アメリカ留学中に外国人ばかりの少林寺拳法部に入部。大会でパフォーマンスも
シアトル留学中の小堺久実さんにインタビュー
今回は、アメリカシアトルで少林寺拳法道場に通い活躍された小堺久実さんにお話を聞きました。
シアトルで自分の特技を活かした居場所を築くまでの道のりは、簡単なものではなかったようです。
少林寺拳法をはじめたきっかけは何ですか?
高校時代から合気道をやっていたのですが、大学の新入生歓迎の際にクラブの雰囲気の良さに惹かれて少林寺拳法部に入部を決めました。
特にシアトルで少林寺をやろうとは思っていなかったのですが、到着直後の4月にあったシアトル桜祭りで、少林寺のパフォーマンスをやっているのを見て、声をかけたのがきっかけです。
道場には5月の最初から通い始めましたが、最初は道場に通っている人がみんな日本人ではない人ばかりで、英語で練習が行われるのに慣れるのが大変でした。
でも通っているうちに、少林寺をやっている事もあり皆さん日本に興味のある人ばかりで、すぐに打ち解けられ、少林寺を通じてたくさんの友達が出来ました。
現地の学生とのパフォーマンス
その後、9月にベルビューカレッジで開催されるパフォーマンスに出ることになり、シアトル大学の学生のルースと一緒に組んで演舞をする事になりました。
道場で一緒に練習する時間をなかなか作ることができず、先生の家まで行って練習させてもらったこともありました。
先生が難しい技をたくさん取り入れたこともあり、練習はとても大変でした。やりきった後、ルースとはただの練習相手という関係から本当の友達になれました。
11月のカリフォルニアでの大会に出ないかと先生に言われ、ボスキャリやインターンシップ探しと重なるためにずいぶん悩みましたが、ルースと話し合い二人で演舞に出場する事に。
体調不良なども乗り越え練習を頑張ったのですが、大会直前にルースが怪我をしてしまい、出場が出来なくなる事態に。
結局、一人での演舞に切り替え大会に出場する事になりました。精神的に辛いこともありましたが、ルースがカリフォルニアまで応援に来てくれて、何とか一人での演舞をやりきることが出来ました。
この経験から、常にポジティブでいる事の大切さを学ぶ事が出来ました。
帰国後の日本での目標
3月には帰国することになりますが、少林寺は世界共通という事を今回の留学で実感しました。
この経験を今後活かしていくのが今の目標です。たとえば、日本で少林寺をやっている人と、シアトルでやっている人の交流の機会を作るなど、何かしらの形にいていきたいですね。
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