨今ですが、今回ご紹介するこの作品は、以前取り上げた「さよならゲーム」とはひと味違った野球映画です。この作品は主人公Roy HobbsをRobert Redfordが、彼の幼なじみの女性IrisをGlenn Closeが演じています。
1918年のアメリカ中西部、野球に打ち込む親子の姿から始まるこの映画は、のどかな状況をうまく伝えています。のちに父親が亡くなった傍で落雷によって2つに裂けた木から自らバットを作り、野球への想いを心に刻み込みます。
20歳くらいになった頃、シカゴに属するチーム(一応サミー・ソーサのいるカブスになっていますが)にスカウトされるべく、Hobbsは「大都会」に向かいます。途中、ベーブ・ルースに似た風貌の選手を3球3振に取り、その実力を示します。
その後、道中に知り合った謎の女性が放った銃弾を受けてから16年の歳月が流れ、Hobbsはようやくプロ球団と契約します。プロでの経験が皆無である選手に、監督は最初反感を持ちますが、打撃練習での彼の打球を見てHobbsの才能を認め、やがて彼の活躍により最下位で低迷しているチームを優勝間近へ導くという映画です。
その中から、ある日打撃好調であった彼を古傷が襲い、Hobbsは入院してしまい、「2度とバットは握れない」と言われたRedfordとCloseの会話。
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Roy Hobbs: |
I coulda been better. I coulda broke every record in the book. |
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Roy Hobbs: |
And then? And then when I walked down the street people would've said there goes Roy Hobbs, the best there ever was in the game. |
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Iris Gaines: |
You know, I believe we have two lives. |
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Roy Hobbs: |
How・・・what do you mean? |
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Iris Gaines: |
The life we learn with and the life we live with after that. |
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Closeと正反対の存在をKim Baseingerが演じています。Hobbsがスランプに陥った時、白い服を着たCloseが立ち上がるところがどこか象徴的です。最後がわかっていても単純に感動できる映画です。 |
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