キル・ビル(Kill Bill Vol. 1)
(2003年アメリカ/監督・脚本:Quentin Tarantino ) |
|
5年間の沈黙を破り、話題の監督の第4作目なのだそうです。
ヒロインは、秘密暗殺集団から「卒業」し、花嫁になろうとした矢先に同僚から襲撃を受け、4年間の昏睡状態から目覚め、同僚に復讐することを決意します。
今回ご紹介するのは、ヒロインが最初に復讐しようとする元同僚とのシーン。
|
和訳の文字(うすい色の文字)にカーソル・ポインタをあてるとはっきりした色の文字が出てきます。
Windowsの方は □ にあてると和訳がカーソル・ポインタで邪魔されません。 |
Copperhead: |
So When do we do this? |
|
|
The Bride: |
It all depends on when do you want to die? Tomorrow?
The day after tomorrow?
|
|
|
Copperhead: |
How about tonight bitch? |
|
|
The Bride: |
Splendid, where? |
|
|
Bitchというのは、直訳すると、「あばずれ」とかの悪い表現であり、「今晩ってのはどう、あばずれが?」となるとおかしな訳になってしまいますよね。言葉には、どうしても訳せないのがあるようです。同じ相手との他の会話でも、 |
Copperhead: |
So I suppose it's a little late for an apology, huh? |
|
|
The Bride: |
You suppose correctly. |
|
|
Copperhead: |
You have every right to get even. |
|
|
The Bride: |
To get Even? Even-Steven? I would have to kill you,go upstairs, kill little Nikki, then wait for the good Doctor Bell to come home, and kill him. That'd be about square. |
|
|
ここでも、Even-Stevenは言葉の語呂合わせで、日本語には変えられないですね。ところでEven-Stevenは良いとしても、Bitchはあまり良い言葉ではないですから、使用方法に注意がいるかと思います。
映画に関しては、複雑な気持ちになりました。監督はそれで有名なのですが、どうも話が前後しすぎるのは、あまり好きではありません。どう考えても、前後に日本語を習った気配がないのに、The Brideは、どうして日本語が喋れるのでしょう。もう少し日本に対する印象を改めてほしいと感じた一作でした。
|
|