自分を表現できるようになった、人生を変えた1年間
IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。
Facebookの記事をみて、IBPプログラムについて知りました。学部授業を現地学生と一緒に取ることが出来ること、学部授業後に2ヶ月間のインターンシップが出来ることに魅力を感じ、IBPを選びました。
留学先を選択した理由を教えてください。
アメリカは世界一番パワーのある国です。アメリカのパワーはどこから来ているのか知りたいと思い、留学先に決めました。また、英語教育に興味があったので、英語を母国語とする国ではどのように語学を教えているのか学び、今後の自分のキャリアで活かしていきたいと思ったことも決め手です。 シアトルセントラルカレッジを選んだのは、コースの中で一番多様性に溢れていたからです。様々な国から来る人達と仲良くなり、多様な文化に触れ、学びたかったからです。
留学前はどんな準備をしましたか?
日本の大学でも英語の授業があったので、授業内でスピーキングやライティングの練習をしました。他には、インターンシップ先が語学学校だったため、そこの授業でライティングとリスニングを受講しました。イギリス人の方と一緒に働いていたので、積極的に話しかけ、スピーキングの練習も行いました。英語を使うことを意識し、留学先での学部授業に備えました。
研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?
明るくて美しい街だなと思ったことを覚えています。実際は雨の日が多く、どんよりしていることが多いのですが、到着した日は幸運にも晴れていました。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
シアトルセントラルカレッジは市街地にあり小さいので、日本の大学とそこまで大きな違いは感じませんでした。無料で使えるジムが充実していることはよかったです。カフェテリアでは、ホットドッグやフライドチキンなどのジャンクフードがメインで売られていて、さすがアメリカだと思いました。
学部授業ではどんな科目を選択しましたか?
・Principle of Marketing
・Intercultural Communication
・Web design
・Photoshop
・Project Management
・Principle of Accounting など
特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。
Intercultural Communicationは特に興味を持って取り組んだ授業です。この授業はただ座って講義を聞くスタイルではなく、能動的に学んでいく授業でした。私は1学期目から学部授業を受講したため、アメリカの授業スタイルに慣れておらず、大変苦労しました。毎日教科書15ページ読んでエッセイを書き、クラスではディスカッションやプレゼンをする等、毎日大変でした。しかし、1学期目から洗礼をうけたおかげで、アメリカの授業に早く慣れることが出来たのではないかと思います。
IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。
インターン応募時に必要な英文レジュメ(履歴書)やカバーレターの書き方を学ぶことが出来たのは非常に有用でした。履歴書は日本語と英語で様式が全く異なるため、授業で作成し添削までしてくれたのは、役に立ちました。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ)はありますか?
教育に興味があったので、現地の高校やバイリンガル保育園でTeaching Assistantとしてボランティアをしました。他には、シアトルの日本語補習校開催の古本市学生マーケティングチームに所属し、SNSによる周知活動、当日の運営を行いました。
課外活動から得たものは何ですか?
興味のあったアメリカの語学教育について肌で感じ、学ぶことができました。アメリカの語学教育は「習うより慣れろ」。日本とは違いアウトプット重視で非常に興味深かったです。興味のある分野に飛び込めるチャンスがあれば、深く考えずに飛び込んでみる。すると案外うまくいくことを、様々なボランティアを通して学べました。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
とにかく英語で話すことです。リスニング力はアメリカにいればある程度自然に伸びていきますが、スピーキングは自ら話さないと伸びません。自分の興味のある分野や、自身については英語で話せるように準備し、そこから話を広げていくと話しやすくなると思います。
インターンシップ先について教えてください。
日本人向けに英語のテスト問題を開発している会社でインターンを行いました。
そこではどんな仕事を担当しましたか。
主にテストの内容チェック、テストのアイディア提供を任されていました。日本人学生向けに開発しているテストもあり、テスト内容が日本人学生に馴染みのあるものなのかをチェックする必要がありました。また、日本のキャンパスライフがどういったものなのかの情報収集や、学内のポスター、大学からのメール・イベントを英訳し情報を提供し、英語のテスト問題のアイディアを提案していました。プレゼンテーションの機会があり、「2020年の日本の教育改革」などについて一時間のプレゼンテーションを行いました。
インターンで苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。
日本のことについて英語で答えることに苦労しました。日本人かつ学生である私は、会社にとっての貴重なサンプルだったため、日本やキャンパスライフについての毎日質問攻めにあい、普段考えたことがない日本の文化や習慣について英語で答える必要がありました。前提とする常識が違うため、どこから説明したらよいのか、ましてや英語で答えるとなると言葉も出てこず、最初は詰まってしまうことが多かったです。しかし、日本や日本の教育について勉強することで、自信をもって答えられるようになり、同時にアメリカの教育について学ぶこともできました。毎日アウトプットが求められるため、必然的にスピーキングやリスニングも伸び、語学力も向上しました。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。
現地のオフィスには大変お世話になりました。何かあれば相談することができるので、異国の地でも安心して生活することが出来ました。
留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。
就職活動の時に、面接練習をしていただけたことは助かりました。模擬面接では、的確にアドバイスを頂けたので、面接のブラッシュアップにつながりました。
これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?
アメリカで学んだ教育やビジネススキルは、今後のグローバルに働くうえで大変プラスになったと感じます。今後日本の教育は、英語教育強化やアクティブラーニングの導入など、大きく変わっていきます。そんな教育業界で働いていくうえで、日本以外の教育を実際に学べたことは、非常に大きいと感じます。
就職活動ではIBPの経験(インターンシップや課外活動など)をどのようにアピールしましたか?
就職活動では、留学中にどのようなスキルを体得したのかを実体験のエピソードを通して伝えられるように努力しました。私の場合は、「アメリカの教育を学ぶ」という目標に向かって一年間活動したこと、活動を通じて日米の教育の違いや良いところ、悪いとこを学べたことを伝え、行動力、達成力をアピールしました。
留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?
より自分を表現できるようになったと思います。以前は周りを気にして、周りに合わせようとしていましたが、アメリカではみんながみんな違います。個々の意見が大事にされ、自分を表現することが求められます。そんなアメリカで一年間過ごすことで、自分の気持ちや意見を伝えられるようになりました。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
「学部授業についていけるか」「外国で一年間過ごせるか」など、s留学に対する様々な不安があると思います。そんなあなたにお伝えしたいことは「とにかくやってみる!」です。意外と何とかなるし、何とかならなくても、周りのサポートで乗り切れます。結果大丈夫です。留学に少しでも興味があるならば、とりあえず飛び込んでみてください!その一年間は人生を変える一年間になるはずです!