修了生の声

会計・ビジネスの力をさらに高めるために挑んだIBP留学
会計・ビジネスの力をさらに高めるために挑んだIBP留学
森本 篤
出身校:
コース:ワシントン大学
キャリア:既卒
留学期間:2014年3月〜2014年9月 インターン先:Laurasian(NPO団体) 就職先:監査法人 入社

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

純粋に「留学にしたい」という気持ちが以前からありました。近い将来アメリカで働きたいので、その第一歩としてインターンシップができる留学プログラムを選びました。

留学前はどんな準備をしましたか?

英語の学習をしました。留学中はアウトプットがメインになるので、ビジネス英語、日常英語のインプットをしていました。 留学中にUSCPA(米国公認会計士)の受検を考えていたので、USCPA(米国公認会計士)の勉強もしていました。

授業で特に印象に残っているトピックはありますか?

マーケティングの授業です。当時ライティングは得意でしたがリスニングとスピーキングが全くできず、苦労していました。”自分たちで商品を考えてどのように販売していくか”というテーマで探求するグループプロジェクトがありました。 最初はチームに貢献できずに迷惑をかけてしまい、非常に悔しい気持ちを味わいました。 なんとか挽回しようと思い、会計知識とロジカルシンキングを駆使し、論理構成を考え、アウトプットすることでチームメンバーの期待を超える働きができるよう心がけました。

コミュニケーション力向上のために努力したことは?

インプット→アウトプットのサイクルをひたすら繰り返しました。授業で習った単語や、アメリカのTalk Showやドラマで聞いた表現をWordにまとめていき、それをメールや会話の中で使うことで英語力の定着、向上を図りました。


インターンシップ先について教えてください。

アメリカと日本の架け橋となる国際交流プログラムを提供しているNPOでインターンシップを行いました。日本からアメリカ、アメリカから日本に来る高校生を対象にした10日間の教育プログラムや、1年間の留学プログラムを提供しているNPOでした。

インターンシップ先ではどんな仕事を担当しましたか?

資料作成と1次面接の面接官を担当でした。10日間の教育プログラムを提供するにあたり、スタッフが必要とする資料の作成、そしてスタッフ選定に当たる面接をSkypeで行いました。


インターンシップ中、苦労したことは?

Independenceが求められる環境でしたので、上司からの指示はありましたが、過去の資料を見て参考にし、わからないところは質問し、自分の頭で考えてアウトプットしないといけなかったので苦労しました。しかし、とてもやりがいがあったのも事実です。インターンシップの最後の方は、与えられたことをこなすだけではなく、今後役に立つと思ったことは、自ら進んで担いました。

大学卒業後の留学に対して不安はありましたか?

不安はありました。しかし気にしていませんでした。私は大学の時に1年半休学をし、大学を6年かけて卒業しました。単位は苦労しませんでしたが、3年次から4年次にかけて取り組んでいた就職活動のなかで得た内定が自信にはなったものの、志望していた企業からは思った通りの結果が出ず、悩んでしまったからです。1年半休学する中で、将来を考え、勉強に打ち込んでいく中で、シンプルな思考になっていきました。自分が大切にしてきた会計・ビジネスと音楽の両方を追究しようと定めることができたのです。そのため、自分のすべきことを追究する上で必要な、卒業後の留学に関しては不安よりも大切なものを突き詰めるという気持ちが強かったように思います。卒業後の留学をリスクだとみることもできますが、あえてリスクを取っていくことで、人生を切り拓く力を付けるという意味でヘッジもできると思うのです。そういう意味では、IBP留学にリスクはほとんどないのではないでしょうか。

ボストンキャリアフォーラムをどう就職活動に生かしましたか?

会計をベースにした仕事がしたかったので、 ボストンキャリアフォーラムでは、 監査法人を中心に回っていました。各企業の説明を受け、 経営理念や強み等を比較し、志望動機に結びつけました。また、学生時代頑張ったことなどを「なぜそれをしようとしたのか→どう取り組んだのか→結果」 というストーリーにし、いくつか用意しました。 ボストンキャリアフォーラム会場で面接を受け、 トーマツ監査法人からインターンシップの権利を得ました。 ディナーに招待いただき、 その時の風通しの良い雰囲気に惹かれました。 ざっくばらんにお話させていただき、ここに入りたいと強く思いました。 帰国後にインターンシップをし、無事内定を頂きました。 社員の方々の心遣いも非常に印象に残っています。

留学を振り返り、自分自身が変わったと思うところはありますか?

留学中滞在したアメリカでは、相手へのリスペクトと人との接し方の違いを感じました。”What do you think?”や”Respect his/her opinion.”という言葉をよく耳にしました。お互い相手をリスペクトしながら相手を理解しようとしながら、自分の考えを伝えていくという姿勢は、授業やインターンシップ、また日常生活の中でも見られました。


IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

時間対効果・費用対効果を頭の片隅に置いておくことが大事なのではないかと思います。愚直に物事に取り組んでいたら、一見無駄に思えることも、後に役立つことがあると思います。留学期間が9ヶ月あるいは1年もあれば、精神的に落ち込む時期もあるかもしれません。その時に、時間と費用に対するリターンを考えることで、自分を律することができるのではないかと思うのです。そして、高いレベルを目指すことでさらに自分を向上させ、全力で前に進んでいくことで、先のステップが見えてくると思います。理想と現実とのギャップを感じて悔しくて泣くこともあるでしょう。悔しかったら泣き、嬉しかったら喜び、留学生活で経験すること全てを全力で、そして五感で感じ取り最高の思い出を作ってください。

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