社会人から留学は可能?仕事は辞めるべき?【体験談あり】

社会人になると、仕事を通して自身が目指したいキャリアの方向性が明確になることがあります。そのキャリアを実現する手段として、留学に興味を持つ方も多いのではないでしょうか?一方で、今の仕事への責任や将来への不安から、留学を諦めてしまう方も少なくありません。しかし、社会人からの留学は、目指すキャリアを具体的にイメージできるからこそ留学の目的も明確になり、最短距離で自身が目指すキャリアを実現することが可能です。この記事では、留学に挑戦してみたい社会人に向けて、社会人からの留学がオススメの理由や、留学の種類、実際に社会人からの留学を実現した方の体験談をご紹介します。

社会人から留学がオススメの理由

社会人の留学では、履歴書に空白期間(ブランク)ができることを気にしたり、「仕事に戻れないのではないか」「後悔するのではないか」という不安から挑戦が難しいと思う方も多いのではないでしょうか

しかし実際には、社会人からの留学経験はビジネスやキャリアでの強みになります。社会人からの留学をオススメする具体的な理由は、次のとおりです。

社会人ならではの学びがある

学生と社会人とでは、着眼点が異なります。現地の人々の働き方や仕事に対する意識など、社会人経験があるからこそ深く理解できるものも少なくありません。学生時代に留学したことがある方でも、社会人ならではの視点で新しい発見を得られるでしょう。

また社会人になると、働く上で自分に足りないスキルが明確になります。自分探しや異文化理解のための留学も素晴らしい体験ですが、ビジネスの場で活躍するために自分に足りないスキルを考えられるのは、自己理解が進んだ社会人ならではの視点といえるでしょう。

スキルアップ・キャリアアップにつながる

「学生時代にもっと勉強しておけば良かった」と後悔している方は、少なくありません。業務に関する専門知識や経営のノウハウなど、社会人になってから学ぶ意欲が湧いた方もいることでしょう。海外の大学・大学院に留学するとスキルアップができるだけでなく、国際感覚も身につきます。入学選考で「社会人経験の有無」を重視する大学院もあり、社会人ならではの深い学びやスキルの習得が実現できることでしょう。

語学学校に留学し、集中的に語学力を磨くコースも人気です。人事評価の条件に語学力を挙げる企業は多く、留学で得た語学力を生かしてキャリアアップが期待できます。

現地で就職できる可能性がある

「留学=勉強」だと考える方は少なくありませんが、社会人からの留学では、現地企業のインターンシップへの参加も選択肢のひとつです。

実務経験を積みながら、ビジネスの場で活きるコミュニケーションを吸収することができます。学生のインターンシップとは異なり、社会人のインターンシップは日本で得たビジネススキルを生かすことが可能です。インターンシップでの働きぶりが認められ、そのまま雇用されたケースもあります。外資企業で働くことに興味がある方や、グローバルなのキャリアを築きたい方にオススメです。

人脈が広がる

現地の方や世界各地から学びに来ている方など、留学は日本国内では出会えない方と親交を深める良い機会です。社会人であれば、友人としてだけでなく、ビジネスにつながるネットワークも期待できますね。

人生経験としての糧になる

留学中は、現地の文化を体験する機会や、異なるバックグラウンドを持つ人と交流する機会が多くあります。異なる環境での生活は、人生経験として大きな糧となるでしょう。また、異なる文化や価値観に触れることで、視野が広がり、自身の価値観を磨くことにも繋がります。名物を味わったり、名所を観光したりする機会もあると思います。

目的から選ぶ、オススメの社会人留学

社会人からの留学は目的意識がはっきりしやすく、効果的なスキルアップやキャリアアップが期待できます。ご自身の目的や、将来達成したいこと、経済状況などから検討し、後悔のない留学を実現してください。

語学力を磨きたい

語学留学

語学力を向上させたい方には、語学留学がオススメです。一般英語だけではなく、ビジネス英語を専門的に学べるコースもあります。ただし学生向けコースも多く実施されているため、社会人ならではの語学力を磨きたい方は、よく検討することが大切です。英語能力判定試験の対策コースを履修すると成果を履歴書に書きやすく、スムーズなキャリアアップが期待できます。留学の前半を語学力の向上、後半をキャリアアップに充てる方も珍しくありません。

【期間】
3ヶ月〜1年以上の長期留学プランのほか、1週間、1ヶ月といった短期留学プランもあります。
有給やGW、お盆休みなどを活用し、休職せずに留学したい方にオススメです。

キャリアアップを実現したい

MBA留学

国内・海外を問わずキャリアアップしたい方には、MBA留学がオススメです。現地の大学
院で経営戦略、財務、マーケティングなど、ビジネスに関する幅広い知識を学び、経営学修士の学位を取得します。有名大学院には世界各国の優秀なビジネスマンが集まりやすいため、新たな気づきや刺激を得られるでしょう。国際感覚も身につき、留学後のキャリアアップに大きくつながります。

【期間】
ヨーロッパでは10ヶ月~1年半、アメリカでは2年など、地域によって必要な期間が異なります。
編入の形をとったり、ビジネス特化コースを選択したりすると、比較的短期間での取得が可能です。

IBP留学

グローバルな環境で働いてみたい方や、短期間で国際的なビジネススキルを身につけたい方には、IBPビジネス留学がオススメです。IBPビジネス留学では、9カ月間大学で専門知識を学んだ後に、現地企業での本格的なビジネスインターンシップを3ヶ月以上経験します。これにより、英語力の向上だけではなく、ビジネスの場で必要な教養やスキルを身につけ、グローバルな環境を視野に入れたキャリアアップを最短距離で実現することができるのです。

【期間】
IBPプログラムは、9ヶ月の語学留学+3ヶ月の現地企業でのビジネスインターンシップで構成されています。

経験者に聞く!社会人からIBP留学を決めた理由は?

Kさんの体験談(グリフィス大学 修了)

私は名古屋で自動車業界に勤めていましたが、職場の環境やキャリアの停滞に不満を感じ、英語力を高めるためにIBP留学を決意しました。IBPのオーストラリアコースでの留学中に人材管理に興味を持ち、Graduate Certificateを取得。帰国後はインド企業の日本支社で採用担当を務め、現在はスウェーデンのNorthvoltで人事マネージャーとして活躍しています。留学経験が私の視野を広げ、グローバルなキャリアを形成するきっかけになりました。

Sさんの体験談(ワシントン大学 修了)

私は社会人5年目にキャリアチェンジを考え、MBAを検討しましたが、金銭面と時間の問題で断念。実務経験を積むためにIBPプログラムを選びました。
ワシントン大学でのビジネス学習やシアトルのテック企業でのインターンシップが、将来のキャリア形成に役立つと確信しました。
この経験が私の視野を広げ、グローバルなキャリアを築く礎となり、現在の職務では異文化理解やリーダーシップ、プロジェクト管理に活かされています。留学中に直面した課題を乗り越えることで得た柔軟性と問題解決能力は、今の職場でも非常に役立っています

Sさんの体験談(ベルビューカレッジ 修了)

就職後、徐々に自身のロングキャリアについて再考するようになり、キャリアチェンジを決意し留学することにしました。留学を決意した理由は、兼ねてより日米企業のビジネスの違いや体系化されたビジネスに関する学問に興味があり、それらを学びたいと考えたからです。特にその中でもアメリカにおけるセールス力(会話力、交渉力、プレゼンテーション力など)に興味があり、学ぶことと実際に就労経験の両方が出来るプログラムに参加したいと考え、IBPプログラムを選択しました。

費用を抑えてスキルアップを目指す

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは、他国の文化を理解するために、現地で働きながら休暇を楽しむ制度のことです。仕事の賃金を得られるため、留学に伴う出費を抑えられます。ワーキングホリデーの対象となるのは、18~30歳(一部地域では25歳もしくは26歳まで)の青少年です。2024年6月時点では、30の国と地域が日本人のワーキングホリデーを受け入れています。

【期間】
ワーキングホリデーの期間は国によって異なりますが、1~2年が主流です。

Co-op(コープ留学)

Co-op留学は、カナダのカレッジでの学習と、有給のインターンシップで構成されています。留学の前半で英語や専門的な知識を段階的に学び、後半でインターンシップをおこなう流れです。高校卒業以上の学歴があれば年齢制限がなく、社会人経験の長い方でも参加できます。英語だけでなく実務の知識やスキルも学ぶため、専門分野における貴重な経験を得ることができるでしょう。

【期間】
3ヶ月~2年程度と、カレッジや専門分野により大きく異なります。

専門性を高めるために留学する

大学・大学院留学

専門知識を深めたい方、海外の修士号・博士号を取得したい方には、大学・大学院留学がオススメです。現地の学校に通い、学位取得を目指します。有名大学・大学院で世界トップクラスの研究に携わることも夢ではありません。時間や費用がかかり、長期的な努力も必要ですが、大学・大学院留学は今後のキャリアにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

【期間】
大学で2〜4年、大学院で1〜2年が目安です。専攻によって、期間が前後することもあります。

社会人が留学するには休職?退職?

社会人が留学する場合、多くの方の悩みの種となるのが「現在の仕事をどうするか」です。

留学の期間や会社の制度によっては、リスクを最小限に抑えて留学できることもあります。

働きながら留学する

数日〜数週間程度の短期留学であれば、長期休暇に有給を組み合わせるなどして、休職も退職もせずに留学することが可能です。

たとえば月曜日から金曜日まで有給を取得すると、前後の土日も含めて9日間の連休が生まれます。短期の語学留学を希望する方にオススメです。

【注意点】
仕事に影響のない短期間の留学であったとしても、事前に会社の規則を確認しましょう。
万が一にそなえ、海外渡航の事前報告を義務付けている会社もあります。

休職して留学する

1ヶ月以上の留学を予定していて、留学で得たスキルを現在の職場で生かしたい方や、留学後の勤務先を確保しておきたい方は、留学のために休職することになります。休職できる期間は会社によって異なるため、事前確認が必要です。3ヶ月程度で離職扱いになる会社もあれば、3年ほど休める会社もあります。会社の認める休職期間によって、どのような留学ができるかが決まるでしょう。

【注意点】
休職はあくまでも療養のためのものであるとして、留学による休職を認めていない会社は少なくありません。留学による休職が実現したとしても、休職期間中も社会保険料などの支払いが必要です。

その一方で、スキルアップを推奨し、留学をサポートする制度を用意している会社もあります。より良い条件で留学や休職をするために、会社の規則・制度を確認しましょう。上司に相談すると、有益な情報を得られるかもしれません。

休職中は会社に大きな負担をかけるおそれがあるため、留学の前後期間は周囲への配慮を忘れずに、職場の人間関係を良好に保つことが大切です。

離職して留学する

年単位での長期留学を希望する方や、転職を考えている方は、離職後に留学するのも良いでしょう。キャリアのひとつの区切りとして、留学に臨めます。留学中のインターンシップなどで転職先が決まることもあれば、帰国後に転職活動をスタートさせることもあります。長期留学後の転職先として人気が高いのは、国内企業の海外営業部門や、外資系企業などです。

【注意点】
離職後、職探しをせずに留学すると、失業保険の受給ができません。失業保険を受けられないことを念頭において、資金計画を立てる必要があります。

また留学にともなう離職は人生の大きな転機となりますが、これまでのキャリアがリセットされるわけではありません。職歴が意外な場面で役に立ったり、以前の会社の上司に紹介されて転職先が決まったりすることもあります。より良いキャリアを築くためにも、会社と良い関係を保って離職するようにしましょう。

社会人からの留学には、キャリアプランを明確にしよう!

短期であればリスクの少ない社会人留学でも、長期になると休職や離職の必要性が生じ、人生が大きく変わる可能性があります。後悔しないためにも、また留学のメリットを最大限享受するためにも、事前にキャリアプランを明確にすることが大切です。

オススメはキャリアカウンセリング

留学にはさまざまな制度や手続きがあり、個人がすべてを把握することは難しいため、留学前には多くの方が留学エージェントを利用します。留学エージェントは多く存在しますが、サービスにキャリアカウンセリングが含まれているかどうかを確認すると安心です。

留学前のキャリアカウンセリングでは、ご自身の希望や経験などをもとにキャリアゴールを定め、留学前・留学中にやるべきことを明確にします。客観的な強みや弱み、これからやるべきことなど、第三者の目を通すからこそ見えてくるものがあります。

IBPビジネス留学ではキャリアカウンセリングも充実しています

IBPのキャリアカウンセリングは、プロのキャリアコンサルタントによる個別相談形式です。専属のキャリアコンサルタントが専門的な知識を駆使し、さまざまな角度からアドバイスをおこないます。

IBPが大切にしているのは、留学後も終わらないキャリアサポートです。留学を終えてからが本当のスタートだと考え、留学中だけでなく留学後も面接対策や応募書類の添削を実施しています。また修了生限定のビジネスセミナーや異業種交流会などを実施し、さらなるキャリアアップの場や、修了生同士の人脈づくりの場を提供しています。

IBP留学で社会人から留学をした方の留学後

Sさんの体験談(ワシントン大学 修了)

私は社会人として働いていましたが、キャリアの行き詰まりを感じ、新たなスキルを身につけるためにIBP留学を決意し、留学中ニューヨークのマーケティング会社でインターンシップを経験し、ビジネス英語や実務的なマーケティングスキルを学びました。
帰国後、その経験を活かして大手広告代理店に転職し、海外プロジェクトを担当することになりました。異文化理解やコミュニケーション能力が評価され、現在は国際部門のマネージャーとして活躍しています。留学で得た知識と経験が、私のキャリアを大きく変える原動力となりました。特に、異文化の中でのビジネススキルが強みとなり、プロジェクトの成功に大いに貢献しています。

Mさんの体験談(グリフィス大学 修了)

私は長年勤めた素材メーカーを退職し、さらなるキャリアアップを目指してIBPプログラムに参加しました。オーストラリアのグリフィス大学で人材マネジメントを学びながら、教育分野でインターンシップを経験し、異文化環境での協調性や実務的なビジネス英語を磨きました。
帰国後はHRコンサルティング企業に転職し、現在は海外勤務を担当しています。留学で得たスキルと経験が、国際的なビジネス環境での成功に大きく貢献しています。IBPプログラムを通じて、キャリアの幅を広げることができました。

社会人から留学に挑戦するなら、海外インターンも経験できるIBPビジネス留学がオススメ

1989年にスタートしたIBPビジネス留学は、大学での学びと現地企業でのビジネスインターンシップを組み合わせた留学プログラムです。他にも、プロのキャリアコンサルタントによるキャリア相談、修了生コミュニティ、グローバルに活躍するビジネスパーソンを招いた限定セミナーなど、留学経験だけではなく、あなたのキャリアを切り拓いていくためのサポートが充実しています。

大学での学びと現地のビジネスインターンを通して、グローバルで活躍できるスキルを短期間で習得

IBPビジネス留学は、9カ月間大学で専門知識を学んだ後に、現地企業での本格的なビジネスインターンシップを3ヶ月以上経験することで、英語力の向上だけではなく、グローバル人材に必要な教養やビジネススキルを身につけられる唯一無二のビジネス留学プログラムです。グローバルを視野に入れたキャリアアップを実現したい方には、短期間でそのスキルを習得できる内容となっています。

留学はブランクではなく、むしろ実績になる

修了コースの認定と海外での就労経験は、あなたのキャリアの実績になります。コースによっては学位を取得できるものもあるので、休職や退職を経ての留学は、ブランクではなく、むしろ次のキャリアアップに繋がる強力なアドバンテージになるのです。

世界で活躍するIBP修了生とのネットワーク

IBPビジネス留学には、約5,500人の修了生がいます。業種や職種の垣根を超え、起業家からビジネスマンまで世界で活躍する修了生と繋がることが可能です。これは、今後のあなたの財産になります。

専属のキャリアコンサルタントが、目指すキャリアを実現するために伴走

IBPが多くの人に選ばれてきた理由の一つは、他の留学プログラムとは一線を画す手厚いキャリアサポートです。IBP専属のキャリアコンサルタントが、留学後に目指すキャリアを実現するために多方面から伴走します。また、キャリアチェンジの機会は1度だけではありません。IBP修了生は留学後何度でもコンサルタントに無料で相談できたり、修了生限定のセミナーに参加できたりと、長期的なサポートを受けることが可能です。