IBP留学コラム

「イノベーション×ダイバーシティ」サンフランシスコで刺激を受けた、ビジネス留学経験
「イノベーション×ダイバーシティ」サンフランシスコで刺激を受けた、ビジネス留学経験
「イノベーション×ダイバーシティ」サンフランシスコで刺激を受けた、ビジネス留学経験

海外大学での9か月間の学びと現地企業での3か月間のインターンシップ経験を通して、グローバル人材としての価値向上を目指すことができるIBP留学。
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今回は、IBP留学希望者および留学に興味のある方を対象に開催されたセミナーにて、IBP留学修了生で、現在では「スタートアップ・イノベーション・起業」領域の支援で活躍されている足立あきほさんに、ビジネスやイノベーションが盛んなサンフランシスコならではの魅力を語っていただいた様子をお届けします!

スピーカー

 

足立あきほ(あだち あきほ)

足立あきほ(あだち あきほ)

大学在学中の2018年にIBP留学サンフランシスコ州立大学コース(アメリカ・カリフォルニア州)へ参加。留学中は“場づくり”への関心から、イベント運営や北米進出のコンサル等を行う会社にボランティアとして関わる。帰国後は外資系アクセラレーションで長期インターンを行ったのち、大学卒業後はアクセラを行う企業へ入社し、人事部にて新卒採用を担当。2022年夏に転職し、現在はVenture Café Tokyoにてイノベーション・起業・スタートアップを中心としたコミュニティやイベントの全体運営に従事。

 

セッションをご一緒したスタッフ

 

株式会社ICCコンサルタント原山ゆうり(はらやま ゆうり)

司会:原山ゆうり(はらやま ゆうり)

株式会社ICCコンサルタント

 

目次

1.中3時に受けた衝撃を再び追い求めて決意したアメリカ・サンフランシスコ留学

ICC原山さん(以下、原山)

あきほさんの自己紹介から始めていただいてよろしいでしょうか?

足立あきほさん(以下、足立)

足立あきほと申します。今はVenture Café Tokyoという一般社団法人でコミュニティの運営やイベント運営・フォローを行っています。
団体としては"Connecting innovators to make things happen"というミッションを掲げていて、スタートアップ・イノベーション・起業を軸にいろんなコミュニティを作ってイベントを開きながら、イノベーター同士を繋いで何か起こしていこうという事業を行っています。

IBPには大学在学中に一年休学をする形で4回生の時に参加して、サンフランシスコに留学し、そのあとシンガポールでインターンをしていました。帰国後は外資系のアクセラレーションで長期インターンをして、卒業後はIT系の会社に入社をしました。二年半ほど人事、特に新卒採用を担当して、去年の秋からは現職についています。

原山

なるほど、ありがとうございます。では早速ですが、留学先にアメリカを選んだ理由をお伺いしてもいいですか?

足立

はい、もちろんです。大きく三つほどあるんですけど、中3の時に学校の研修でLAに行った際に、良い意味でのカルチャーショックを受けて「いつかはアメリカに帰りたいな」と思っていたのが一番の理由になっています。

二つ目に、働くために英語を使いたい、武器を磨きたいと思っていたんですけど、特にサンフランシスコはスタートアップやビジネスが盛んなので、何か学べそうだなという期待がありました。

三つ目に、私は中3の時にアメリカを訪れたときに、ダイバーシティの受け入れられている寛容さであったり、そこで個が輝いているところにカルチャーショックを受けて以来、LGBTQやダイバーシティに興味を持ちました。そこからダイバーシティをもっと学びたい、自分も現地でいろいろ知って感じたいなと思い、アメリカ、サンフランシスコを選びました。

原山

なるほど。先にLAに行った経験があって、そこからもっと追求したいみたいなイメージが大きくあったのですね。

2.「やってみよう精神」「人との距離の近さ」「多様性」イノベーションの街ならではの面白み

原山

いろんな期待をして、実際にサンフランシスコに行かれてどうでしたか?サンフランシスコの面白みって何でしょう。

足立

はい、私が好きなところはいくつかあって。一つはスタートアップや起業が盛んで、なんでも挑戦できるような雰囲気です。

サンフランシスコは「とりあえずやってみよう」「ベータ版でもとりあえず出してみよう」みたいなカルチャーが当然のようにありますね。一旦出してみてフィードバックをもらって、一回戻して、もう一回凝らして出して……、アジャイルでやっていくのが当たり前なので、起業したい人や何か挑戦したい人にはすごく合ってるなと思います。日本だとほぼ100%の完成度で出さないとバッシングされるみたいな雰囲気があると思うんです。でもサンフランシスコではそういうことが全然なくて、まずはいろいろ試せるのがいいなと思いますね。

それからシリコンバレーも近いので、最新のテック情報が集まっているところも大きいですね。Meta、Google、Apple、SalesforceやUber、X。誰もが知っているテクノロジーIT系の企業が集積していて、その関係者がどこかしらにいる世界なのは面白いなって思います。
しかもそういう凄い人たちと会ったり話せたりする敷居も低いんです。実際、カフェで隣に座っていた人が実はその人で、少し話しかけてみたら会話が続いたりとか、Meetupで会った人がCEOだったり、メガ系の会社のエンジニアの人とかセールスの人とかだったり。敷居低くいろんな人と気軽に話せたり関われるのは、サンフランシスコならではだと思います。

原山

なるほど。そういった人たちを一方的に見るとかじゃなくって、対面で出会える場があるっていうのはすごく魅力的ですね。チャンスはその街の中に沢山ありますよね。

足立

はい。そして魅力のもう一つはやっぱりダイバーシティに富んでるところですね。昔、ミルクさんという政治家の方がLGBTQの人権活動に取り組まれていていた背景があったり、人種自体もかなり多種多様性があるので、いろんなバックグラウンドの人がいらっしゃいます。色々な価値観に揉まれることができるのはいいところだなって思ってます。

原山

面白い。あきほさんはもうそのサンフランシスコのカルチャーに結構ハマってしまってって感じですよね。

足立

もう大好きですね。

3. 希望の会社でボランティアの機会をつかみ取って分かった、アメリカ生活で不可欠な積極性

原山

授業は通常通りに受講してもらってたと思いますが、学校の授業以外で活動はできましたか?何かに取り組むような機会は結構ありました?

足立

あります。もはやそっちの方が注力してたかもしれないです(笑)。Meetupというアプリを入れてひたすら行けそうな集まりに参加したり、その時から“場作り”に関わりたい思いがあったのでイベント系の会社に直談判してボランティアに行ったりしていました。

原山

なるほど。いきなり現れたとしても結構歓迎してもらえるものですか?

足立

Meetupのイベントに関しては、私は日本語と英語のランゲージエクスチェンジに結構行っていたので、そこはかなり受け入れてもらえました。

ただボランティアの方は一回目にメールを送った時はスルーされて、もう一度リマインドで送ってようやく返信が来たので、自分からアクティブに行かないと機会を取れないなとすごく感じましたね。

原山

諦めずにどんどん行くのが大事なんですね。

足立

そうです。日本はインターンや就活の時にもプラットフォームが沢山あって情報が溢れていると思うんですけど、アメリカは自分で探さないと全然見つからなかったり、でも意外と言ってみたらいけたりとか、そういう隠れ情報みたいなものも多いです。自分から情報収集したり、まずは言ってみる姿勢は大事だと思いました。

原山

確かにそうですね。サンフランシスコってダイバーシティに富んでいるとはいえ、実際にアジアの女の子がそういう場に入ってみて、ちゃんとコミュニティからも受け入れてもらえたような感じでしたか?

足立

そこに関しては私が鈍感なのか、本当になかったのかはわからないんですけど、差別自体は本当に全く感じなかったです。

原山

それは安心ですね。やっぱりいろんな人を受け入れる文化はもう根付いてるんでしょうね。

4. いつかは現地で働けたら。多種多様な刺激と価値観で溢れる環境への熱い想い

原山

じゃあ、今の時点でのこれからのキャリアビジョンみたいなものを聞いてもいいですか?

足立

漠然と30歳までにできるだけ仕事とキャリアの経験を積んでおきたい気持ちはすごくあります。30を目処にやれるだけの経験をして、もしサンフランシスコに帰れるんだったら帰りたいなと思ってたりします。

原山

そうなんだ。やっぱりサンフランシスコの魅力があるんだね。

足立

サンフランシスコは若い間にしか行けないなって思ってて。がっつりなりふり構わずできる間に、サンフランシスコとかアメリカで一回は働いてみたいなっていうのはありますかね。

原山

わかる気がする。老後にのんびりとかじゃないもんね。留学を躊躇してる人も結構いるとは思うんですけど、やっぱり魅力的だよって、どんなところで感じますか?

足立
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