留学経験がどう自分に影響したのか考えることが、自己分析や自己アピールにつながっていく
帰国後の就活を考慮して、帰国を早めました
湖水地方へ旅行した時に、湖で
フィールドワークでグリニッジの丘から
寮の部屋から
ホームステイもさせていただきました。ホストとベリー狩りに行った時
IBP参加の動機を教えて下さい。
海外で勉強がしてみたいと思ったことと、特に自分の大学では学べない学問を学んでみたいと思ったから。留学先にウエストミンスター大学を選んだのは、ビジネスよりも学問として観光学が学びたかったためです。
留学先では学部受講されたそうですが、いかがでしたか?
「Business Travel and Tourism」と「Tourism Planning」の観光学の授業をとりました。「Business Travel and Tourism」は、議論も活発で楽しい授業でした。「Tourism Planning」では、フィールドワークとしてグリニッジで海洋博物館の方と観光局の方にお話を伺いました。その後、個人でグリニッジを歩いて回り、観光の町としての問題点を考え、エッセイで提出しました。エッセイが最終試験のクラスが多かったので、最後のエッセイ&テストは緊張しました。
特に苦労した科目は?
「Communication Between Cultures」は、授業がほとんど話し合いで進むため、ついて行くのが大変でした。しかし、各国からの留学生と文化の違いについて話せたことはとても勉強になりました。
留学中の滞在方法は?
1年間、寮生活をしました。Wigram寮で初めての共同生活を体験しましたが、窮屈な感じはあまりありませんでした。同じキッチンの子たちから、さまざまな料理や調味料を教えてもらって面白かったです。ビクトリアは立地に恵まれていたので、交通で困ることは少なかったです。現地ではミュージカルがたくさん見れることが楽しみのひとつでした。
インターン先はどこで体験しましたか?
THINK LONDONという会社で約3カ月働きました。ロンドン進出を考える、もしくは進出している日系企業を顧客にしている会社です。インターン先が主催するパーティの招待客との連絡や会場との連絡、翻訳業務を担当しました。また、インターン中に直属の上司の日本出張があったため、通訳の手配や訪問先企業との連絡、会場探しや移動手段など上司のサポートも行いました。上司が出張している間は日本語版ホームページにのせるケーススタディを行いました。実際にアポをとった企業を訪問して、インタビューをし、原稿を作りました。自分が作ったものがホームページに掲載されたことができたことが一番うれしかったです。
インターン体験で苦労したことは?
専門用語が飛び交う中で仕事することが一番苦労しましたが、会議や打ち合わせにも参加させていただけたことは大変よい経験となりました。上司が何をしてほしいのか考えながら仕事ができるようになりました。
帰国後の就活に支障のないように留学スケジュールを組んだそうですね。
私の場合、インターンシップ先との契約により帰国は3月中旬となりましたが、帰国を早めることで、就活まっただ中に日本へ戻ることができるのはメリットだと思います。3月に帰国したので、実際に就活を始めたのは4月から。留学中の年明けからエントリーシートは提出していましたが、もっと早くからの取り組みが必要だったと感じています。就活は7月末に終了しました。
IBP留学体験は、長谷川さんの価値観やキャリア形成にどのように影響しましたか?
まわりにとらわれず、自分がどうやって生きたいか考えるよいきっかけになりました。学部で本を多く読んだおかげで、卒論を書くときも英語の文献をあまり抵抗なく利用できています。
雪が降った翌日の寮の前
今後の展望や将来の夢を教えてください。
帰国してみて、改めてイギリスにはまだ行ってみたいところがたくさんあったことを感じました。もう一度ロンドンを訪れ、お世話になった人たちにもごあいさつしたいです。また、4月からは働き始めることになるので、インターンシップでの体験も活かしていきたいです。
IBP参加を希望している方々に向けて、アドバイスをお願いします。
1年間の留学中は精いっぱいになりがちですが、振り返ってみると、まだまだやり足りないことがたくさんあります。それくらいロンドンは大きな街だと思います。勉強に追われる時もあると思いますが、たくさん楽しんでほしいと思います。留学していることで就活が楽になるということはないと思うので、留学中にたくさんのことをチャレンジして吸収していくことが大切だと思います。そしてそれらの経験がどう自分に影響したのか考えることが、自己分析や自己アピールにつながっていくのではないかと考えます。
*体験談の内容は寄稿時の情報です。