留学前に知る!アメリカと日本の文化の違いや特徴は?【留学生の体験談あり】
日本では当たり前だと思っていても、アメリカでは当たり前ではないことは多々あります。多種多様な人種が共存するアメリカと、島国で人種の多様性を意識する機会が少ない日本という、環境が全く異なる2国ですが、それぞれどんな文化の違いがあるのでしょうか?この記事では、そんなアメリカと日本の文化の違いや特徴について紐解いてみたいと思います。
環境や価値観から知る、アメリカ文化の特徴とは?
アメリカは多民族が暮らす国
アメリカは「人種のサラダボウル」と言われるほど、多くの民族で構成された国家です。イギリス・フランス系の白人、中南米系(ヒスパニック)、黒人、アジア人など、さまざまな人種がともに暮らしています。
このように多種多様な人種が共存しているアメリカへの留学は、それぞれ背景が異なる世界中から集まった仲間と交流できることも魅力の一つです。自分とは異なる多くの価値観に触れながら、グローバルな視野を養うことができます。
多様な文化に触れられる国
アメリカは多民族国家なので、芸術、音楽、料理など、さまざまな文化が融合し共存している国です。多様な文化を直接体験できることは、自分の経験値や価値観の幅が大きく広がり、柔軟な思考力を身につける良い機会となります。
自分の意見をしっかりと主張する
「自由」と「平等」を理念に掲げているアメリカでは、個人の権利や意思を尊重する文化が根付いています。一人ひとりが自己表現や自己実現を大切にしている社会だからこそ、個人の意見や考えが尊重されますし、それを求められる機会も多くあります。
英語以外の言語にも触れられる国
アメリカの公用語は英語ですが、アメリカで生活する人たちはそれぞれの母国語を話すことも多いため、スペイン語や中国語を含む約350以上の言語が使用されていると言われています。アメリカは言語の宝庫であり、世界中から集まった多様な文化が混ざり合う場所であると言えますね。
留学生Hさんの体験談(シアトルベルビューカレッジコース 修了)
アメリカの暮らしで印象的だったのは、自分の中にある「〜べきである」という生き方の基準や常識が崩れたということです。アメリカでは、思想やバックグラウンドが異なる多様な人々が本当に自由に暮らしていて、自分のやりたいことをするために会社やNPOを立ち上げたり、学びたいことができたら会社をスパッと辞め大学に入り直したりします。留学以前までは、大学で学生生活を謳歌したら就職活動をし、大手企業に就職をするという人生の選択肢しか無かった私にとって、アメリカの人々や思想との出会いは、自分の価値観をガラリと変えるものとなりました。
学校生活でみるアメリカと日本の文化の違いや特徴
新学期が始まるタイミングが違う
アメリカと日本では、新学期が始まる時期が違います。日本は4月ですが、アメリカは8月か9月に新学期が始まります。またアメリカでは、編入ができるタイミングが年に数回あり、さらに所定の単位数を取得すればいつでも卒業可能です。全員が4月に入学して、3月に卒業する日本とは大きく違いますね。
学習の取り組み方が違う
アメリカの大学は2学期制の場合、1日の授業は約3コマほど(1コマ60分)が一般的です。一方で、授業で出された課題や予習・復習をするのに半日以上もかかることがあります。また、日本のような定期テストが行われず、数回の小テストとプレゼンやレポートだけで成績をつける学校もあります。学校によっては悪い成績が続くと退学になる場合もあるため、日々勉強に励む必要があります。
自主的に発言することが求められる
日本では教授が講義を行うスタイルが一般的ですが、アメリカの授業は学生が主体となってディスカッションを行うスタイルです。
常に自分の意見を述べる環境があるため、自己表現や自分の考えを持つ自主性が自然と身につきます。またアメリカでは、授業の質問をする際には、オフィスアワーと呼ばれる教授の指定した時間に教授のもとに赴いて質問をするのが一般的です。
留学生Wさんの体験談(シアトルセントラルカレッジコース 修了)
日本の授業と違うところは、授業の最中でもたくさんのディスカッションの時間が設けられていたり、授業終了後に教員と面談することが可能だった点です。提出した課題には必ず細やかなコメントがついており、毎回学びがあったことも印象的です。 コロナ禍だったためリモートでの授業が多かったのですが、先生のチャットのレスポンスがとても早く、すぐにミーティングをセットしてくたり、宿題の疑問をサクッと聞けたり、先生との距離はとても近いです。
留学生Sさんの体験談(ワシントン大学コース 修了)
毎週プレゼンテーションがあり、クラスでは発言回数が思った以上に重要視され、日本の大学の授業とは全く違うものであったので印象的でした。実際の企業を取り上げ、その企業のマーケティングチームに配属されたという想定のもと、チームメイトとディスカッションを毎日のように行い、マーケティングプランを立てていくのは大変でしたが面白かったです。実際にビジネス経験豊富な先生方が、より実践的な目線でフィードバックをくれるので、ただ聞いているだけの授業と違い、たった数ヶ月間のプログラムでしたが身につくスキルや情報量は多いと感じました。
ビジネスシーンにおけるアメリカと日本の文化の違い
新卒採用という概念はなく、基本は通年で採用を行っている
アメリカの企業は、日本と違って新卒採用という概念がありません。そのため日本のように就職活動を経て春に一斉入社という考え方がないので、就職活動の時期も人によってさまざまです。また企業も、欠員が出たり人材が欲しい時に募集をかけるなど、通年で採用を行っているのが一般的です。
立場に関係なくリーダーシップや決断力が求められ、意思決定のスピードが早い
アメリカでは、ビジネスシーンでの意思決定は常に早いと言われています。
報告・連絡・相談が基本で関係者への根回しが大切にされる日本では意思決定に時間がかかることが多いですが、アメリカは上司が自分の裁量で部下に権限を与えることが多いので意思決定のスピードが早めです。
そのためアメリカで働く場合は、立場に関係なくリーダーシップや決断力が全員に求められます。
会議は効率的に行われる
アメリカの会議では、極力少ない回数、短い時間で最善の結論を出すことが重要視されます。時間を無駄にしないという観点から、ランチミーティングや、WEB会議など効率性を重視した取り組みが積極的に行われています。
名刺交換はそこまで重要視されない
日本では、ビジネスシーンで初めて会う人には、まず名刺を渡して名乗りますが、アメリカでは、名刺から始まるのではなく、まず自己紹介を口頭で述べつつ握手から始まります。名刺交換のタイミングは特に決まってはいませんが、連絡先の交換が必要になったタイミングで行われます。
日本では名刺は会議中見えるところに置いておきますが、アメリカではすぐにしまう人もいますし、メモ代わりに何かを書き始める人もいるくらい、名刺に対する価値観が日本とは大きく異なります。
プロセスではなく結果重視
日本では、結果よりもプロセスが評価の対象となることが多々あります。もちろんプロセスは働く人のモチベーションにも関わる重要な評価基準です。
一方、アメリカでは、プロセスよりも結果が重要視されます。競争が激しいビジネス環境でいかに結果を出し、どれだけの成果を出したかが周囲の評価や信頼性に繋がっていきます。
留学生Tさんの体験談(ワシントン大学コース 修了)
現地企業でのインターンシップでは、常に主張することの大切さを実感しました。インターンシップでは自分がこういうことをやりたいと常に上司に相談していた結果、様々なことを任せてもらうことができました。最終的には8つ程広告キャンペーンの運用を任せていただいた他、全くの未経験でしたがホームページ作成などに携われたことは良い経験です。これらすべて自分が何をやりたいか目的意識を持った上で積極的に主張していた結果であると考えています。
日常生活からみたアメリカと日本の文化の違いや特徴
室内では土足で生活が基本
アメリカでは、ベッドやお風呂以外は靴のまま生活することが基本です。カーペットの上を歩いたり、ソファに座る時も靴を履いています。
とはいえ、近年では衛生上の理由から靴を脱ぐ家庭も増えています。各家庭ルールが異なるので、アメリカで人の家を訪問する際は「靴を脱いだ方が良いか?」確認すると安心ですね。
洗濯物は外で干さない
アメリカでは、日本のように外で洗濯物を干す習慣がありません。外に干さない代わりに、室内にある洗濯機の隣に乾燥機が設置されています。住宅街やアパートでは、外に干すことが禁止されている場所もあります。
サービスの対価としてチップを渡す習慣がある
アメリカの飲食店ではチップを渡すのがマナーであり、高級店の場合は25%、一般の店であれば15%〜20%を渡します。店によっては、伝票に「Gratuity Included」と記載されていることがあります。この場合は、合計金額にチップが含まれているという意味のため、チップは必要ありません。
飲酒と喫煙には要注意
アメリカでは、一部の州を除いて飲酒や喫煙は21歳からと法律で決められています。ただし、州によって法律や条例が異なるので、自分が滞在する州のルールはきちんと把握しておきましょう。
また中には、公共交通機関や道路での飲酒は禁止されている州もあります。その場合お酒が飲めるのは、カフェやバーなどお酒を提供している店に限られるため注意してください。
留学生Nさんの体験談(シアトルセントラルカレッジコース 修了)
私自身この1年間でホームステイも寮も一人暮らしも全て経験して、約10回の引越しをしたのですが、生活する中でやはり日本のようにはいかないことがものすごく多かったです。例えば、入居予定日の前日にアパートメントの担当者と連絡がつかず入居日変更だとか、契約書をちゃんと読み込まないと理不尽な要求を突きつけられたり、メンテナンスをお願いしても担当者が来なかったり、来たとしても予約内容を全て無視して来たりだとか…。言い始めたらキリがありません。家関係だけでなく、どんなに小さなレベルにおいても良くも悪くもお客さんと労働者の関係が対等であるように感じました(何なら労働者の方が強いかも…)。だからこそ、自己主張であったり、自分の意思を強く持つこと、コミュニケーション、柔軟な対応力が大事であると強く感じました。負けてられないという気持ちで毎度諦めず臨んでいます。笑
アメリカ留学は現地大学での学びと海外インターンが経験できるIBPビジネス留学がオススメ
海外の大学で学び、現地企業でのビジネスインターンに挑戦するIBP留学プログラム
短期集中の英語研修や海外の大学での学び、ビジネストレーニング、海外企業でのビジネスインターンで、グローバル人材に必要なスキル、英語力、教養を実践を通して身につける唯一無二のプログラム、それが「IBPビジネス留学」です。これまでに6,000名以上が参加し、修了後は国内外問わずそれぞれが目指すキャリアを実現してきました。
【特徴1】 世界のビジネス都市で大学留学ができる
IBPプログラムの提携大学は欧米、オセアニア、アジアと世界に広がります。いずれもIBPならではの、ビジネスの現場で活きる実践的なカリキュラムを誇りますが、大学によって、またその街によって学びの特色は様々です。現地の学生と一緒に大学で学びながら、専門性を深めるもよし、新たな分野に挑戦するもよし。自身の教養と可能性を広げる良い機会となります。
【特徴2】 海外での本格的なビジネスインターンが経験できる
大学での学びを終えたら、現地企業でのインターンシップへ。予め決められたインターンシップ先ではなく、働きたい企業を自ら探してアプローチするのがIBPの特徴です。インターンシップ先は、一般企業はもちろん、医療福祉機関や政府機関、NPO、文化施設なども。また、いわゆる職場体験や見学型のインターンシップと違い、プロジェクトを任せられたりとスタッフの一員として成果を上げ、組織に貢献することが求められます。
海外の現地企業での本格的なビジネス経験を積めるのは、約35年間プログラムを提供してきた私たちだからこそ実現できること。グローバルビジネスの最前線で働く経験は、あなたの人生の強みになるはずですよ!
【特徴3】 ビジネストレーニングからキャリア相談までサポートが充実
海外のビジネスの現場に飛び込むのはハードルが高く感じるかもしれませんが、そのために必要なカウンセリングやトレーニングは、大学のカリキュラムやIBP独自のビジネストレーニングにしっかりと組み込まれています。
また、留学だけではなくその先のゴールを見据えたマインドセットや、プロのコンサルタントによるキャリア相談など、あなたが目指す未来を実現するためのサポートが充実しています。ちなみに、キャリア相談は、プログラム修了後も何度でも無料で利用可能です。
【特徴4】 豊富な就職実績と修了生コミュニティ
修了生はIBPをステップに、国内外の様々な分野で活躍しています。また、IBP修了生同士の異業種交流会やビジネスセミナーを定期的に開催。ご自身のキャリアアップに繋がる業種・職種を超えた人脈をつくるチャンスがあります。
このようにIBPでは留学経験だけではなく、あなたの人生を切り拓いていくためのチャンスがたくさんあります。プログラムの無料説明会や個別相談は随時受け付けていますので、お気軽にご相談くださいね!