IBPシアトル・ビジネス留学奨学金

体験談INTERVIEW

アメリカ・ワシントン大学の体験談

末次笙悟
日本大学 商学部部
現在外資系フィンテック企業勤務
2020年1月参加

社会人5年目を過ぎてからの長期留学ということもあり、当初MBAを取得することを考えていましたが、英語力や金銭面、時間を考慮した際に難しいと判断し、OPTで海外勤務経験を積むことができるIBPプログラムを選びました。

ワシントン大学の授業では、毎週プレゼンテーションがあり、クラスでは発言回数が思った以上に重要視され、日本の大学の授業とは全く違うものでした。実際の企業を取り上げ、その企業のマーケティングチームに配属されたという想定のもと、チームメイトとディスカッションを毎日のように行い、マーケティングプランを立てていくのは大変でしたが面白かったです。実際にビジネス経験豊富な先生方が、より実践的な目線でフィードバックをくれ、たった数ヶ月間のプログラムでしたが身につくスキルや情報量は多いと感じました。

帰国後の転職活動では、なぜ留学をしたのか、前職を辞めてまでの価値があるのか、その目的達成のために理に適った留学先、インターン先になっているのか、その留学での活動内容が面接を受けている会社で働く際に活かすことができるのか、またその会社で働くことが自身の最終目標へのステップになっているのか等、主にこれらが全て一本の軸として通っているか、を意識しました。

ただなんとなく留学するのではなく、明確に目標を設定して留学に臨むことで、その成果は何倍も違うと思います。目標があれば留学中に何かアクシデントがあったとしても何かしら修正でき、その時自分にできる最大限のことを導き出せます。頑張ってください!

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S.M
国際基督教大学 教養学部
現在、日系大手ホテル勤務
2018年9月参加
人並み以上の行動力と、色褪せない人脈を築いた社会人留学

IBP生限定のビジネススキルの授業やビジネスセミナーがあり、実際のビジネスで役に立つ内容が学べるため、留学生活がより充実したものになると感じたためIBPをえらびました。
仕事で得た経験から、最新のツール等を活用したグローバルマーケティングを学びたいという思いがあり、ワシントン大学を選択しました。

授業では、台湾人2人、フランス人1人、日本人4人のチームのリーダーを務めました。文化経験の違いを越えてコミュニケーションを取り、一つの成果物にまとめるのは非常に苦労しました。プレゼンテーションの結果だけでなく、プロジェクトの過程でのチームへの貢献も重要で、先生だけでなくチームメイトからも評価されます。一緒にプロジェクトを進めるうちに、プレゼンテーションが得意な人、数字に強い人、発想が豊かな人、スライドを作るのがうまい人など、それぞれの特徴がわかって強みを活かせるようになりました。実践的で難しいプロジェクトだった分、学ぶことが多く自信に繋がりました。
インターンは、西海岸と東海岸の違いや、スピード感とプレッシャーがあるビジネス環境を体感したく、ニューヨークでインターンシップをすることに決めました。イベントマーケティング会社、設立2ヶ月程度のビューティーテックのスタートアップ、クラシック音楽のNPOの3ヶ所でパートタイムのインターンシップを掛け持ちしました。

帰国後、念願だったマーケティングの部署に異動することができました。留学中に授業で学んだこと、課外活動で得た知識、人脈、インターンシップでの経験を直接仕事で活かす機会が多々あります。先日もクラスメイトの日本人の繋がりで、商談をする機会がありました。また、英語やビジネスのスキルが向上し、キャリアの可能性が広がったため、次なる目標ができました!

IBP留学は、初めて海外留学をする方に非常におすすめです。やりたいことが詰まっている1年間を過ごせると思います!

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藤原聖
慶応義塾大学 薬学部
2019年春参加

IBPに参加した理由は、海外で学んでみたい、働いてみたいという私のあこがれを実現することができ、さらに他では得ることのできないユニークな海外経験を得たかったからです。大学卒業を1年後に控え就職活動を行う傍ら、私はどうしても海外留学の夢を捨てきれませんでした。そんな中で奨学生として選ばれたことが私を勇気づけ、留学へと後押ししてくれたと感じています。特にIBP留学は9か月間の大学での講義に加え、現地で最長1年のインターンシップを行えることが非常に魅力的であり、他の留学プログラムでは得難い経験ができるのではないかと思いました。

留学中は、日常生活でたくさんの英語に触れるために現地の様々なイベントやコミュニティに参加しました。その中でも特に思い出に残っているのがワシントン大学のNPOのプロジェクトに学生アンバサダーとして唯一の日本人として選ばれ、現地の学生や世界中からの留学生と共に活動したことです。多様性のある環境に身を置くことで、言語のみならず、バックグラウンドの異なる人たちとコミュニケーションをとる際に大切なことを多く学びました。

インターンシップでは現地のバイオベンチャーでリサーチアシスタントとして働きました。仕事を与えられるというよりも自分で考えて実行することが求められる、動かなければ何も起こらない環境です。簡単な環境ではありませんが、それでも自分なりに成果を出し、報告し、それが認められた時の達成感もより一層大きいものでした。この一連の経験は私の大きな財産となっています。
留学を通して、周りに流されないこと、自分に嘘をつかないこと、苦労から逃げないことで成長できるのだと考えるようになりました。やりたいことがあるなら周りに何と言われようと、周りの人が何をしていようとやる、それが一番大切です。アメリカで出会った、輝いている方々は、年齢や性別、環境を言い訳にせず、夢や目標に向かって努力を積み重ねている人たちでした。私も彼らを見習い、留学中は何事も行動に移し、苦難にも正面から向き合ってきたことで多くのことを経験できたと感じています。IBPプログラム修了後もこの気持ちは忘れずにいたいです。

実際に留学をすることでしか得られない経験や気づき、発見はたくさんあります。特にインターンシップができるのはIBP留学ならではの魅力です。留学前の私のように、英語力を始めとした今の自分の能力に自信のない方も多いと思いますが、そんなのは関係ありません。それよりもこれからどう行動するかが大切です。まずは動かなければ何も始まりません。IBP留学が皆さんを成長させるための選択肢の一つになることを願っています!

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加藤史也
広島市立大学 国際学部
2019年春参加
留学は、己を知り、世界を知り、成長する機会の宝庫だ。

このプログラムを選んだ理由は2つあります。
①自身の市場価値の底上げ
留学前の自分にはビジネスパーソンとして生きていくためのスキルが不足しており、1年間の自己研磨を通じて英語発信力やプレゼンスキル及び実践的なマーケティング思考力などを培いたいと考え、応募しました。
IBP留学の中でもワシントン大学はアウトプット重視のビジネスカリキュラムに特化しています。そのためチームでのディスカッションやプレゼンを実施する機会が非常に多くあり、留学前と比較して上記のようなスキルを養うことができたと今振り返ってみて思います。
②将来やりたいことの発見
学生生活を通じて農作業ボランティアやベンチャー企業での長期インターンに取り組んでいましたが、結局自分は将来何をしたいのか不透明なままでした。留学することで自己と世界を客観視でき将来の理想像が鮮明になると考えていましたが、ICC主催のキャリアイベントや現地で活躍されている方々との交流を通じて日本では巡り合えなかった価値観に出会い、結果として将来社会にコミットするための道筋が明確化されてきたと素直に感じます。

コアクラスの授業ではビジネスのフレームワークから実際の企業のベストプラクティスまで幅広く学び、グローバルビジネスに関する知見を深めていく一方で、講義で学んだ知識を転用して企業の国外市場への新規参入戦略をグループで9週間かけて作成するなど、密度の高い時間を過ごすことができました。また、選択授業ではビジネスプレゼンテーション・ライティングの手法を学び、クロスボーダーなビジネス環境で活躍するための素養を高めることができました。
課外活動では、ワシントン大学のサークルなどが主催するハイキングイベントに参加し、ワシントン州の自然を満喫していました。大学の授業は負荷が大きいと感じていた私にとっては心身をリフレッシュさせる良い時間でした。また、現地の友人と一緒に行っていたバイブルスタディーも思い出深いです。科学とはまた違った観点から人間や世界の起源を辿り、何をもって善行や悪行と捉えるか考えるのは、まさに知の探求であり英語力の強化のみならず教養を深めることもできたと思っています。
留学を経て強く認識したのは「内省することの大切さ」です。
異国でしか味わえない経験や価値観を求めて行動し続けるのは重要ですが、時に休みながら、自分自身を省みる時間も同様に大切です。内省は、自己をより深く理解し、今後の行動指針を再考する上で有効です。私は留学して僅か10日目にメンタルブレイクしましたが、日向ぼっこをしながらその原因を考えていたら、いかに自分が生き急いでいたか気づかされました。

『一刻も早く英語を喋れるようになろう。』
『現地の友達を作ろう。』
『現地のビジネスパーソンと繋がろう。』
『もっとビジネスの知識を身につけよう。』
『バカ高い学費払ってんだから、課題に全力で取り組もう。』
『自分の市場価値を上げよう。』
『将来どう生きるか、答えを見つけよう。』

多くの成果を求め、焦りに押しつぶされていた自分を見つめ直すことができました。それ以降は休む時間を適宜取り入れることで、オーバーヒートしないよう調整できています。また、経験が点であれば、内省は点と点をつなぐ行為であり、自身の経験に意味づけを行う時間です。深遠な内省を習慣化すれば、留学中及び人生の如何なる経験も自分の糧であることに気づけます。内向性と外向性、内なる世界と外の世界を越境することで、留学生活及び人生全体がより豊かなものに昇華していくのです。
限られた留学期間の中で情報、ネットワークは強力な武器になります。IBPプログラムには先輩方が積み上げてきた情報や人脈が豊富に存在します。私自身、先輩方のコネクションを辿りながらインターン先を探し、現在はサンフランシスコで仕事ができています。要は、ある程度下地が整っている環境が手に入り、ゼロから情報収集や他者との関係構築に費やす時間・金銭的コストを抑えることができるのです。留学中はICCを存分に活用し、自分の時間と資本を実りの多いものに投下しましょう。
私は、ある企業の平均年収をネットでチェックしていた時、偶然にも奨学金募集のバナー広告に出会い、応募しました。結果としてこの留学は私の人生の分水嶺となりました。人生の大半は偶然の産物ですが、その偶然に意味を見出すのは私たち次第です。この体験談が、皆さんが一歩踏み出すきっかけとなれば嬉しい限りです。挑戦し、挫折し、立ち直り、また挑戦しながら、人生を最大限楽しみましょう。

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岩坂真聖
慶應義塾大学 環境情報学部
2018年春参加
他者を思いやり、違いを受け入れる事ができるようなった

大学で9ヶ月間学んだ後に、全米で働くことが可能なOPTという権利を取得し、インターンシップができるということが、IBPプログラムを選んだ理由です。大学の交換留学などの一般的な留学ではアメリカで働く経験を得るのは非常に難しいと思っていました。しかし、このプログラムはその貴重な経験ができるという事を知り、参加を決めました。

学部授業は、クラスメートとのグループワークの授業と講義形式の授業がおおよそ半分ずつあります。様々な価値観とバックグラウンドをもった国際色豊かな学生たちと一緒に議論し、チームワークを発揮していくような授業を受けています。課外活動では、ワシントン大学のインキュベーション施設でボランティアを半年間行い、スタートアップのコミュニティにどっぷりと浸かることができました。

この留学では、自分と異なる文化や価値観を理解するということの大変さと、大切さを学びました。人口の約98%が日本人で構成されている日本では、こういった経験をする事は難しいと思います。日本に来ている留学生などと接する際も、日本の文化や価値観がベースにあり、その上で接しますが、アメリカでは歴史も浅い分、文化的なベースがありません。「マナーのある人間」というぼんやりした価値観の上に人それぞれの価値観があるため、まさに十人十色です。みんな違って当たり前という事に理解を示せなければ、アメリカ社会で生きていくのに息苦しさを感じるかもしれません。私自身は他者を思いやり、違いを受け入れる事ができるようなったため、多くの友達をつくる事ができました。これがこの留学の一番の収穫だと思います。

留学経験はあらゆることを考え直し、自らの価値観や自らの夢などを客観的に見つめる機会ができると思います。留学における経験の0と1の間には想像もできないほどの溝があり、経験した人間にしかわからない想いがあると思います。もし迷っているならぜひ一歩踏み出してみてください。一歩踏み出すことでいろいろな世界が見えてくると信じています。

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大嶽和樹
早稲田大学 法学部
2018年秋参加
セミプロでのラグビー、ダブルメジャー、NYでのインターン。挑戦し続けた1年

2018年9月から2019年8月まで留学していました。留学しようと思ったきっかけは、①親戚が海外に在住していたこと、高校時代ラグビーで海外遠征があった等で、自我が形成される頃に海外を意識する機会が多かったこと、②自由に長期で海外にいられるのは大学生の時が最後であると考えていたこと、③社会に出る前に自分を客観視したかったこと、でした。
IBPプログラムはインターンという普通と違う経験ができること、その中でもシアトルはイチローなどのお陰で自分にとって身近だったこと、ワシントン大学は世界トップクラスの大学であるからこそ、質の高い経験ができると考えたのがその理由です。

私の留学には、「白紙のキャンバスにどんな自分が描かれるのか」という実験的な自分探しの側面がありました。そのため渡米直後、具体的な活動は未定だったものの何をするにせよ友人、コミュニティは必要だと考え、大学のラグビー部に入りました。入部1週間でレギュラーとなったものの、けが人続出により棄権となり、セミプロの社会人チームに移籍しました。プロやアメリカ代表も多数いる環境で当初は3軍、パスがもらえない、挨拶は無視されもしました。徐々に一軍へと近づき、翌年4月には1軍に、またプレーオフにも出場し、北米ベスト8になることができました。

学業では、当初は授業やグループワークに付いていけず苦労しました。次第に慣れていった反面、更なるチャレンジのため、3学期ではUWの法律の授業を履修しました。毎日課される膨大な量のReading、沢山のテストで段違いの大変さで非常に苦しかったのを覚えています

インターンではNYの仮想通貨取引所で行いました。日本人は1人、100%英語の面接は高い壁でしたが、この過程で英語での思考力が伸び、英語力自体が飛躍的に向上しました。
私はフラタニティ(通称Frat)という学生組織に所属していたため、彼らに面接の練習を手伝ってもらえたことも大きな要因でした。

この留学で身についたことは、困難を突破する力とグローバル人材の第一歩としての力です。セミプロラグビーへの挑戦、ダブルメジャー、NYの現地企業でのインターンなど”普通”の留学より何倍も苦しいことに挑戦してきましたが、妥協せず全てを乗り越えられたこと、そこで得た達成感は誇りであり、自分の限界を広げられたとも思っています。また一般的な交換留学にはないインターンという経験を、NYの現地企業で行えたこと、その過程で世界で活躍するたくさんの日本人、アメリカ人に出会えたことで、今後活動していくフィールドを日本、アメリカ、中国などといった”国単位”に引き上げられたことも大きな出来事でした。
一方で世界をフィールドに活躍するとして、第二言語(英語)も第一言語と同じレベルで話す世界各国からの留学生や、日本世界を飛び回って働いている日本人を目の当たりにし、自分に足りないものもたくさん見えてきました。

留学はたった20数年の人生ではありますが、人生最良の選択だったといえます。そしてインターン先を見つけるという決まりがあったからこそ、積極的に外へと踏み出し、多くのものを得ることができました。経験の”質”とその”密度”の観点からも他にないものを得ることができます。是非一歩踏み出してみてください。

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澤田怜奈
津田塾大学 学芸学部
国際関係学科
2018年春参加

新しいことを英語で学ぶため、英語を使って刺激的な環境で常に挑戦し続けるため、多くのものの基礎となるビジネスの根幹を掴むため、この3つが理由です。私の日本での専攻は国際関係学で、日本と他国との外交関係、国際社会で起きている問題等を体系的に学んできました。しかし、いつも国家間で何が起きているのかということを経済情勢などを含め、それぞれの利害関係を基にして考える際に現実味が湧かずに詰まってしまうことが多くありました。そんなときに、国も企業と同じように自分たちの国を他国にどのように見せて、国際社会でどのような地位を確立したいのかということを常に考えていて、繋がる部分が多くあるなということに気づき、そういったことを自分が広く理解するためにビジネスの基礎を学びたいと思いました。そして授業だけではなく、様々な活動にも力を入れることができ、常に挑戦し続けられる環境が整っているIBPを選びました。

ワシントン大学のGlobal Business Program に所属し、10カ国以上の国から集まる生徒とともにFoundation of Global Businessといって広く浅く国際社会でのビジネスに関すること、マーケティングやプロジェクトマネジメントのみに特化した授業、またビジネスシーンにおけるプレゼンテーションスキルやライティングスキルを学びました。クラブ活動ではワシントン大学のテニスクラブに所属し雨季以外(シアトルは雨が多いので…)は週に3回練習をしたり、休日にも友達と練習や家で一緒に料理をしたりしています。それ以外で私の生活の1つの中心になっているのはキリスト教のコミュニティです。週に1度、大きな家に集まり聖書について勉強し、日曜日には教会に通っています。これも今まで自分の中にはなかった考え方、生き方を教えてくれるとても良い機会になっています。その他にもWomen’s Clinicでボランティアをしたりしていて、そこで信頼を得ることができインターンシップの獲得にも繋がりました。

留学で得たことは多くありますが、最も大きいことは自分に自信を持つことです。留学中は日本との環境の違いや言語の問題から落ち込むこと、自分はここまで来て何をやっているんだと迷うこともあります。良くないことが同時期に重なることもあります。最初はそんなときに焦ったり、予定をたくさん詰めたりして、自分が落ち込んでいるという事実を受け入れることに苦労しました。しかし、アメリカでできた良き友人や家族との電話の中の小さな会話から、環境が全く違う場所では自分が生活の中で着実に達成していることよりもまだ達成できていない、うまくいっていないことばかりに目が向いてしまうことに気付きました。確かにたくさん目標をもって毎日全力で頑張るという気持ちは留学中はとても大事です。しかし、自分が少しづつでも前に進んでいることに自信を持ち、そして落ち込むことは頑張っている証拠なのだと自分自身を認めることができるようになりました。

よく言われると思いますが、留学はそれ自体が目的ではなく自分が将来達成したいことややりたいことのための手段です。行って帰ってきた結果、その達成したいことが変わることもあります。また、その目標への思いが強まることもあります。IBPプログラムに参加する仲間はそれぞれの目標は違えど、その目標に向かって頑張る姿勢や思いの強さはみんな似たところがあり、刺激が多く自分の努力次第で活動と成長の幅が大きく広がる良いプログラムだと思います。そして奨学金への応募はそのチャンスを掴むための大きな後押しになるのではないでしょうか。応募することで失うものは何もありません!ぜひこの機会をうまく利用してチャンスを掴んでください!!

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アメリカ・ベルビューカレッジの体験談

鈴江祐子
社会人留学、現在コンサルティング会社勤務
2014年09月参加

自身のキャリアチェンジのために、留学することにしました。留学を決意した理由は、兼ねてより日米企業のビジネスの違いや体系化されたビジネスに関する学問に興味があり、それらを学びたいと考えたからです。特にその中でもアメリカにおけるセールス力(会話力、交渉力、プレゼンテーション力など)に興味があり、学ぶことと実際に就労経験の両方が出来るプログラムに参加したいと考え、IBPプログラムを選択しました。

なるべく自然な環境に身を置き、学びたいと考えたため、現地学生と授業が受けられるベルビューカレッジを選びました。英語力向上のため、また、ネイティブや他国の方々といった自身と全く違う考え方を持つ人々と一緒に現地のビジネスクラスを受講でき、学部授業を受けることが出来ました。

日米協会というノンプロフィットでインターンシップをしました。ビジネスや文化交流などにおけるネットワークを提供する組織です。業務は、オフィスワークとイベント関連の業務に分かれます。日米企業のビジネスウェイを学ぶことが出来たのはとても大きかったです。

会社を辞めるというのは大きな決断でしたし、その後転職が成功する保障も当然ながら全くありません。しかしながら、しっかり考えた上で覚悟と決意を持ち、プレッシャーを感じつつこの留学を決意したからこそ目的意識を持って行動することが出来たと思っています。

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村上明日香
立命館大学 政策科学部 政策科学科
2018年春参加

IBPプログラムを選んだ理由は、私が留学で実現したいと考えていた2つの目的を達成するのにベストな手段だと考えたからです。
1つめは、主体性を身に着け自分の力で人生を切り開く力を身に着けることです。幼いころから他人の目を気にしすぎる性格で、何をするにも人についていっていた自分を変えたいとずっと思っていました。そこで、海外で自分がマイノリティとなる環境に飛び込み、自分の意見を発信し、周りを巻き込んで行動できるようになりたいと考えていました。
2つめは、日本とアメリカの社会貢献の在り方の比較を行うことです。将来は自身の仕事を通して、あらゆる環境下で育ったすべての子どもたちが自信をもって人生を歩んでいける社会を作りたいと考えていたので、そのためのヒントを得るためにも、ボランティアリズムやNPOなど社会貢献が活発なアメリカに行きたいと考えていました。

そのため、大学で現地の学生と共に学び現地のNPOや企業で3カ月のインターンシップを経験できるIBPプログラムは、これらの目的を達成するのに絶好の機会だと思い、奨学生に応募しました。上記の目的を達成するために、次の2点を基準に行動していました。1つ目は、これまで経験したことのない環境や、出会ったことのない人々が多くいる場所に積極的に飛び込むこと、2つめはアメリカの社会貢献の在り方を学べる機会を常に探し、実際に体験してみることです。1つ目については、世界各国から来た学生を集めてダンス部を設立したり、ホストファミリーの親戚が住む田舎町にたった一人で行って、ディープなアメリカの文化を体験したり、クリスチャンの勉強合宿や留学生向けのリーダーシップ研修に参加したりしました。授業についてもコミュニケーション系の授業を中心に履修し、現地学生と話す機会をできるだけ多く設けるようにしました。2つ目については財団でのインターン活動が最も学びが多かったです。シアトル全域からファンドレイズを募る仕事に加え、財団が支援しているシアトル中のNPOへの視察や、深夜にホームレスのsearch & rescue に参加したことで、日本にはないアメリカの社会貢献の活発さやそのビジネスモデルを学べたとともに、格差や貧困という問題を目で見て体感することができました。 留学を通して、精神的にも能力的にも大きく成長できましたが、1番の成果は「多様な人生をリスペクト出来るようになったこと」だと思います。家族と過ごす時間を大切にするため、自宅でピアノ教室と不動産を営むホストファザーに、テレワークで物流会社に勤めるホストマザー。ワールドワイドにキャリアプランを立てて世界で活躍する方々や、ホームレス人生から脱却して、今は自らが同じ境遇の人々を救う男性。互いを尊重し合い、みんなが自分らしく生きているアメリカで、国境を越えてたくさんの人生に触れて学んだのは、「人生に決まった型などなく、いろいろな形の幸せがある」ということです。日本では、一度レールを外れると人生終わったと思ってしまったり、人を肩書きや経歴で判断してしまったり、「こうあるべきだ」という固定概念が私たちを生きづらくさせてしまっていることがまだ多くあると感じます。だから私は留学で出会った人々のように、自分の人生に誇りをもって周りの人の人生をリスペクトし、人の夢や希望を実現する手助けができる人になりたいですし、そんな社会を将来作るために働いていきたいと思っています。

挑戦したいなと少しでも思っているのであれば、今すぐ挑戦してください。私が留学に行くまでの道のりには、実は非常に多くの壁がありました。当初は英語力も足りていなかったですし、留学に行けるだけの経済力もない、休学することや、1年間異国の地に行く不安もありました。ですが行けない理由を並べるのではなく、「どうすれば行けるのか」を考え続けた結果、奨学生になれて留学が実現し、自分にとって大切なターニングポイントとなる1年となりました。
「99%の人が人生を準備だけで終えてしまう」からこそ、今後の人生を自分の力で切り開くことのできる1%になれるきっかけの1つが、留学という経験だと私は信じています。これから留学に挑戦される皆さんを心から応援しています!

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浅賀壮也
南山大学 外国語学部 スペイン語学科
2017年秋参加

IBPプログラムを選んだ理由は2つあり、1つは英語“で”授業を履修できるため、もう1つはインターンを通して海外で働く雰囲気を感じ取れると考えたためです。ベルビューカレッジ(BC)の授業では英語を用いて学ぶことができるため、語学学校へ通うよりも英語が身につくと考えました。また、将来海外で働きたいと思っていたため、インターンで少しでも働くイメージを持ちたいと思っていました。留学先をアメリカ(シアトル)にした理由は3つあります。1つ目は行ったことのない国に行きたく、アメリカが該当したからです。2つ目がアメリカならばスペイン語話者の人口が多く、コミュニティに行けばスペイン語も使えると思ったためです。実はスペイン語学科所属であるため、アメリカなら2ヶ国語を学べることもIBP参加へのきっかけとなりました。3つ目はBCでは留学生が多いと聞き、様々な国の人との会話を通して価値観を広げたかったためです。

学部授業では国際関係論、地理学、スペイン語、サッカーとジャンルレスに履修していました。国際関係論と地理学では世界で起きている政治、気候問題を通してアメリカの立場を見るという非常に興味深いものでした。サッカーは日本にいた時からやっていたので、ただやりたいと思って受講しました。結果的にそこで会ったメキシコ人と仲良くなり、後日マリナーズの試合を一緒に見に行きました。クラブ活動ではジャパニーズカルチャークラブというクラブで日本に興味を持つアメリカ人生徒達と仲良くなり、週末にはハイキングなどで遊んでいました。課外活動では近くの教会で英語のレッスンを受けたり、NPOのフードバンクでボランティアをしました。特にフードバンクには多くの中南米系の方がいらっしゃったので、スペイン語も使っていました。

インターンでは水産系商社で営業を行いました。日本と会社を結ぶという難しい仕事でしたが、タフさが身に付きました。今回の留学を通して、実行力、そして図太さを身につけることができたと感じています。課外活動や学部授業で興味を持ったものに片っ端から参加し、途中で履修中止をすることもありましたが、やらなければその決断に至らなかったので全く後悔はしてないです。また、授業などで自分の意見を発表する事、相手の話が聞き取れなかったらわかるまで聞き返す事から学びました。日本にいた時は、ちっぽけなプライドを守るために授業で自分の意見を発表しなかったこともありましたが、帰国してからは自分の意見を積極的に出すなど自分に自信が持てるようになりました。就活でも納得の行く就職先に出会うことができました。留学して良かったなと今この文章を書きながらしみじみと感じています。迷っているなら、応募してみてください。「あの時やればよかったな。」と後悔することが一番もったいないです。「あの時応募しなかった理由は他にやりたいことがあったから」のような自分で納得がいく理由を説明できるのであれば良いと思いますが、多くの人は自分に自信がないといった理由に終始しているのではないでしょうか。ホリエモンこと堀江貴文氏も著書「自分のことだけ考える。」でこう述べています。「もっと自由に生きろ。人の目なんか気にする暇はない。」みなさんもまずは応募してみてください。そのトライが人生の大きな経験になるよう祈っています。

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山下智也
関西学院大学 総合政策学部
2017年秋参加

学内の留学制度を使わずに、IBPを選んだ理由には主に2つあります。1つ目は、英語やアカデミックな学びだけでなく、インターンなどの実践的な学びをしたいと考えた為です。IBPを選ぶ前に短期留学を経験しました。そこで、感じたことはアウトプットをする機会が少ないということです。これは、学んだ英語やその他の知識を実践の場で活かす経験を積めなかったことを意味します。そして、帰国した時に留学では何をしたかという問いに対し自信を持って答えることができず後悔が残りました。この経験から、アカデミックな学び、英語、インターンと全てを包括するIBPに魅力を感じました。2つ目は、シアトルという土地に憧れを持っていた為です。IBPに参加する前から、世界のビジネスをリードするシアトルの環境に身を置いてみたいと感じていました。また、シアトルでの経験は社会に出てから大きな財産になると確信していました。

留学中は、1.学部授業 学部授業では、主にマーケティングの授業を取っていました。授業の特徴としては、知識を取り入れテストするというものではなく、学んだ知識を使ってクラスメイトとチームを組み実際に会社経営者としてのマーケティングプランを考える点です。2.学生団体Reborn(スタートアップ系Webサイト) IBP56期の先輩達が立ち上げた団体を引き継ぎ、シアトルという土地を活かし仲間達と様々なアクションを起こしました。授業で学んだものをアウトプットする場として大いに役に立ちました。3.インターンシップ Gobo Enterprisesにて、インターンシップを経験しました。この会社は、シアトルに本社があるCostcoのブローカー会社でありコストコ関連の業務をしていました。主に私の担当は、韓国、そしてオーストラリアのCostcoに向けて政府書類の作成や貿易業務でした。

学んだこと、得たものはたくさんありますが、IBPを通して特に得たものは自分のキャリアプランです。英語力、授業、課外活動、インターンシップを経験する中でたくさんの知識、人達に出会うと思います。特にシアトルに住む人たちは、日本にいる人たちよりも将来自分が何をしていきたいのかどんなキャリアを歩んでいきたいかを考えている人が多いです。留学中は、様々な場面で積極的に人に関わることで無限に広がるキャリアについて考えることができました。そして、あらゆることに挑戦することで自分の向き不向き、そして本当に興味のあることを理解してキャリアプランを固めることができました。そうすることによって、就活でも納得のいく結果を出すことができました。

IBPに参加していないと決して経験することも考えることもできなかったと思います。奨学金に応募する皆さんは、英語に不安を持っている方も多いと思います。 私もこの奨学金の応募をする時は英語には全く自信がなくとても不安でした。しかし、実際受けてみると英語だけでなく面接でも人柄、留学に対する情熱に重点を置いていることが分かりました。そして、留学を通して感じたことは元々英語に自信がある人達ではなく、本当に留学に対して本気で取り組もうと考えている人の方が驚く程の成長、成果を生み出していることです。ここで、私が皆さんに伝えたいことは「今の自分に自信を持つことができなくても、未知の世界に飛び込む勇気が何よりも重要である」ということです。 IBP奨学金制度は、絶好のチャンスだと思いますのでぜひ、勇気を出して挑戦して下さい。その姿勢が、きっと留学中に大きく役立ちます。 皆さんの挑戦を応援しています。

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平川朋佳
早稲田大学 法学部
2017年秋参加

中学の時の英語教師が洋画や洋楽に沢山触れさせてくれる方だった影響で昔から漠然と留学に憧れていました。また、高校生の時に予備校の代表として中国・北京に短期留学生として派遣させて頂く機会があり、世界で活躍する企業を訪問したことで更に具体的に海外での生活・仕事に興味を持ちました。大学生になって本格的に留学を考え始めた時IBPプログラムの奨学生募集を見つけ、大学での勉強だけではなくインターンシップを通した就業体験もできるという点に魅力を感じ応募を決意しました。当初両親は私が留学に行くことに消極的でしたが、選考が進む中で親を説得し、最終的には私の背中を押してくれました。

大学では、1つの分野に絞らずビジネス、コミュニケーション、中国語など様々な科目を履修していました。また私は学外での活動に力を入れていたため、ダウンタウンにあるホームレスのために洗濯やシャワーを提供している施設でボランティアをしたり、市民オーケストラに入ってバイオリンを弾いたりしていました。留学先で2回コンサートに出演できたことは本当に貴重な経験でしたし、ホストマザーや教会のトークタイムホストが観に来てくれ喜んでくれたことは何より嬉しかったです。授業を詰め込みすぎず課外活動とバランスをとれたことが沢山の経験をできるキーになったと思います。また、現地で知り合った沢山の人とコンタクトを取ることを心がけていました。

1年間の留学を通して最も得られたことは行動力だと思います。シアトルに来て感じたことは、発言することの大切さです。アメリカと日本の文化の違いについてよく取り上げられることですが、積極的に発言せずとも相手が察してくれる日本に比べ、アメリカでは発言しないと伝わらない、またはダメ元で発言してみると事態が好転する、というケースが非常に多いです。クラス内での発言に留まらず、日常生活や課外活動に至るまで自分がこうしたい、やってみたいと思ったことはまず発言してみる、メールを送ってみるなどアクションを起こすことで留学生活の中で経験できる事の幅は幾らでも広がると感じました。インターン先でも、上司にサンプルを作って持って行く等自分のできることを積極的にアピールしたことで能力を認めてもらい、結果社内のSNSを一任してもらうことができました。

私がIBPプログラムに参加して得られたことは沢山あります。自分の行動次第で留学生活が何色にでもなれることは、学生のうちに自分を試すことができる良いチャンスだと思います。留学することを悩んでいる人は、是非ICCで話を聞いて、積極的に挑戦してほしいです。

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藤本沙織
上智大学 文学部 英文学科
2017年秋参加

アメリカの大学でビジネスを学び、インターンシップができるというプログラム内容に魅力を感じてIBPプログラムを選びました。シアトルに留学したいという希望があったので、IBPプログラムの中でも幅広い学部授業の中から自由に履修でき、少人数制のクラスで手厚いサポートがあり、そしてホームステイを経験できるベルビューカレッジコースを選びました。

ベルビューカレッジではマーケティングの授業や異文化理解に関する授業を履修しました。Social Media Strategyという授業では、実際の企業の投稿事例をもとに、効果的なマーケティング方法を考え議論できて楽しかったです。異文化理解の授業は留学生が多く、様々な文化、宗教、価値観を持つ学生に出会い世界が広がりました。大学の授業だけでなく、今ここでしかできないことをやろうと常にアンテナを張って情報収集し、ボランティアやイベントに積極的に参加しました。ホームレスの人々の社会復帰を支援するレストランでのボランティア、フェアトレードのチョコレート工場の見学、MicrosoftやAmazonで働く社員の方のトークイベント、公立高校の日本語クラスのティーチングアシスタントなど、自分の興味がある場所にはとにかく行ってみることを大切にして1年間過ごしました。

私が留学で得たものは、上手くいくかわからない不確実な状況でもチャレンジしてみる勇気です。私は「社会課題の解決」という大きなテーマに関心があったのですが、その中でもNPOの役割に注目していました。そんな中で、留学中アメリカでNPOのファンドレイズに関する国際カンファレンスがニューオーリンズで開かれることを知りました。自分一人で飛行機に乗ってカンファレンスに三日間参加し、きちんと内容を理解できるかとても不安でした。しかし、今せっかく目の前にあるチャンスを無駄にしたくないと思って勇気を出して参加してみることにしました。実際に行ってみるとそこでは新たな出会いと多くの学びがありました。三日間の学びをウェブメディアの記事にまとめて、たくさんの人に届けることもできました。このように、不確実な状況でチャレンジしてみて自信と達成感を得るという経験は留学したからこそできたものだったなと思います。

私は留学前、自分が留学先で何をしたいのか、どうして留学したいのか、留学を通してどんな自分になりたいのか、たくさん悩みました。留学を経験した先輩たちに話を聞いたり、いろいろな方法で留学情報を調べたりすることで、時間はかかったけれど自分が本当に納得した状態で留学に行くことができました。これから留学するみなさんは、今はもしかしたら不安や迷いがあるかもしれませんが、自分に向き合ってとことん悩み抜いて、自分にしかできない最高の留学を体験してほしいと思います。

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アメリカ・シアトルセントラルカレッジの体験談

高松直輝
早稲田大学 創造理工学部
2019年春参加

IBPプログラムを選んだ理由は、現地でインターンシップをすることがプログラムに含まれている点と留学先としてシアトルが選べる点がとても魅力的だったからです。現地でインターンシップをすることは、他の留学プログラムではなかなか得られない経験だと思います。実際に現地でインターンシップの求人を探す上で、現地の4年生大学に通う人などと同じ土俵で面接等を受け評価される必要がありました。アメリカの本場で、インターンシップという名目であっても就職活動のような活動をすることはめったに経験できないと思います。次に、シアトルはAmazonやMicrosoftといった世界的に有名な企業をはじめ多くIT企業やスタートアップ企業がある都市でもあります。私自身Computer Scienceを専攻していたので、こういった企業で働く方々が身近にいて話を聞ける環境はとても良かったです。

学校ではComputer Scienceの授業を取っていました。JavaやPythonといったプログラミングの授業に加えてProject Managementなど実際にグループになってビジネスに近いことに取り組む授業なども取っていました。最後のクォーターでは、シアトルダウンタウンにある企業でインターンをしていました。プログラミングを実際のビジネスで使うことを経験することができてとても良かったです。また学外では、日本の中学高校生にもっと世界に目を向けてもらいたいという考えを持つシアトルに住む日本人の方々と一緒にサマースクールの立ち上げと運営に関わらせていただいていました。私自身、多くのアジアの国から正規学生としてアメリカの大学に来ている学生に会い、他のアジアの国と比較しても日本はあまりそういった学生が多くないという現状を実感しました。この団体に関わらせていただいてとても自分自身の考えも大きく変わり、とても大きな経験でした。

留学で学んだことは大きく2つあります。1つ目は、主体性の大切さです。留学生活は、最低限大学での授業等は決められたことをやるのみですがそれ以外の時間は自分自身で様々なことに挑戦する必要があります。私自身もともと何をやるにも友達に連れられたり、他人の影響でやることが多かったのですが、留学中は何もかも自分でやってみないと始まらないという気づきから、主体性をもって、時には周りを巻き込んでなにかをやってみる力がついたと感じています。留学中に学んだことの2つ目は、自分は今まで“自分の常識”の中で生きてきたことに気づけたことです。アメリカで生活した1年間で出会った人の中には、自分が持っていた価値観や常識の枠にはまらない人達が多くいました。日本にいるだけでは気づくことができない多くのことに気づくことができたことは大きな学びだと思います。

私は大学4年次を休学して留学をしましたが、同様に多くの方が4年間の大学生活の中の1年間をサークル活動やアルバイトなど他の多くの大学生がやっていることを犠牲にして留学という選択肢を選ぶと思います。また僕も留学前はそうでしたが、1年間卒業が遅れてしまうことを不安に思う方もいるかもしれません。でも、私が留学して確信していることは、留学によって1年卒業が遅れることや留学によって普通の大学生活が送れなくなってしまうこと、これらはまったく気にする必要がないということです。日本は特に周りと比べてしまう文化ですが、これから留学に行かれる皆さんには一人ひとりに違った人生があるということを留学に行って学んでほしいと思います。私は知り合いにこの奨学金プログラムについて聞いたことがきっかけで応募しましたが、この体験談が皆さんの留学の少しのきっかけになれば幸いです。

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三輪功祐
同志社大学 商学部 商学科
2018年 春参加
「人間として強くなること」を目的に留学を決意

私の留学の目的の手段として一番適当だと考え、IBPプログラムに決めました。

私の留学の目的は、「人間として強くなること」でした。強さとは、大きく分けて(1)知性、(2)身体性、(3)精神性の3つに分類しています。とりわけ、知性という面では、グローバル市場で戦うための英語力、カルチャーへの理解、リテラシー、専門スキルなどがあると思います。それらを達成するために、IBPプログラムのシアトルセントラルカレッジ(SCC)コースは、最適な環境を提供しているように思えました。なぜなら、ビジネス現場で働けることと、学部でComputer Scienceを学べること、シアトルというIT企業が多いこと(約40%がIT関係者)、多国籍、多宗教が共存している地域で生活できることなどが、これらの目的に結びつけやすいからです。

(1)SCCだけで履修できるComputer ScienceコースでITについて勉強しています。知識0の状態からスタートだったので大変でしたが、世の中の未来を見据えるためにTechnologyの知識はすごく役立っています。また、インターンシップ前にMicrosoft本社に勤務する親切な方のご厚意で、クラウドサービスのビックデータ分野における新規戦略を考え提案するというプロジェクトに関わることが出来ました。このプロジェクトを通して、日本が「世界における一つの市場にすぎない」という感覚が持てるようになりました。というのも、世界中をマーケットとして捉え、マーケティング戦略を考えるので常に大局観のある考え方をする必要があるからです。日本市場の特殊性なども少し理解できました。また、これによって、日本市場の将来性への危機感が確信に変わり、私達IBP生が衰退する日本の未来を覆していけるように頑張りたい、という想いも強くなりました。

(2)SCCは無料のジム設備があるので頻繁に通っています。また、様々な種類の格闘技のジムが多くあり、ほぼ毎日いろんなジムに行っています。

(3)毎週キリスト教の教会でバイブルスタディをしています。他の宗派と比較してみるなど、現地の敬虔なクリスチャンに人間性について教えていただける環境は、とても勉強になっています。

留学は、目的を明確にすることが大事だと思います。人生の目的から、留学の大目的、小目的、ゴールの設定としっかりと考えるのが理想です。

しかし、一方で「なんとなく」行きたいというぼんやりとした気持ちもとても大事だと思います。実際に行動した後で、自分がなぜ留学にきたのかを発見することもあるからです。感覚的に自分に必要だと感じるなら、それだけで十分な動機だと思います。

例えば、私の場合、シアトルでの留学は、当初の人生計画を10年ぐらい短縮出来た思えるほど有意義です。環境を活かすのは目的意識と行動力だと思うので、その2つを大事に私も頑張っていきたいです。

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木村萌夢
津田塾大学 学芸学部
国際関係学科
2018年春参加
自分から門をたたけば、トップ企業の人から話が聞けるシアトルで「グローバル社会での生き方」を学ぶ

IBPプログラムは「留学」と「ビジネスの勉強」をしたいと思った私にピッタリなプログラムでした。一年間という短い期間で集中的に海外大学での学部授業を経験し、インターンシップを経験します。つまり、座学としてインプットしたものを実践的な場でアウトプットすることが出来るのです。これを一年間という短い期間で実現出来るのは、とってもお得なプログラムだと感じました。

留学中の活動として、学部授業では、ビジネス入門、会計、経営、マーケティングなど基礎的なビジネス科目を幅広く履修しました。その中でも特に興味深かったのがSmall Business Managementという授業で、自らが事業主となってスタートアップ企業を作り上げていくという内容でした。私は、地元北海道の活性化を目的とした古民家再生をメインに行う不動産会社のビジネスプランを組み、実際にスタートアップ企業を2社経営されている教授からの細かいフィードバックを頂くことが出来ました。

また、課外活動では、世界トップIT企業での新規事業立案プロジェクト、日本語学習塾でのTA、放課後のヨガクラスへの参加など、興味関心があることは幅広くなんでも挑戦しました。シアトルにはMicrosoftやAmazonなどの世界トップIT企業の本社があります。自分から門を叩けば、ITやトップ企業のマーケティング戦略について勉強をさせてもらえる環境は整っています。バスで隣り合い、会話を楽しんだ方がMicrosoftやAmazonの社員だったということも頻繁にありました!

私が留学で学んだことは「グローバル社会での生き方」です。具体的に2つのポイントがあると思いました。1つ目は「発信」です。この発信とは、自己主張のことです。しかし、これはただの自己PRではなく、自分を仲間にしてもらう、自分の考えを理解してもらうための「相手に伝える自己主張」です。たくさんの価値観が集まるアメリカという土地で、自分の考えは間違っていないだろうか、相手を傷つけないだろうかと不安になるのは当然だと思います。それでも、勇気を出して発信するとレスポンスはしっかりと返ってきます。このレスポンスから生まれる学びや繋がりもまた多いと感じました。2つ目は「受信」です。もしかすると日本人の場合、留学初期はこの「受信」の方が多いかもしれません。到底受け入れられないようなことも「受信」することになります。そんな時も、一度自分の中に落とし込んでみる位でないと、幾多の価値観が混ざり合う社会の中ではやっていけないのだと感じました。そうして新しい価値観や情報を落とし込み、また「再発信」すれば納得のいく答えが見つかったり、答えに導いてくれる人に出会うことが出来ると思いました。

私はこのアメリカ留学で、「日本の学生こそ世界中の学生と肩を並べて学ばなければならないのでは」と感じました。世界の同世代の人たちは、めまぐるしく変わる現代に取り残されないために、ものすごい勢いで学び、成長しています!まだ将来やりたいことが明確ではなくても、日本から一歩飛び出して、そのスピード感を感じてから社会に出る方がいいと思います。この奨学金はその第一歩になり得ると思います。ぜひチャレンジして、自分の新たな世界を開き、日本の次のフェーズをリードする人になってください!

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趙崇来
関西学院大学 社会学部
2018年春参加

私は既卒生としてIBPプログラムに参加しました。元々日本の大学に入学してからいつかは海外留学をしてみたいという気持ちはありましたが、自分が望む場所や条件を持つ大学が思うように見つからず、悶々とした気持ちを抱いていました。大学三年生も佳境を迎え、いよいよ就職活動を間近に控えた際に知り合いの方からIBPプログラムの奨学金制度を教えていただきました。このプログラムの大きな特徴は、「大学で学んだことをインターンシップとして海外の企業で試すチャンスがある」ということです。私の人生の目標の一つに「海外で働く」ということがあったため、このプログラムはまさに私が望んでいたものだと感じました。奨学生に選ばれ、留学費用を抑えられたことで、両親の了承を得ることも出来、私にとって大きな決断をするに至りました。

学部授業ではビジネスコースを専攻しました。私は今までビジネスを大学で学んだことがなく、その上英語で理解しなければならなかったので当初はとても苦労しました。しかし、他の授業よりも勉強時間を増やした結果、徐々に学ぶ楽しさが感じられ、同時に英語力も向上し海外の経済を理解しやすくなりました。

課外活動では、私が留学当初より「今の自分が一人で何が出来るか」という問いを持って様々なボランティア活動に参加し、活動毎に随時自分でフィードバックし、今の自分が出来る事・苦手としている事を明確にした上で次の行動に移すということを心がけ、日常を送っています。 ボランティア活動で会う方の多くが初対面なので、まだお互いを良く知らない中で如何に良いものを生み出せるかを英語で議論して解決していくことはとても貴重な経験となっています。

私が留学を通して学んだことは「自主性」と「常識に囚われないという常識」の2点です。一つ目の「自主性」は留学において一番大切な物事であると生活の中で実感しました。この限られた時間の中で如何に生活を充実させ自分を成長させられるかは、この自主性が全てといっても過言ではないと思います。 二つ目の「常識に囚われない常識」は、アメリカでは日本以上に「個」を重要視されるので、人の数ほど意見も存在し、海外の人達と考えが合わない場面が必ず訪れます。当初は「日本だったら…」という考えに陥りがちでしたが、「違う意見があるのは当然」という心構えで臨むと思いの外上手く事を発展させることが出来るということを実感しました。

IBP奨学金制度に応募をされる皆さんは、私同様に何らかの目標や、やってみたいことがあるのと思います。私は既卒生としての参加だったこともあり、同じ大学の同期が就職活動で内定を貰った話を聞いて気持ちが整理出来ていない時期もありました。しかし皆と同じである必要はなく、自分が挑戦したいと感じたことに一生懸命取り組むことが重要だと言うことを実感しました。留学先では英語だけの生活にどうしても戸惑うこともあるかと思いますが、自分の目標だけは見失わずに生活をしていただきたいです。その為にもしっかり準備をして挑み、自分からたくさん動いてチャレンジして下さい。困ったことがあれば現地のICCスタッフが助けてくれるでしょうし、思いもよらぬチャンスや出会いが待っているかもしれません。自分自身だけが経験できる充実した留学生活を送っていただきたいです。

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