大学4年生でも遅くない!withコロナ時代の留学どうする?

2020年は新型コロナウイルスの影響で、身の回りの常識が大きく変化した1年間でした。
特に、海外留学に向けて準備をされていた方々は海外への渡航が叶わず、渡航時期の延期や断念を余儀なく迫られ、当初の計画とは大きく異なる1年を過ごされた方も多いと思います。

IBPプログラム※1への参加を予定している方からも、
「留学は叶えたい、でも4年生になってしまうと就活が心配」
「コロナ禍での留学後のキャリアプランが描きづらい」
というご相談を多数いただいています。

そこで、今回はそんなお悩みを少しでも解決できるよう、withコロナの時代で変化していく留学の在り方をどのように就活に活かすことができるのか、IBPプログラム専属キャリアアドバイザーに聞いてみました!基本的にはこの傾向は変わらずですので、2022年、2023年留学を検討している方も是非参考にしてみてくださいね。 (※この記事は2022年1月に一部を最新情報に更新しています)

椿 翔太郎

新卒で大正製薬(株)入社後、Johnson & Johnson(株)へ転職。営業職と育成トレーナーを経験。新人賞1位、営業成績全国4位受賞した後に、研修・トレーニング業務を通じた企業の人材育成に携わる。人のキャリアを作る楽しさから自らのキャリアを見出し、社会人でオーストラリアに一年留学し人材学を学ぶ。現地大学院で学ぶ傍ら、現地で活躍している経営者や企業人と留学生が“働く”プロジェクト立ち上げに参加。帰国後は人材企業にて主に留学経験者の就活支援、企業の採用コンサルに携わっている。日系・外資系・人材紹介企業在籍の経験から「価値のある社会人」に必要な視点・キャリアビジョンを講演やカウンセリングを通じて学生・社会人双方に伝えている。

※1 IBPビジネス留学プログラム:株式会社ICCコンサルタンツが主催運営する大学での学びと海外企業でのインターンシップを組み合わせた1年間の留学プログラム。1989年に1期生を送り出して以来、延べ5500名の卒業生を輩出している。

目次

大学4年生春からの留学、ポイントは自分自身のストーリー

留学中に作り上げるガクチカが重要!

留学中に「なぜ留学したのか?」、「留学を通して変わったこと・価値観」について帰国後に答えられるようなストーリーを作ることが大切です。
海外で過ごす1年間の留学はあっという間に過ぎてしまいます。積極的に様々な活動に参加し、同時に言語化していけるよう準備を並行していきましょう。

就活に向けて気を付けたいポイント

4年生で留学した場合、留学後に国内通常選考に向けた就活準備をする十分な時間がないため、すぐに動き出す必要があります。そのためには、留学後半から興味のある企業をチェックし、エントリー+ES提出まで進めておきましょう。
また、説明会が対面からオンラインに変化したことで、説明会で収集できる情報量が少なくなりました。これからは、学生側が自らオンラインで幅広く情報収集することが重要です。※2022年1月の段階では、より多くの企業はオンラインでの就職活動を運用しています。

実際に4年生を休学して参加したIBP生の声(豪グリフィス大学コース)

IBPプログラムには春と秋に出発期があるので、3年生秋から参加しようか迷った時期もありました。しかし、3年生までの勉強をしっかりやり遂げて自分の専攻分野での知識を深めておくことで、留学中により深い学びを得られると思いました。また、日本でインターンシップを経験してから渡航したことで、より留学中の目標を明確にすることができました。

大学4年生秋からの留学、キャリアフォーラムを活用せよ!

春出発の場合と比較して、注意したいポイント

秋出発の場合は、就活の軸は主に留学生向けのキャリアフォーラムへの参加となります。
春出発以上に就活を開始するまでの時間が少なくなるため、出発前からより明確に「何のために留学したいのか」という事前目標を立てておきましょう。場合によっては留学中に選考を受けることがあるので、ガクチカと留学で掲げた目標、自己変化を常に書き留めておきましょう。

既卒での留学は、キャリアの選択肢が広がるチャンス

ファーストキャリアの選択肢の幅が広がる!

既卒で参加する場合は、国内での就職だけでなく海外での就職という選択もできます。
選択肢が増える分、自分自身でキャリアの枠を狭めすぎずに柔軟にキャリアの軸を留学中に見つけていくことが大切です。
「これしかない」と道を決めつけすぎないよう、渡航前から渡航中に至るまで、多くの情報収集に努めましょう。

今から事前準備をしておくことが、留学後のキャリアに繋がる!

日本にいながらできることは?

就活で必要となる要素の中でも、

  • 社会で体現したい価値観とそのビジョンが形成されたきっかけ
  • 志望企業で活かせる強みと根拠となるストーリー

の2点は、大学3年生までのうちに十分経験値を増やしておくことが可能です。
国内インターンシップやボランティア等、積極的に今できることを経験し、自己分析と共に自身の強みとその根拠を把握しておくことが大切です。

IBPならではのキャリアサポートを活用

IBPでは、留学カウンセラーとは別のIBP専属キャリアコンサルタントが、出発前から一緒にキャリアプランを描くサポートを行っています。さらに、幅広い業界とつながりを持つICCならではの企業セミナーやIBP修了生限定の就活サポートメニューも多彩にご用意しています。
留学生活を終えてから本当のスタートを切るためには、出発前から留学中・留学後の目標を明確にすることが重要ですので、多くのサポートを活用して今できることを積み重ねておきましょう。

そもそも今、留学?オンライン授業やハイブリッド授業などの工夫もあるので大丈夫

コロナ禍に始まった、オンライン授業

日本をはじめ、世界中の大学がこのコロナ禍で授業運営の見直しをしています。その中でも浸透しているのが、オンライン授業。
その場でオンラインを通じてインタラクティブに進む授業や、講師の動画を自分で受講し課題を提出する、など様々な方法があります。状況により対面授業の時間数が増えている傾向があります。

 渡航するメリットがある

世界的にオンラインでの対応が浸透していますが、何よりも実際に渡航しその国にいる。という醍醐味は何にも変えられないものです。その場で出会う人、街の様子、そして英語環境での新たなチャレンジ。コロナ禍でも果敢にチャレンジするあなたをIBPは応援しています。
※IBPは、参加者のみなさんの心身の健康を第一に、プログラム設計をしています。

自分にあった留学の方法を見つけ、その先を見据えた選択を。

コロナ禍において、企業の採用方法だけでなく、採用の基準も大きく変化していくことが予想されます。また、オンライン化になったことで全国にライバルが増え、対面に比べ選考期間が短くなったため、全体の辞退者が減る傾向にあります。

「なぜあなたにとって留学が必要なのか」

しっかりとした自己分析を重ね、あなただけの留学ストーリーを作っていくことが大きな強みとなります。それができれば、あとはアウトプットするだけ。ICCでは、コロナ禍でも皆さんの海外へのチャレンジを応援しています。

Global Insightsでは今後もキャリアについて、時代の変化と共に様々な情報を発信していきます!

Author: 大久保 芙美
(株)ICCコンサルタンツ・ビジネス留学研修事部
コンサルタント JAOS認定留学カウンセラー