現在ICCコンサルタンツで広報のインターンをしている緋花瑠(ひかる)と申します。ICCで働いてみて一貫して印象的なのは活力と慈愛に満ちた社員の方々の存在です。
今回の記事では、現在営業部で活躍される吹中さんへのインタビューの様子をお届けします。他社留学エージェントから転職してきた吹中さんの目にICCがどう映るのか、存分に語っていただきました。
吹中由佳(ふきなか ゆか)/2018年入社
前職では語学留学やワーキングホリデーを扱う留学エージェントにて、カウンセリング対応から手配までを一挙に担う。現在、ICCの営業部では大学・大学院の正規留学のコンサルティングに従事。またセミナー企画、SNS運用やメルマガ企画運用をはじめとするマーケティング業務にも携わる。
1. 「ワークライフバランス」と「さらなる成長機会」を求めICCへ転職
緋花瑠:本日はよろしくお願い致します。早速ですが、吹中さんはICCに転職される前はどのようなことをされていましたか?
吹中:以前は語学学校への留学や、ワーホリをメインに扱っている留学エージェントで働いていました。短期から長期まで、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、それ以外にも頼まれたら南米でもマルタでも、全世界の手配をしていました。
問い合わせ実態としてはかなり多く、一か月で60件程の新規の問い合わせを一人でさばいて約20件の申し込みを取っていました。一人のお客さんのカウンセリング・申し込み対応から学校への申し込み、そして送り出すところまでの全てをほぼ個人事業主の様に一人で回していました。
緋花瑠:とても忙しい環境だったんですね。そんな中、何がきっかけで転職を意識されるようになりましたか?
吹中:転職を意識したきっかけは二つあります。一つは、働き方です。そろそろライフステージを変える、結婚するといったところでした。前の会社はシフト制で、休みが週末ではないこともありました。一人で対応することが多いため、なかなか長期休みが取りにくかったり、どうしても夜中まで勤務を続けなくてはならない状況も多かったです。仕事は大好きでしたが、結婚して子供が生まれた時のことを考えると、ライフスタイルを少し変えても良いのかなと思い始めたんです。
もう一つは、「挑戦したかった」という想いです。前職では、国は違えど基本的に自分一人で同じスタイルの留学を多数対応していました。その分野では知識も増えるし、やり方も分かってきますし、自走できるようになっていたのですが、今後さらに新しいスタイルの留学やプロジェクトに関わって挑戦してみたいと思ったときに、新しい場所を探してみようと思いました。それで見つけたのがICCです。ICCは、自分達で開発して現地大学と一緒に運営しているビジネス留学や、本気で進学やキャリアを考えている方向けの大学・大学院留学も取り扱っていたので興味を持ちました。
これまでやってきた留学の知識も生かしつつ、ICCが取り扱う商材で自分も挑戦し成長できたら素敵ですよね!?それで思い切って転職を決めました!
2. 留学業界では希少な土日祝休み/時短勤務/在宅勤務制度等が整う働きやすい環境
緋花瑠:ありがとうございます。それでは働き方や働きやすさといった面からお伺いしたいと思いますが、実際にICCで働いてみていかがですか?
吹中:現在出社は週2回程度で、基本は在宅で働いています。私は娘が今三歳で時短勤務をしているのですが、やはり在宅で仕事ができるというのは非常にありがたいです。子供の具合が悪くなったりしてもすぐに対応ができるので、こういったワーママでも働きやすい環境かなと思います。周囲も子供がいる方が非常に多いので、皆さん理解があって、良くしてくださっています。もちろん、その分自分の任務への責任に加えて、自走、自立も問われる環境ではあります。
緋花瑠:ありがとうございます。留学業界だと、社員の方々が柔軟な働き方ができる会社というのは割と珍しいのでしょうか?
吹中:どうでしょう、個人的には、少なくともICCはだいぶ柔軟な会社だと思っています。留学業界って女性が非常に多い業界ではあるのですが、私の感覚だと正直離職率も高い業界ではないかなと。ICCはベテランで長く働いている人がとても多いという時点で、やっぱり働きやすい環境ではあるのかなとは思います。
時代も変わっているとは思いますが、私が業界に入った頃は、周りで育休で復帰される方をお見かけすること自体、実はとても稀でした。
緋花瑠:そうなんですね。そういった風潮の中でもICCは先陣を切って、働きやすい環境づくりに注力してきた会社だったのでしょうか?
吹中:そう思います。経営陣の皆さんも人事の方も、どうしたら多様性を受け入れながらもみんなが働きやすくなるかを考えて、いろんな制度を導入してくれています。 私の入社当時(2019年)と比べても、時短勤務も小学校六年生まで延びたり、誕生日休暇ができたりと、新たな施策が提案されていると思います。ペットの介護休暇もあるんですよ。好きな仕事をし続けられる環境があるから、その分頑張ろうって素直に思います。働きやすさもですが、だからこそ業務にオーナーシップをもって成果も出していこうねと言うメッセージは経営陣からも適宜ありますし、それは当然だと思っています。
3. 言葉を紐解き最善の決断へ導くプロフェッショナルとしての在り方
緋花瑠:今度はお仕事についてお伺いしていきたいと思います。カウンセリング業務について、どんなことをされているかを教えていただけますか?
吹中:カウンセリング業務に関しては、例えば海外の大学に進学したい方、編入したい方、もしくは大学院に行きたい方、いろんなパターンがあります。新規で問い合わせがあったお客様の要望を聞きながら大学を紹介・提案し、本人の志望先がある場合には成績や英語力を見て、こういう道筋でいけますよと案内していくような形になります。
緋花瑠:カウンセリング業務のどんなところにやりがいを感じますか?
吹中:もちろん自分で色々と調べてくる方もいらっしゃるので、それに対して「じゃあそれでいきましょう、あなたの成績ならいけますね」と進めることもできるんですが、そこでただ言われたままにこなすだけじゃなく、その人が本当にやりたいことを見極めた上で、本人が納得して選択ができるように一緒に考えてあげられるところにやりがいを感じます。
例えば「マーケティングをやりたい」と言った学生の話をちゃんと聞いていくと、実は数字の分析よりも消費者行動のような心理学寄りの分野に興味があることが判明するなど、発言と実際の考えにギャップを感じることもよくあります。そういった場合に私たちのように詳しい人間が紐解くことで、よりよい選択肢を伝えてあげられる。あるいは大学名だけを見て「この大学に行きたい」と言う人に対して「いや、この学問分野なら実はこちらの方が名門だよ」という話をしてあげられる。
その人が本当にやりたいことを引き出して、本人も納得して自分で選んで出願ができるようにサポートしていけることがやりがいですし、それができるのがプロだと思っています。
緋花瑠:ありがとうございます。自分の高校時代を振り返ってみても、進路や留学に関して一人での情報収集には限界があった気がします。詳しく知る方に相談に乗ってもらって、道筋を提案していただけるというのは、改めてありがたいことだなと思います。
SNS運用やマーケティング業務では、具体的にどんなお仕事をされていますか?
吹中:SNSに関しては、インスタグラムに高校留学やIBP留学の公式アカウントがあるので、その投稿の企画や作成であったり、インターン生に作ってもらった内容の確認や添削、こういう感じで上げてねという指示を出したりということをしています。
メルマガに関しては、ただ画像をつけて内容を入れるだけじゃなく、どんな画像をクリックしたら予約に飛びたくなるか、などといった見やすさや動線を考えて送って、セミナーなどの集客に繋がるように工夫をしています。
ロイヤリティを高めるのはもちろん、インスタやメルマガから申し込みに繋げるというところもかなり意識していますね。
4. チームで働き、オリジナルのプログラムを売る。ICCでの新たな挑戦
緋花瑠:ICCに転職してから初めて挑戦したことや、新しく経験したことはありますか?
吹中:今まで同じ業界にいたとはいえ、ずっと一人で個人事業主のように働いてきたので、ICCに入ってチームで働くことになったのは一つの挑戦でした。慣れてしまえば自分の仕事と人の仕事を共有するというのは当たり前のこととしてできるようになりましたが、当初はこれまで自分のペースで働いてきたので苦戦した覚えがあります。
あとはICCに入って、オリジナルの留学プログラムをプロモーションするという経験も初めてしました。言うなれば今まで商社にいたのが急にメーカーに入ったような。色んな選択肢をカスタマイズして「あなただったらこれとこれとこれが合うんじゃないですか」というスタイルが得意だったところから、ICCに入って「これが私たちの商品です」という売り方をするのにはやっぱり最初は戸惑いましたし、どうやってコンサルティングしていこうかというのは、ある種の挑戦だったかなと思います。
緋花瑠:そのスタイルの違いで苦戦された部分は、どのように乗り越えられましたか?
吹中:商品理解からくるマインドの変化です。自社の商品を深く知って、素晴らしいものだなと自分で腑に落ちれば落ちるほど、迷いなくお勧めできるようになりました。なまじ色々知っているからこそ、この人だったらこういう方がいいんじゃないかなと色々よぎったりしてしまうこともあったけれども、経験と知識をつけていくうちに「あなたがこういうことがしたいなら、このプログラムの中でこうすればできますよ」と言えるようになりました。
実際に、ICCが開発している留学プログラムって人材育成に直結しているので、知れば知るほど良い商品だなって心から思えるんです。
緋花瑠:ICCのプログラムを深く知ったことで、そのプログラムを軸にやりたいことを実現する方法を提案していけるようになっていったような感じでしょうかね。ありがとうございます。
5. 情熱に溢れたICCメンバーとともに目指すはプログラムの更なる認知度向上
緋花瑠:その他にICCに転職してきて感じたことはありますか?
吹中:働いている人たちの学生やプログラムに対する情熱や愛情には、本当に驚きました。前の会社でも自分の学生やお客様に対しての責任はもちろんあったけれど、なかなか踏み込んだところまでは手が回り切らなかった。だけどもICCはしっかりと学生と繋がりをもって、それぞれの学生が現地でどんなことを頑張って、留学後にどうなったかということまで大切にしているし、プログラムにしてももっとこうした方がいい、良くしていこうという声が上がっていて、その様子は本当に衝撃でしたね。
緋花瑠:そんな環境の中で働き始めて、吹中さんから何かご提案をされたような経験はありますか?
吹中:私は語学留学を手配していた経験を活かして、大学に申し込んだけど英語力がまだ足りないという人に向けた、事前英語フォローアッププログラムの提案と開発に携わっています。もともとICCでは短期やアジア諸国での語学留学はほぼ手配をしていなかったのですけど、新しくオプションのような形で作ってみたらどうかと提案しました。直ぐに賛同いただけて、実際にやってみましょうということで今上司と一緒に動いています。自分の今までの経験や人脈を引っ張ってきて出した提案をすぐに受け入れて、一緒にやろうと言ってくれる環境は本当にいいなと思います。
緋花瑠:素晴らしいですね。経験してきた畑が少し違うからこそ、今ICCで新しい試みとして活かせていたりするんですね。最後に、今後の展望や志があれば教えていただきたいです。
吹中:やっぱりICCの各プログラムはすごく質がいいのですが、まだ世の中に知られきっていないところがあります。もっとICCのプログラムの存在を周知できれば、結果的にうちの会社の利益にも繋がるし、そのプログラムを経てすごく成長し、世の中の役に立てるような人材も増えていって好循環が生まれると思います。マーケティングチームの方にもジョインさせてもらったので、プログラムを知ってもらうといった活動には今後力を入れていきたいなと思っています。
緋花瑠:私も利用させていただいた身として、ICCのプログラムの存在がぜひもっと知れ渡ってくれればと思っています。本日はためになるお話を沢山聞かせていただき、本当にありがとうございました!
6. インタビューを終えて
一般に留学業界は長く働き続けにくい構造であることを、今回初めて知ることとなりました。一方で、業界の慣習に囚われず働きやすさを真に追求してきたICCの制度からは、留学に行かれる方々だけではなく、それをサポートする社員の人生までまるごと大切にしていこうという、会社としての確固たる信念を感じ取ることができました。
自身の人生が充実することで、より心から他者に寄り添う余裕が生まれるということもあるでしょう。これまでの経験を活かし、今後も末永く留学業界に貢献していきたいと願う方は是非ICCをご検討ください。
緋花瑠(ひかる)インタビュー&総編集担当
ICCインターン生。2023年9月モナシュ大学マレーシア校ビジネス学部会計学専攻卒業。ICCマレーシア留学WEBマガジンにて執筆記事を公開中。公式インスタグラムアカウント(@malaysia_studyabroad)にてストーリーズ・リール動画等を投稿中。