インターナショナルな職場で、コミュニケーションがいかに大切かを学んだ
参加コース:ウエストミンスター大学コース 50期生
留学期間:2014年5月〜2015年3月
インターン先:ホスト・インターナショナル
兵庫県淡路島出身 同志社女子大学 生活科学部(人間生活学科)を卒業後、IBPのウエスミンスター大学コースに参加。留学生向けに英国内のホームステイ先を紹介する英系会社 「ホスト・インターナショナル」でインターン。帰国後は東京のホテルへの就職を希望している。
Q:留学先を選択した理由、また現地の大学ではどのような科目を専攻しましたか?
以前イギリスに1年語学留学したこともあり、またイギリスに戻って英語の勉強をしたいとずっと思っていました。特にIBPプログラムは、ロンドンで大学生活を経験できるだけでなく、インターンシップで実際に会社で働くこともできる。とても魅力的なプログラムだと思いました。実家が旅館を経営していることもあり、今回の留学では、観光やホスピタリティー業界を学ぶことに焦点を当て、大学では「ツーリストプランニング」などの授業を選択しました。
Q:インターンシップ先が決定するまでの流れを教えてください。
インターンシップ先の第一希望はホテル業界だったので、10月くらいからロンドンの有名ホテルを含む複数のホテルにCV(履歴書)を送りました。でもとても残念なことに、今年からホテル業界でのインターン受け入れのシステムが変わったとかで、ホテルでのインターンは難しいことが判明しました。その後、ロンドンICCオフィスのスタッフが急遽ホスピタリティー関連の会社を探してくれ、留学生に英国内のホームステイ先を紹介する「ホスト・インターナショナル」でのインターンが決定しました。面接の時に「電話で仕事ができるか?」と聞かれて、実はあまり自信のない受け応えをしてしまいましたが、持ち前の明るさと積極的な性格が気に入ってもらえたのか、無事仕事のオファーをいただきとても嬉しかったです。
Q:インターンシップ先での仕事はどのようなものでしたか?
基本的には、電話を使った仕事がメインでした。会社が抱えるホストファミリーのデータファイルを整理し、必要な情報を電話で確認したり更新する仕事からスタートしました。またインターンシップの後半には、新しくホストファミリーになりたい人に電話でインタビューして情報を収集し、会社のスタッフが実際にホームステイ先を訪問する際の資料を作成するなど、徐々に仕事の内容が広がっていった。
Q:インターンシップ先で得たことはどんなことですか?
インターンを始めた頃は、英語で電話をすることに全く自信がなかったのですが、経験を重ねていくうちに徐々にスムーズに話せるようになったこと。英語力も確実に伸びてきたと思います。電話というのは先方の顔が見えないので、どうやってこちらの言いたいことを伝えるか難しい。先方の対応が悪く落ち込むこともありましたが、電話の向こうのホストファミリーといいコミュニケーションができたと感じた時はとても嬉しかった。また、自分の母国語でない英語を使って仕事をする上で、言葉が壁になって間違いや誤解を招かないように、常に何度も確認することを心掛けました。インターナショナルな環境で、国籍や言語、個性も違う人々と仕事をする際、コミュニケーションがどれほど大切なものか身をもって学んだと思います。
Q:この経験を今後のキャリアにどう生かしていきたいと思っていますか。 今後のビジョンを教えてください。
インターン先のインターナショナルな雰囲気で3ヶ月働き、とても刺激になりました。帰国後は、ぜひ英語を使った仕事をしたいと思っていたところ、ラッキーなことに東京のホテルに就職することができました。また、ウエストミンスター大学の「ツーリストプランニング」の授業で、ロンドンで昨今話題になったハックニー地区の“町おこし”について学んだことも大きなインスピレーションを与えてくれました。私の出身地である淡路島の観光プロモーションなど、将来的にやりたいことが広がりました。
Q:これから IBP 留学を考えている人に向けてメッセージをお願いします。
留学前にできるだけ英語の勉強をしておくことはもちろん大切ですが、実際に留学時に実戦を通して学べることは計り知れません。すべて自分次第、自分のしたいことに関してしっかりしたビジョンがあれば、留学時に大きなものを吸収し、達成することができると思います。