ワシントン大学の偏差値は?入学条件や学費も解説!留学を目指ための完全ガイド
イノベーション企業の発祥地シアトルにあるワシントン大学は、世界大学ランキングでも毎年上位にランクインするなど、アメリカ国内だけではなく世界でもトップクラスの大学として知られています。今回は、ワシントン大学への留学に興味がある方へ向けて、ワシントン大学の偏差値や学費、入学条件といった留学や進学に役立つ情報をお届けします。
ワシントン大学の基本情報
1861年に創設されたワシントン大学(University of Washington)は、アメリカ合衆国のワシントン州にある公立大学で、アメリカ西海岸で最古の歴史を誇る由緒ある大学です。毎年、世界大学ランキングの上位にランクインするほど世界的にも評価が高く、過去にはノーベル賞受賞者も輩出するなど、教育や研究体制も充実しています。キャンパスは、メインのシアトルキャンパスの他にボセル・タコマと3つのキャンパスが存在します。
学校名 | ワシントン大学(University of Washington) |
所在地 | ワシントン州、シアトル |
3つのキャンパス | シアトル、ボセル、タコマ |
学部 | 180以上:語学、医学、法学、生物学など |
学生数 | 大学:3,300人 大学院:1500人 |
留学生率 | 16% |
学期制 | 4年生 |
滞在種類 | 学生寮、アパート |
大学URL | https://www.washington.edu |
ワシントン大学の特徴
シアトルはアメリカ北西部に位置し、山や海など自然に囲まれた都市で「エメラルド・シティ」と言われています。さらに、マイクロソフト、アマゾン、スターバックスなど世界的にも有名なイノベーション企業が集まっていて、グローバルビジネスの最先端に触れることができる街です。学生にとっても、現地のビジネスマンと繋がる機会があったり、有名企業のインターンシップに参加できるチャンスがあったりと、世界をリードするビジネスを身近に体感できる機会に恵まれています。このような環境も、ワシントン大学に留学する魅力のひとつです。
そんなワシントン大学では、「独自の判断力と責任感を養うことを目指し、未来のリーダーを育成する」という教育方針を掲げており、180以上の学部があります。医学、環境科学、ビジネスなど数々の分野で著名な研究機関があり、過去にはノーベル賞受賞者を輩出していることでも有名です。
また、学業だけではなくスポーツの強豪校としても有名です。特にフットボールは、アメリカ西部の12大学が参加するスポーツリーグで優勝経験があったり、バスケットボールでは全国大会の常連校だったりと、スポーツも盛り上がっています。
ワシントン大学の偏差値は?難易度は高い?
実は、アメリカには日本のような「偏差値」という概念はありません。そのため、ワシントン大学の難易度を知るためには、IELTSやTOEFLといった英語試験のスコアや大学の世界ランキングなどが参考になります。
ワシントン大学の進学で必要なスコア
ワシントン大学への入学には英語試験のスコアだけではなく、面接、エッセイ、課外活動も評価の対象です。ちなみにアメリカの高校生が大学に進学する際には、GPA(Grade Point Average)というアメリカの教育システムで用いられる成績評価と、全米共通テストのスコアが基準となります。
テストスコア
GPA | 3.73~3.96(満点は4.0) |
IELTS | 最低6.0以上、推奨7.0以上 |
TOEFL iBT | 最低72以上、推奨92以上 |
Duolingo | 最低105以上、推奨120以上 |
ワシントン大学に合格するためには約3.8前後のGPAが必要であることを考えると、高校での成績が優秀な人が多いことが分かります。また英語スコアも、日常会話はもちろん、比較的高度な会話にも対応できる英語力が必要です。
ワシントン大学の世界ランキング
ワシントン大学の難易度を知る上で、毎年公表される世界の大学ランキングを参考にする方法もあります。このランキングでは、それぞれの情報機関が独自の評価基準によってランキングを決めているので一概には言えませんが、世界の大学と比較するとワシントン大学の難易度が見えてくると思います。
参考までに、イギリスタイムズにより発行されている高等教育情報誌「Times Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)」を見てみましょう。このランキングでは、教育(学習環境)・研究環境・研究の質・国際性及び国際的展望・産業といった5つの分野をもとに各大学が評価されています。
2024年版のランキングでは、ワシントン大学は総合点85.3で25位でした。ちなみに、日本の大学と比較してみると、東京大学は総合点83.1で29位です。
もう一つ著名なランキングとして、イギリスのQuacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)、通称QSが毎年公表している世界104ヶ国・約1,500校を対象にした「QS世界大学ランキング」があります。2024年版のランキングでは、東京大学が総合点84.3で29位、京都大学は総合点76.3で46位、ワシントン大学は総合点69.2で63位です。
ちなみに、東京大学の偏差値は65〜68と言われています。そもそも入学の評価方法が異なるので単純な比較は難しいですが、参考として見てみると良いですね。
ワシントン大学へ留学するメリット
イノベーション文化を身近に感じられる
シアトルには、マイクロソフト、アマゾン、スターバックスなど世界的にも有名な企業が集まっています。ワシントン大学への留学は、そういったイノベーション文化を身近に感じる機会が豊富にあることも魅力です。大学連携のプロジェクトはもちろん、企業インターンシップを通して、学生は在学中からグローバルなビジネス環境で実践的な経験を積むチャンスを得ることができます。
キャンパスの施設が充実している
ワシントン大学の名物と言えば、過去に英ガーディアン紙が「米国で最も美しい図書館」と評したスザロ図書館。ハリーポッターの世界を連想させるような趣ある造りで、観光地としても有名です。また、最新のジム設備やプール、インドアトラックも充実していて、生徒であれば無料で利用することができます。
もちろん、研究施設やラボも最先端の設備が整っていて、学生は充実したキャンパスライフを送ることができるのです。
世界中の留学生と交流できる
ワシントン大学は、留学生の受け入れも積極的に行なっているため、各国の学生と交流できる機会が多くあります。多様なバックグラウンドを持つ学生との交流は、異文化への理解を深めたり、グローバルな視点を養う絶好の機会となるでしょう。
学生へのサポートが充実している
ワシントン大学では、アカデミックアドバイジングやキャリアカウンセリング、メンタルヘルスサポートなど、多岐にわたるサポートを受けることができます。また、留学生向けのサポートも手厚く、授業の内容について好きな時間に上級生や教授に質問できるチュータリングセンターや、課題や論文の執筆をサポートしてくれるライティングセンターなどもあり、安心して学業に取り組むことができます。
ワシントン大学に留学する方法は?
正規留学
正規留学は、現地の学生と同じように入試を受けて1年生から4年生まで通う方法です。
日本の大学から編入する
日本の大学で3年生になるタイミングでワシントン大学に編入留学する方法です。正規留学よりも合格のハードルは低いですが、編入できる人数は限られているので狭き門となります。
コミュニティカレッジからの編入
アメリカには、語学力や大学進学に必要な学力を補いたい人が学べるコミュニティカレッジが存在します。在籍可能な期間は最大2年で、取得した単位はそのまま編入時に移行できるので、大学を2年で卒業することができます。
グローバルビジネス修了証明書プログラムを利用する
ワシントン大学には、9カ月間ビジネスについて学べるグローバルビジネス修了証明書プログラムがあります。ビジネスに特化したこちらのプログラムでは、ビジネスの基礎はもちろん、マーケティングやプレゼンテーションスキルなど、実際のビジネスの現場で役立つノウハウを習得することが可能です。
ICCコンサルタンツが展開するIBPビジネス留学プログラムでは、ワシントン大学のグローバルビジネス修了証明書プログラムだけではなく、実際に現地企業でインターンシップとして働く経験できる、独自の留学プログラムがあります。
ワシントン大学への留学と、海外企業での実務経験を得たい方にオススメの留学方法です。
留学までの入学の流れ
アメリカの大学は、オンラインで出願の提出ができます。まずワシントン大学の公式ウェブサイトへ行き、出願フォームに必要な書類をアップロードしたら出願完了となります。出願開始は10月〜翌年7月まで、合格発表は12月〜翌年7月までが目安です。
入学条件
英語力と高校の成績(GPA)、エッセイです。各学部によって内容が異なるため、ワシントン大学の公式サイトで確認してください。
ワシントン大学に留学するために必要な費用
ワシントン大学に留学する際には、大学の学費だけではなく生活費や娯楽費なども必要です。学費は専攻するコースによって異なるので目安として参考にしてください。
学費(1年間) | 約400万 |
教材費 | 約10万 |
滞在費(アパートor学生寮) | 約130万 |
生活費(食費・交通費) | 約130万 |
航空券 | 約15万 |
海外保険 | 約25万 |
合計 | 約700万 |
その他にもビザ申請や出願時の費用などがかかります。
ワシントン大学の留学体験者の声
松下 華菜さんの体験談(2022年9月〜2023年8月)
クラスには様々な国籍を持つ学生が25名ほど在籍し、3学期間にわたり同じクラスメイトと授業を受けました。1学期はグローバルビジネスの基礎として様々な分野からのレクチャーがあり、2学期はマーケティングのクラスで、レクチャーを受けながらチームごとに実際に存在する会社のグローバルマーケット戦略を検討していきます。3学期はプロジェクトマネジメントを勉強しました。
どの学期も基本的にアサイメントはチームタスクだったため、チームワークが求められます。これだけ様々な国籍、バックグラウンドの人と日々意見を交わすのは初めての経験で、多くのカルチャーショックとともに学ぶことがたくさんありました。新しい視点と柔軟な心を得られたことに感謝したいですし、出会ったクラスメイトたちとの繋がりは、かけがえのないものだと思います。
加藤 史也さんの体験談
ワシントン大学はアウトプット重視のビジネスカリキュラムに特化しているため、自身の市場価値の底上げには最適な環境だと思いプログラムへの参加を決めました。授業開始日からチームでのディスカッションやプレゼンを実施する機会に恵まれ、社会人スキルを磨きたかった自分にとっては良い環境だったと素直に思います。
ワシントン大学はとにかく敷地が広大で、文・理系のほぼ全ての学部が1つのキャンパスに集中しています。図書館では夜遅くまで勉強している学生が多く、課題に取り組む上で良い刺激をもらうことができました。講義では2期目のグローバルマーケティングが印象に残っていて、フレームワークから実際の企業のベストプラクティスまで幅広く学び、グローバルマーケティングに関する知見を深めていく一方で、講義で学んだ知識を転用して米国企業の国外市場への新規参入戦略を多国籍なグループで共同作成するなど、密度の濃い時間を過ごしました。
ワシントン大学の留学なら、海外インターンも経験できるIBPビジネス留学がオススメ
海外の大学で学び、現地企業でのビジネスインターンに挑戦するIBP留学プログラム
短期集中の英語研修や海外の大学での学び、ビジネストレーニング、海外企業でのビジネスインターンで、グローバル人材に必要なスキル、英語力、教養を実践を通して身につける唯一無二のプログラム、それが「IBPビジネス留学」です。これまでに6,000名以上が参加し、修了後は国内外問わずそれぞれが目指すキャリアを実現してきました。
【特徴1】 世界のビジネス都市で大学留学ができる
IBPプログラムの提携大学は欧米、オセアニア、アジアと世界に広がります。いずれもIBPならではの、ビジネスの現場で活きる実践的なカリキュラムを誇りますが、大学によって、またその街によって学びの特色は様々です。現地の学生と一緒に大学で学びながら、専門性を深めるもよし、新たな分野に挑戦するもよし。自身の教養と可能性を広げる良い機会となります。
【特徴2】 海外での本格的なビジネスインターンが経験できる
大学での学びを終えたら、現地企業でのインターンシップへ。予め決められたインターンシップ先ではなく、働きたい企業を自ら探してアプローチするのがIBPの特徴です。インターンシップ先は、一般企業はもちろん、医療福祉機関や政府機関、NPO、文化施設なども。また、いわゆる職場体験や見学型のインターンシップと違い、プロジェクトを任せられたりとスタッフの一員として成果を上げ、組織に貢献することが求められます。
海外の現地企業での本格的なビジネス経験を積めるのは、約35年間プログラムを提供してきた私たちだからこそ実現できること。グローバルビジネスの最前線で働く経験は、あなたの人生の強みになるはずですよ!
【特徴3】 ビジネストレーニングからキャリア相談までサポートが充実
海外のビジネスの現場に飛び込むのはハードルが高く感じるかもしれませんが、そのために必要なカウンセリングやトレーニングは、大学のカリキュラムやIBP独自のビジネストレーニングにしっかりと組み込まれています。
また、留学だけではなくその先のゴールを見据えたマインドセットや、プロのコンサルタントによるキャリア相談など、あなたが目指す未来を実現するためのサポートが充実しています。ちなみに、キャリア相談は、プログラム修了後も何度でも無料で利用可能です。
【特徴4】 豊富な就職実績と修了生コミュニティ
修了生はIBPをステップに、国内外の様々な分野で活躍しています。また、IBP修了生同士の異業種交流会やビジネスセミナーを定期的に開催。ご自身のキャリアアップに繋がる業種・職種を超えた人脈をつくるチャンスがあります。
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