現在ICCコンサルタンツで広報のインターンをしている緋花瑠(ひかる)と申します。ICCで働いてみて一貫して印象的なのは活力と慈愛に満ちた社員の方々の存在です。
今回は、同業界からICCに転職し、現在は法人営業と個人営業の双方で活躍中の芦澤さんへのインタビューの様子をお届けします。転職して見えたICCならではの魅力や、ICCで働く中でのやりがいについて存分に語っていただきました。
芦澤可奈(あしざわ かな)/2017年入社
前職では語学留学やワーキングホリデーを取り扱う留学エージェントにて、カスタマーサポートや営業、および部下のマネジメントに携わる。またICC入社直前にはフィリピンのスタートアップ語学学校にてインターンシップを経験。現在はICCの営業部に所属し、BtoB業務ではプログラム開発から営業、手配、そして帰国後のフォローアップまでを担当し、BtoC業務では主に各種プログラムのカウンセリングに従事する。
1. ICCは人が良い会社。加えて社会へ貢献している実感を感じられる場所
緋花瑠:本日はよろしくお願い致します。早速ですが、まずは芦澤さんの前職についてお伺いさせてください。
芦澤:以前も留学会社で働いていましたが、ICCとは少し異なり主に語学留学やワーキングホリデーのサポートを売っている会社でした。私の仕事としては留学に申し込んだ方の顧客満足度を上げるためのサポートや手続きであったり、追加のサービスをご提案する業務が中心でした。その他に営業や後輩の教育、マネジメントにも関わったりもしていました。
緋花瑠:ありがとうございます。では、ICCのどんな部分に魅力を感じて転職を決めたかを教えていただけますか?
芦澤:選考過程の中で「人がいいな、すごい会社だな」と思った出来事がありました。当時は選考を受けながらも、ICCは独自のプログラムを作っていたり、大学進学を扱っていたりするので、自分にはハードルが高いんじゃないか、ここで本当にやっていけるのかな、と不安があったんですね。けれども、一次選考後に面接を担当してくださった方にその旨を相談をしたら「人生の選択肢は沢山持っててもいいんじゃない?」「ハードルが高いと思っているかもしれないけど、そこで諦めるんじゃなくて、最後まで受けてみて、色々な選択肢を見た上で決めてもいいんじゃない?」と言ってくださって。会社としては入社の意思が強い人を取りたいはずなのにもかかわらず、私の人生を考えたアドバイスをしてくれて、こんな会社は他にないなと思いました。
その後の最終選考の際にも、社長の曽根さんが私の人生や家族についてすごくよく聞いてくれましたし、私も曽根さんが目指している方向に共感し、社員のことをとても大切にしている会社だなと感じ、ICCに決めました。
緋花瑠:素敵なエピソードをありがとうございます。前職とICCでは扱うプログラムが異なるとのことですが、実際に働いてみて何か感じられていることはありますか?
芦澤:それまでは、数字を達成することを第一目標に留学をご紹介していたように思います。もちろんお客さまのお話を伺い、コンサルティングはしておりましたが、「数を取る」という指標をいつも念頭においていました。自分自身も数字に振り回されていた所もあったと思います。留学を通して一歩踏み出すお手伝いはできるけど、その人にとって本当に最適な方法がその留学なのか、というところまで深掘りしきれてなかったように今振り返ると思います。
その一方で、ICCのプログラムは自分たちで開発していて、心からいいなと思える留学の内容なので、自然と営業に心がこもります。その人に合っていると思うからこそ話すし、反対に違うと思えば正直にそうお伝えして、別のご提案をさせていただくようなコンサルティングをしています。ICCの留学プログラムはどれも社会的にも意義があると思えるプログラムばかりですから、一生懸命お客さまを応援すること自体が自分も社会課題の解決に携わっていると実感できます。数字=お客さまの役に立てた回数、と素直に思えるし、ひいては社会課題の解決に貢献できたと感じられるのです。
もちろんICCでもしっかり毎月の目標も追いかけていますよ!
2. 「人生を変える」覚悟を決めた参加者から受ける刺激と強まる自身の使命感
緋花瑠:ありがとうございます。前のお仕事と比べ、より一人一人に正面から向き合えるようになった今、どういったことがお仕事の原動力になっていますか?
芦澤:やっぱり「人の役に立っているな」と感じられる瞬間ですね。例えば、法人研修で3、4年前に送り出した方が今ベトナムの事務所で駐在員として働いてると聞くと、自分が手がけた研修で海外で活躍できる人をもっと増やしていきたいなと思いますし、私が送り出した学生が現地滞在中に自分たちで学生サークルを立ち上げて一歩踏み出そうとしていると知ると、私も頑張らなきゃなと思います。いろいろな人が頑張っている、自分の可能性を広げられるチャンスがある!それをみんなにもっと伝えたいし、多くの人に行ってほしいと思います。いいエコサイクルのようなものが回っていますね。
緋花瑠:お仕事の中で関わった方々の現地での活躍やその後の活躍が、やる気に繋がっているんですね。
芦澤:そうです、嬉しいですね。特にICCのプログラムには、ただ海外に行きたいだけじゃなくて本気で自分の人生を変えたいという方が多く参加しているなと思います。高校留学にしても、大学進学にしても、IBP留学にしても、参加するためにまずは英語を準備する必要があるので、皆さん留学前から勉強を頑張っていて覚悟の違いを感じます。だからこそ、留学後のキャリアも全く変わってきていて、留学が本当に自己投資になっていると思います。
これまでワーホリで成功する人も沢山みてきましたが、それと同時に出発前に全然英語を準備せず、現地でも遊んでしまって帰ってきて英語力がほとんど上がらなかったといった人も沢山見てきました。留学中はどう過ごすか自分次第なので、一番いい理想を見せながらお客さんの背中を押してくことに対して「頑張ってほしいけど、ずっと連絡を取ってるわけじゃないし、上手くモチベーションを保っていけているかな」とモヤモヤした思いもありました。
ICCの提供するプログラムには定期的なサポートがあり、それも手取り足取りというよりはみんなが一歩チャレンジできるようにするためのきっかけ作りや後押しができるようになっています。「周りに頑張ってる人がいるから、どんどん自分も頑張らなきゃ」と周囲に影響を受けて留学生活を前進していく人が多いですし、帰国後も社会で活躍されていたり、自分が生きたい人生を歩んでいる方が多く、その人生の一部分に携わらせてもらっていることが光栄だなと感じています。
緋花瑠:渡航後の現地でのサポートはICCならではですよね。実際にプログラムを通して成長していく留学生の皆さんに、芦澤さんご自身も刺激を貰っているということですね。
3. 明確な理想の姿までの道筋をロジカルに組み立てていくBtoBプログラム
緋花瑠:では今度はさらに具体的なお仕事についてお伺いしていきたいと思います。まずBtoBのお仕事では、どのようなことをされていますか?
芦澤:BtoBのお仕事では、学校法人や企業法人の方から「こんなプログラム作ってほしい」「人材開発でこういった課題があって、研修を通してこんな人材を育成したい」という課題をもらって、プログラムを作るところから始めます。企画をして提案をして、それが受注になれば実際に手配、運営までを進めていくといったところがBtoBの仕事になります。
緋花瑠:企画は個々の希望や状況に合わせてゼロから組み立てていくのでしょうか?
芦澤:そうです。本当にカスタマイズになりますね。私が一年目の時に作ったプログラムでは、フィリピンでインターンをしていた時の人脈を頼って、企業訪問をさせてもらったり、ツアーを組んでもらったりということもありました。
緋花瑠:このBtoBのお仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
芦澤:BtoB、特に企業法人は、どんな人材を育成していきたいのかという目標や戦略が明確です。なので、研修生の方の留学先での経験が、帰国後の活躍に直結していることを実感できるところが大きなやりがいだなと思います。
クライアント企業と一緒に最適なものを全て詰め込んだプログラムを組み立てられるところも面白いなと思います。
緋花瑠:ありがとうございます。反対にBtoBの難しさはどんなところにありますか?
芦澤:BtoBではご担当者様が気に入ってくださったからといって成約にはなりません。組織として様々な部門が関連してくるため、人事部門や人材開発部門とのやり取りから始まり、そのチームが他社比較をして、どのプログラムがいいかという検討を進めていきます。それが終わると今度は決裁を取る方の判断を仰ぐために、さらに社内での比較検討が行われます。色々なプログラムがある中で、ロジカルに考えて、コストや内容面で総合的に一番いいと思ってもらえるプログラムでないと決まらないところが大変ですし難しいですが、その分通った時はものすごく嬉しいです。
4. 限りなく広がる可能性に思いを馳せ、心に寄り添い共に考えるBtoCプログラム
緋花瑠:続いてBtoCについて、お仕事の内容とそのやりがいを教えていただけますか?
芦澤:BtoCについては私はセミナーの運営や、お客さまとの個別の相談の対応を担当しています。
一人一人のお客さまとより強い信頼関係を築けて、その方の人生がより良くなるようにお手伝いさせていただけるところにすごくやりがいを感じます。「営業」というよりは「本当にその留学の形がその人にとってベストなのか」「私がこういう理由で行くなら、こんな留学にしていきたい」ということを一緒に考えていく感じです。
留学に対するそれぞれの大切な思いを受け止めて、ワクワクする未来を一緒に考えていけることがすごく楽しいし、覚悟を決めて行くその人生の選択に携わらせてもらえていることにやりがいを感じます。
緋花瑠:人生に濃く関わるからこそ、大変だったり、難しく感じることもあると思います。BtoCのお仕事の中で、そう感じられることはありますか?
芦澤:やっぱり個人の予算の関係で「この人にどうしても行ってもらいたい」という気持ちがあっても限界がある、できる限りの奨学金を紹介したりプランを立てたとしても一歩踏み出せない方も実際にいる、というのはすごく悔しいなと思います。
それからBtoCの場合、大学生にしても、社会人の方にしても、ほとんどの方が一回仕事を辞めた状態や、まだ就活を終えていない状態で行かれるので、出発前はすごく不安を抱えています。現地で頑張ってきたら絶対にいい未来が待っていると経験上でも思うのですが、それを保障することはできないので、いろんな事例を出したり寄り添って考えたりします。それでも拭いきれない不安があるとどうすればいいかなと悩むことはあります。一人一人不安に感じるポイントも価値観も違うからこそ、難しいなと感じる部分です。そんな時は現地オフィスやキャリアアドバイザーの方の最新情報などを頼ることもあります。
5. 一歩踏み出した経験があるからこそ強く押したい背中。社員としても挑戦を続ける今
緋花瑠:芦澤さんはご自身のどんなところが今のお仕事に合っているなと感じられますか?
芦澤:やっぱり人が好きというところと、みんなの頑張りたい思いやチャレンジしたい思いを応援したい気持ちを持っているところがこの仕事に向いていると思います。
私自身も一年間、社会人になってからフィリピンにインターンシップに行った経歴があります。それまでは家庭環境や経済的な事情で自由に留学に行ける状況ではなかったんですね。だからこそ、自分の力で一歩踏み出してチャレンジすることの不安も理解できますし、留学を決断して良かった、という強い想いを持っています。そういった自分の今までの経験や人生を活かして、留学前に抱える不安や辛い気持ちにも寄り添うことができているのかなと感じます。
やらない言い訳より、やる方法を一緒に見つけていくというのが、私がやっていきたい仕事の一つです。
緋花瑠:芦澤さんの熱い思いは、絶対に皆さんに伝わっていると思います。
これからICCで一緒に働く方が増えるとしたら、どんな方だといいなと思いますか?
芦澤:私と同じように人が好きで、人の人生を応援することが好きな方は楽しんで仕事ができるんじゃないかなと思います。
もう一つはポジティブな方がいいと思いますね。企業の課題やお客さんの課題は、必ずしもすぐに答えが出ないものも多かったりしますし、新しいものを作るとなるとシナリオを書いてたけれども上手くいかないということももちろん出てきたりします。そういった時に「でも新しいことをやれて面白いじゃん」とか「こういう場合ってこうなるんだね、勉強になったね」という感じで、もっともっといいプログラムにしていこうと考えられると、その人自身が楽しんで働けるんじゃないかなと思います。
緋花瑠:難しいことがあっても、どうやって乗り越えていくかを考えられる方は素敵ですね。
芦澤:ICCは、もちろんお客さんにとってベストな留学にしていくことは大前提ですが、新しく何かをするときに失敗しちゃダメということは絶対にありません。だから新しいことをやりたい人が大好きだし、市場にないものを作り出していこうという雰囲気があります。気兼ねなく挑戦できるのが面白いなと思います。例えば今留学業界で働いていて、もう一歩チャレンジングにお客さんに関わりたいとか、業務経験を活かしてここをもっと改善していきたいという思いがある方は実際に動いていける環境だと思います。
緋花瑠:積極的に挑戦できる方が輝ける環境なんですね。一つ一つ深く聞くことができて良い時間になりました。ありがとうございました。
6. インタビューを終えて
ワーキングホリデーや語学留学を扱う会社と、高校留学・大学留学・IBP等を扱うICC。同じ留学業界と言えども、扱うプログラムが変われば取り巻く環境や抱える気持ちも大きく変化するということが伝わってきました。また新たな景色が見える一方で、自分たちでプログラムを作っているICCであれば、これまでの知識や経験を活かせる機会もふんだんにありそうです。
留学出発時までのみならず、現地滞在中もプログラム参加者に寄り添い、応援を続けていきたい。人々に秘められた可能性を信じて、最大限の成長に尽くしたい。そんな熱量をお持ちの方は是非ICCをご検討ください。
緋花瑠(ひかる)インタビュー&総編集担当
ICCインターン生。2023年9月モナシュ大学マレーシア校ビジネス学部会計学専攻卒業。ICCマレーシア留学WEBマガジンにて執筆記事を公開中。公式インスタグラムアカウント(@malaysia_studyabroad)にてストーリーズ・リール動画等を投稿中。