こんにちは、Global Vision編集部兼ビジネス留学コンサルタントスタッフの万出(まんで)です。実は今月、シアトルに訪問していました。
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シアトルのシンボル、スペース・ニードル[/caption]
大学での学びとインターンシップが経験できる
ビジネス留学IBPプログラムの中でも、トップ校として人気のワシントン大学コースの授業に潜入してきました!
とにかく講師がプロフェッショナル
1、2、3学期とビジネス科目を順番に受講していくコース形式のワシントン大学での学び。見学した2016年7月はちょうど2学期の4週目でした。2学期目はマーケティング科目で、今週のテーマはマーケットストラテジーとのこと。
2学期目のメイン講師はFred先生です。授業中、話の端々に「先週はカナダのマイクロソフトに出張にいってきた」「自分の会社は・・・」などと触れられています。気になったので早速プロフィールを直接確認してみると、なんと実際のマーケティングのプロフェッショナルが講師でした!
Fred Pursell氏
ワシントン大学でグローバルデジタルマーケティングの教鞭を執りながらマイクロソフト社にて勤務。クラウドサービスによる顧客管理システムなどを担当している。
また、コンサルタントとしてIBP社、インテル社、HP社、オラクル社などで、マーケティング戦略やe-コマースのプロジェクトのサポートを行っている。
9週間で企業のマーケティング戦略を理解する
では実際の授業について見てみましょう。2学期目のマーケティングは全部で9週間です。毎週「Pricing」「Promotion」「Strategy」などのテーマが決まっていて、この週は Strategy でした。まずクラスがいくつかのグループに分けられ、グループごとに企業が割り当てられます。各グループはその企業のマーケティングケーススタディを、毎週異なるテーマに沿ってプレゼンテーションします。つまり、9週間でその企業のマーケティング戦略があらゆる視点でカバーできるようになっているんですね。他のグループのプレゼンテーションを通して、他企業の戦略も学ぶことができるので、さまざまな業界、業種のことが理解できるという仕組みになっているんです。
ちなみに、割り当てられた企業のリストはこちら:
Car2GO、Robo 3D、Nordstrom、Lululemon、GoPro(個人的にはGoPro担当になりたいと思いました!)
マーケティング戦略のケーススタディ
Promotion:BMWのプロモーション戦略を例にとってWEBサイトやキービジュアルの分析をします。
Concept:マーケティング戦略を考える上でのコンセプトの立て方を学びます。
Planning:ローカリゼーション戦略のプランニング。
Strategy(マーケティング戦略)と一言で言っても、さまざまな視点で立案、検証が必要です。そういった要素をくまなく網羅した授業は、学びがぎっしり。日本でマーケティングを経験した人も、きっと「グローバル」視点での学びがあることでしょう。
ポケモンGOのマーケティング戦略についても議論!
ポケモンGOは、アメリカでも爆発的な人気です。この授業では日々のニュースからマーケット情報をシェアするのも授業の一環で、ある学生がこのポケモンニュースをトピックに話し始めると、クラス中で議論が勃発しました。このゲームがなぜ人気なのか、人気の秘密は何なのか、この人気は続くのか、などをマーケティング視点でみんなで議論。日本人もすかさず参加し、ゲームアプリの今後の行方をみんなで予測します。
グローバルマーケティングの本質だけでなく応用事例まで網羅できるこの授業は、「マーケティングのプロフェッショナルになってほしい」というFred先生の思いが反映されたカリキュラムでした。現場で今でも活躍する講師だからこそ提供できる授業は、皆さんのこれからのキャリアに欠かせない貴重な学びの時間になることと思います。留学生の皆さんがんばってください!
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