「IBPビジネス留学経験者」から留学後のキャリアや、後悔のない留学の過ごし方についてアドバイスがもらえるICCコンサルタンツの「留学コーチ」サービス。
本稿は、ビジネス留学への興味・関心が高いからこそ浮かぶ不安や疑問を、解決に導くコーチ陣に話を伺うシリーズものです。第2回は、これまで約4,000名のキャリア相談に対応してきた実績を持つ瀧本沙弥佳さんに、留学前後のエピソードから、留学コーチへの思いについてインタビュー。
社会人になってからIBP参加を決意した瀧本さんが体感した、ビジネス留学の魅力とは?
プロフィール
瀧本沙弥佳
社会人でIBPのウエストミンスター大学コース(イギリス)の留学を経験。留学後は外資系、ベンチャー企業などで人材コンサルタントや採用を担当し、その後ベンチャー企業向けの人事支援事業を立ち上げ、独立。これまで約4,000名のキャリア相談に対応してきた。人事側に立ったアドバイスを得意としている。
「留学が就職・転職市場でどう評価されるか知りたい」「社会人留学でキャリアアップを図りたい」など、新卒から中途採用に関することまで幅広くアドバイスが可能。
目次
IBP参加に至るまで
学生時代に抱いた留学への憧れ。決意したのは社会人になってから
瀧本さんがIBPに参加したのは、26歳の頃。しかし留学への思いは、学生時代からあったのだそう。
中学生の頃から「留学してみたい」と思っていました。きっかけは、父が留学していたときの友人が集まる同窓会に家族で訪れたときです。場所はアメリカだったのですが、会話がすべて英語で、どんな会話をしているのか当時の私には分かりませんでした。
後日、アメリカのディズニーランドやレストランに行っても言いたいことは言えませんでした。帰りの飛行機で外国人の女の子と隣の席になっても、まったく会話が出来なかったんです。それがとても悔しくて「英語が出来れば他の国でも会話を楽しめるのに!」と思っていました。
ただ学生時代には留学が叶わなかったので、社会人になってから留学をしようと決意しました。
IBPならビジネスレベルの英語力が身に付き、グローバルキャリアが積めると感じた
ーー留学に憧れを抱いていた瀧本さんが、数あるプログラムの中からIBPを選んだ理由は何だったのでしょうか?
「留学後は英語を使って仕事をしたい」と思っていたので、ビジネス英語が学べるプログラムを探していました。ただワーキングホリデーや語学留学では、留学後に英語を使って仕事をしている自分がイメージできなかったんです。
そこで見つけたのが、IBPでした。語学学校で学ぶよりも内容の濃いプログラムが組まれていて、現地のインターンシップが経験出来る。「IBPならビジネスレベルの英語力が身に付き、グローバルキャリアが積めるかも!」と思えたんです。
興味があった欧文化や歴史を学ぶため、ロンドンを選択
ーー留学先にロンドンを選んだのは、どういう理由からだったのでしょう?
ヨーロッパへの憧れがあったので選びました。ビジネス英語と一緒にヨーロッパの文化や歴史を学べるのも、私にとっては魅力でしたね。
IBP参加中、修了後に感じたこと
ホームステイ先でさまざまな国の人と交流できた
ーー留学先での生活は、どのような感じだったのでしょうか?
私は、寮ではなくホームステイ先に滞在していました。1年間お世話になったホストファミリーの家は、他国の留学生も滞在していたので人数が多く、温かい空間でした。毎週色々な人が家に遊びにきてパーティをしていましたね。
ーーホームステイをしていたのは、瀧本さん1人じゃなかったんですね。
そうですね。なので大学でも家に帰ってもさまざまな国の人と交流が出来る環境でした。私にとってはとても良い刺激になりました。
修了後も続くIBPネットワーク、ときには仕事につながることも
ビジネス英語を学ぶと同時に、さまざまな国の人と交流して良い刺激を受けたと語る瀧本さん。現地での出会いは、IBP修了後の仕事に大きな影響を及ぼしたそうです。
IBP修了後は、外資系の人材紹介会社で人材コンサルタントとして転職の相談の仕事に就きました。その後は別の会社で人事部長を経験し、いまはフリーランスとして活動しています。
ーーIBP修了後は、どのように働く先を探したのでしょうか?
外資系の人材紹介会社は、IBPのロンドンスタッフに紹介してもらいました。また現地で出会った人と偶然繋がって、それをきっかけに一緒に仕事をするようになったケースもあります。
ーーとてもレアなケースですが、現地のご縁は大切ですね!
そうですね。ご縁やネットワークを広げられるかどうかは自分次第ですが、それらが仕事に繋がることがあるのもIBPの魅力の1つだと思います。また、お互いがIBPを経験していると、初対面でも不思議と親近感が沸くんです。IBPから繋がるネットワークは強い気がしますね。
IBPの経験によって、グローバルキャリアのスタートラインに立てた
ーー「IBPの経験が、いまの仕事に活きている」と、感じる瞬間はありますか?
たくさんあります!特に外資系の企業に入職したときは、ミーティングもメールもすべて英語だったので、英語を使う機会の多さに驚かずに済みました。IBPに参加して良かったと感じています。
ただ、入職1年目はビジネス英語を思い通りに使いこなせず苦労しました。「IBPを経験したからビジネス英語はもう大丈夫!」と思っていましたが、実際にビジネスで使うとなると、もっと努力が必要でした。いま振り返ると、IBP修了はゴールではなくて新しいキャリアに挑戦するためのスタートラインだったんだなと思います。
留学コーチに対する思い
エージェントや企業側視点からのアドバイスが得意
IBPの経験や出会いを、いまの仕事に活かしている瀧本さん。留学コーチとして、どのような相談を得意としているのでしょうか?
エージェントや企業側の観点から、留学中にどのような経験をすると自分の強みになりやすいのか、具体的にアドバイスできると思います。これまで採用の仕事を15年ほどしているので、帰国後の転職市場や外資系市場の状況もお伝えできるはずです。
相談者がビジネス留学に前向きになれるサポートを
ーー留学後のキャリアについて知りたい人にとっては心強いですね!コーチングを行う際に心がけていることはありますか?
相談者の皆さんに、ポジティブになってもらえるような話をするように心がけています。もちろん、留学中は良いことばかりではなく大変なこともありました。ただ、これから留学しようとする人にネガティブな話ばかりしても不安や悩みは解決しませんし、前向きな考えも持てないと思うんです。
それよりも「IBPに参加して本当に良かった」と思う人は、ビジネス留学をどう捉えているのか話した方がその人のためになるはず。相談が終わる頃には、相談者から「大変なこともあるだろうけど、面白そうだから行きたい!」と感じてもらえるようにしたいですね。
ーー相談者の中には、留学後の就職活動に不安を抱く人もいたと思います。そういう方にはどのようなアドバイスを送りますか?
採用枠は新卒の方が多く用意されていますし、既卒よりも新卒の方が採用されやすいのが一般論ですから、不安を抱く人は多いと思います。
ただ就職活動に重要なのは、「いままで自分が何を学んで何をしてきたか」を話せること。
他の就活生よりも濃い経験をしたとアピールできれば、「採用したい」という企業はたくさんあるはず。
就職活動の強みになる経験をたくさん積めるかどうかは、本人の努力次第ですが、異文化の国でそれを楽しめたら最高ですね。
社会人で留学を考えている人の後押しもしていきたい
ーー社会人留学を考えている人からの相談についてはいかがでしょうか?
私自身、社会人留学をしているので多くの悩みに共感できるし、それに対するアドバイスもできるはずです。英語を使って仕事をしたいと考える社会人にIBPは適していると思うので、迷っている人がいたら後押ししたいですね。
能力があっても、海外経験がなかったり、ビジネス英語が使えなかったりするだけで可能性を縮めてしまっている社会人は多くいます。少しでも留学に行きたい気持ちがあるなら、1日でも早く留学した方がいいと思うんです。
私は留学を通してキャリアアップできたと確信しています。そういう経験を1人でも多くの社会人に伝えて、彼らが輝くきっかけを作っていきたいですね。
IBP参加を検討中の社会人や、留学後のキャリアについて気になる人には、瀧本さんの経験やアドバイスがきっと役に立つはず。瀧本さんに相談をして、自分の未来に留学がどう活かせるかイメージしてみませんか?
電話:0120-033-470
みなさんのチャレンジを精一杯サポートいたします!
筆者プロフィール
トヤカン
大学病院の正看護師を経験後、フリーライターの道へ。 看護・医療系のメディア以外にもリクルートや地域応援メディアの記事執筆も得意。