休学留学インタビュー第9回目は、留学して半年が経った及川さんにお話を伺います。
及川さんがIBP留学に感じた魅力とは?
今後のキャリアに活かせる点です。ビジネスについて学び、インターンをするという流れが他にはない魅力でした。
留学が始まってから半年が経つ今、これまでの経験はどのようにキャリアにつながると感じますか?
授業の他に、ICCが主催するビジネスセミナーなどの機会も多く、時間が合うときには参加するようにしています。セミナーで得た情報や人脈はそのまま将来に活きて行くと思います。
マイクロソフトで販売戦略のボランティア
半年の間に積極的に行った活動はありますか?
はい、Microsoftでボランティアとしてクラウドサービス(Microsoftが提供しているサービス)をどうやって売り出していくかを提案するプロジェクトに参加していました。
具体的にはどのようなことを?
他社のサービスを利用している会社を分析していました。大企業が使っているのか、それとも中小企業が多いのか、といった感じです。
実際に提案したのですか?
はい、そのプロジェェクトを提供してくれた人の前でプレゼンテーションをしました。
どんな場面で苦労しましたか?
マーケティングの知識は元々あったけれど、実践的に行うのは初めてで、正直かなり時間を割いて分析しなければいけなかったので、時間のやりくりに苦労しました。1ヶ月半ほどの期間でしたが、僕はアメリカに来てすぐに始めたので、慣れないころは辛かったです。
時間のやりくりをどのように工夫したのですか?
始めた時はすごくわくわくしていたけれど、時間に追われるにつれて苦労することもありました。慣れない頃の判断は難しいな、と感じました。この機会によって僕の将来やりたいこととは少し違うかもしれないと学ぶことができたのも、大事な気づきでした。
学生団体に所属し、社会人と交流
ボランティア期間が終わり、現在は何か活動はしていますか?
今は学校の授業に集中しています。国際関係の知識を得たいと思い、国際関係学の授業を履修しています。
数ある選択肢の中からどのように授業を選んだのですか?
僕の場合は知識習得に重点を置いていたので、マーケティング学などもとりました。各授業にプレゼンテーションがあり課題も多いので、英語は自然に習得できると考え、語学関連はあまり取っていないです。
及川さんは学生団体に所属していると聞きました。
はい、もともと何かしら課外活動に参加しようと思っていました。そこでSEAという団体(これから留学しようとしている人に向けシアトルの魅力などの情報を提供する団体)の説明を受けた時に、社会人に出会える機会があると考え、メンバーになりました。
活動を続ける中で、どういった魅力を感じますか?
こちらに来ている学生は皆海外に関連した仕事をしたいという夢を持っていて、とても刺激があります。また人と人の距離感も近いので、社会人とも期待通り出会えます。
残りの半年間をどのように過ごしたいですか?
国際関係学を学ぶうえで、経済学がの知識が必要だと感じました。これからは経済学の知識を増やし、さらに国連関連の勉強を続けていきたいと思います。
国連関係のお仕事に就くことが夢ですか?
国連にこだわらず、国際関係の仕事に就きたいですね。国際関係学の授業ではインターンシップの募集もあり、この授業が将来の仕事につながっていくのだという感覚が芽生え、意識するようになりました。
留学最後の3ヶ月間、どういったインターンをしたいですか?
今は調べている段階ですが、教育にも興味があるのでNPO団体なども見ています。国際関係については、僕自身まだ理解していこうという段階です。
留学の半分を振り返ってみていかがですか?
とても濃い半年だったように思います。そのなかで、自分で時間を作れば色々なことができると実感しました。早めから挑戦していくといいと思います。来年度もまた一年休学して、発展途上国など自分がまだ見ていない違う世界も見てみたいなあ、と思うようになりました。
インタビューを終えて
半年が経ち、これからも色々なことに挑戦しようという姿勢が印象的だった及川さん。学生団体や模擬国連などの活動を通して、自分のやりたいことを見つけていったようです。及川さんのように留学中に新たな自分を知り、帰国後の可能性を広げる人が増えていくことを願っています。