【休学留学インタビューvol.2】現地インターンで経営者視点を学んだビジネス留学

1年間休学して留学を果たした大学生をインタビュー

休学留学インタビューの2回目は、「IBPグローバル留プログラム」でアメリカシアトルに留学した柳瀬さんにお話を伺いました。


留学の研修先をBellevue Collegeに決めた理由は?


ある就活イベントで、Bellevue Collegeから帰国したばかりの人に会って話を聞いたのですが、その影響が大きかったです。その人はマッキンゼーからジョブオファーをもらっていて、すごく印象的な人でした。Bellevue Collegeは面白そう、学ぶことが多そうと思い決めました。


柳瀬さんは現地でインターンをされていたとのこと。どういうインターンシップをしていたのですか?


Gobo Enterprisesという食品卸の会社です。ここにした直接的なきっかけはICC主催の情報交換会でした。そこで先輩からの評判で雰囲気がとても良さそうだと分かり決めました。


柳瀬さん自身は、どういったことをなさっていたのですか?


本当に色々なことをやらせていただきました。「人事に興味がある」と伝えたら本当に任せてもらえたり、やりたいと言ったらやらせてもらえる環境でした。インターン生の選考を上司と同伴で行ったのですが、僕からの提案を聞いて頂き、結果的にほとんどの仕事を一任してもらえました。


選考をする、というのはどういう気持ちでした?


面白かったですね。普段は選考される側しか経験しませんが、する側の立場の考えを学べました。今後の自分の活動にも活かせる経験になりました。


上司と意見が対立することはなかったですか?


ありました。いざ採用者を選出する段階で意見が分かれました。上司は男女比などを気にかけていましたが、僕は会社のためになかという目線で判断していました。とはいえギクシャクすることはなく、何を採用基準にするのがベストかを冷静に話し合いました。自分の意見を貫くというよりは、より経営者的な目線を持つことを学びました。


貴重な経験ですね。社内の雰囲気はアットホームでしたか?


そうですね。勤務時間は9時から5時なのですが、朝出勤するとそのままみんなで朝ごはんを食べてから仕事をしていました。基本はチーム4人で行動。ただ、先輩方に会える同窓会もあるので、人脈は非常に広がったと思います。

 

勉強、インターンシップ以外の楽しみも


柳瀬さんは、シェアハウスをしていましたそうですが、どうでした?


楽しかったし、金銭的にも余裕ができました。留学に行く前から独力で海外生活をしたいと思っていたので、ちょうど知人に声をかけてもらったタイミングでホストファミリー宅を出ました。


他にも課外活動で、サッカーをやられていたそうですが?


主にドロップインでプレイしていました。ドロップインとは、サッカー場にフラリと出かけて、そこに偶然集まっているみんなでサッカーをする、というイベントのようなものです。


学外の場でプレイしていたのですね。


本当はカレッジのクラブに入りたかったのですが、時期的にトライアウトが開催されていなかったので、外でプレイする場を設けました。同世代の人たちと交流できて、何人かとはご飯に行くまでの仲になりました。あとは体育の授業でもサッカーを取っていました。


ちなみに、勉強や運動以外にはどんなことをしていましたか?


クラフトビールが全米でTop2の生産量の地域でしたので、ブリュワリーを巡っていました。お酒好きには嬉しい環境だと思います(笑)


一年間の留学でどんなことが得られたと感じますか?


日本国内に留まっていたら、自分が何をやりたいのかきちんと考えることがなかったと思います。この留学が物事を考えるきっかけ、行動するきっかけ、になっていますね。実際、留学の計画を練る段階でも色々なことを考えました。


やはり、主体性ややる気によって留学生活が大きく左右されますか?


はい、交換留学と違ってIBPではインターンシップを経験します。何をしようにも自分の意思が出発点なので。現地企業に応募して、実際にインターンをするという経験はとても貴重だと思います。

 

インタビューを終えて


お話をしていて、柳瀬さんの留学風景が目に浮かぶようでした。留学を通して主体性を身につけたと語る柳瀬さんですが、インターンの経験から得たものが大きかったようです。自分の道は自分で切り開く、そういう主体的な生き方が印象的でした。