インターンシップを通して、将来の働き方に対するビジョンが明確に。自分のやりたいことに対する自信とチャンスを自ら掴んだ留学

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参加コース:ワシントン大学12ヶ月コース 50期生
留学期間:2014年3月~2015年3月
インターン先:大手航空系企業

名古屋工業大学工学部都市社会工学科を卒業後、プログラムに参加。航空産業の盛んなシアトルで航空業界への情熱を再認識し、自らインターン先を開拓。プログラム終了後、本格的に航空宇宙工学を学ぶため、フロリダの大学に入学予定。

 

Q:インターンシップ先が決定するまでの流れを教えてください。

航空業界でインターンシップをしたいと考えていたため、業界を絞ってシアトルの企業をリサーチしました。図書館は、シアトルの企業が業界別にまとめられた雑誌や、会社のデータベースが閲覧できるウェブページにアクセスできるので役立ちます。インターンシップ先に選んだ企業は、IBP 生を受け入れた前例がありませんでしたが、あるセミナーで偶然隣の席になった人が社員だったため、その方を通して交渉を進めました。面接は志望部署のディレクターとエグゼクティブ・ディレクターとの2対1で、自分自身について、また自分のやりたいことについて答えました。会社の中でも特殊な部署だったため、先方は変化の多い状況で私が自分のやりたいことをできるかどうか心配していたようです。いわゆる面接というよりは、私のやりたいことと部署の業務内容のマッチングを行うという感じでした。

Q:インターンシップ先はどんな会社でしたか? またその会社のどこに魅力を感じましたか?

日本の大手電機メーカーの一事業部として存在していますが、CEOがアメリカ人で、本部もカリフォルニアにあります。働いている日本人も一割程度です。業界の中でも扱っている事業が面白そうだったこと、シェア・知名度が高いこと、中でも機内エンターテインメントのシェアがサプライヤーとして世界一であることなどに魅力を感じました。実際に働いてみると、人も非常に魅力的です。経験豊富な人ばかりで、業務だけでなく個人的な相談にも親身になって乗ってくれて、自分の今後の方向性を考えるうえでとても大きな助けになりました。

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Q:インターンシップ先での仕事はどのようなものでしたか?

配属先は、主にボーイングとの間で発生した問題を解決していく部署でした。たとえば、私がインターンシップ中に関わったのは、ボーイングの新しい機体777Xに自社部品を搭載するという契約の破綻原因を見つけ出すと仕事でした。具体的には、ボーイングからの提案書とそれに対する自社の返答書を読み比べ、要求に満たしていない箇所を探し出しました。実際に契約に使用された書類に触れられたことは、貴重な経験です。ボーイングと頻繁に行われるミーティングにも出席し、実際にビジネスが進んでいく様子も肌で体験しました。

Q:インターンシップ先の会社の雰囲気を教えてください。

インターン生も含め、一人ひとりに仕切り部屋が割り当てられていて、いかにもアメリカの会社といった雰囲気でした。服装はビジネスカジュアルで、誰もスーツは着ていません。金曜日になるとほとんどの人がシアトル・シーホークス(シアトルのアメリカンフットボール・チーム)のゲームシャツを着て仕事をしていて、とてもシアトルらしかったです。私は週1回のチーム・ミーティングに加え、スーパーバイザーと個人的に毎日15分程度顔合わせをしていましたが、チーム内外の人に対しても週1~2人の割合でインタビューを行うことを心掛けていました。基本的に作業は個人のデスクで行うため、できるだけ積極的にコミュニケーションを取りに行くようにしていました。

Q:インターンシップ先で得たことはどんなことですか?その経験を今後のキャリアにどう生かしていきたいと思っていますか。

今回のインターンシップを通じて、航空業界への理解が深まり、将来の働き方に対するビジョンも明確に持つことができました。これからはそれに向かってどのように進んでいくか、選択肢を考えて最善の道を歩んでいきたいと思います。将来は航空業界の機体メーカーなどで技術者として働きたいと思っていますが、大学での専攻が土木工学だったので、まずはアメリカの大学で航空宇宙工学を学ぶ予定です。その後は、日本ないしアメリカでの就職を考えています。

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Q:これから IBP 留学を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

私は留学前、自分の現状に満足できず、何かを変えたいと思ってこのプログラムに参加しました。留学中はプログラムを通してさまざまな機会を与えられると同時に、自分でも機会を獲得できる環境があり、自分のやりたいことに対する自信とチャンスを自ら掴むことができました。IBP留学は交換留学や語学留学とは違い、現状に満足しておらず、何か変えたいと思っている人たちが集まるプログラムです。可能性は本当に無限で、自分次第で独自の留学にすることができます。今何か変えたいと思っている方は、ぜひ参加してみてください。

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