学校法人対象 グローバル化時代のマーケティングとCS研修
海外からの留学生を日本の大学に
今春、東京の私立大学の職員の方のご要望で、オーストラリアの大学への視察研修をコーディネートしました。
この1週間のカスタマイズの海外研修の実施をしたのは、受験生を多く集めることで有名な、高校生から絶大な人気を誇る私立大学。職員9名の方が研修に参加されました。
留学生が多い国というとアメリカをイメージする人も多いですが、実際に在学する学生のうち留学生が占める割合は、オーストラリアが33.7%、アメリカ6.1%、イギリス27.0%で、日本はわずか3.8%。留学生募集のためのマーケティングに長けており、かつ大学教育への満足度が高いのがオーストラリアの大学なのです。そのオーストラリアの研修からマーケティングと学生サービスを学ぼうというのが今回の海外研修の主旨。 学生募集の担当者はもちろん、ITサービス、図書館、大学院事務室等、大学の様々な部署から9名の職員が集まり、海外研修を実施しました。
期間は1週間。研修先はブリスベンのグリフィス大学、クィーンズランド大学、クィーンズランド工科大学の3大学。視察の他、現地の教職員との意見交換や、留学生との交流会を実施しました。通訳を入れながらも、オーストラリアの先進的な入試システムや、現地大学職員の生の声を聞くことができる機会が多く、日本との大学の違いを様々に知ることができ、実り多い研修となりました。
また、「これまで他部署の職員と知り合うことがなかったので、この研修で職員同士の横のつながりも生まれ、今後の業務がやりやすくなった」という感想も複数あり、別の研修効果もあったようです。
日本国内の高校生に絶大な人気を誇るこの大学ですが、少子高齢化の日本。大学全入時代を迎え、受験者数や入学者数の減少は避けて通ることができません。日本の大学が真にグローバル化していくには、留学生をさらに受け入れ、その受け入れ体制を整えるために大学職員向けの海外研修は今後もニーズが高まることと思います。
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