IBP留学は自分への最高の投資
IBPプログラムを選んだ理由を教えて下さい。
まず大学で勉強し終わった後に、アメリカの就労ビザが手に入ることが魅力的でした。ワーホリでもビザはもらえますが、アルバイトのような形で働くことも多いと聞いていたので、勉強したことを活かしつつ働ける条件が特に魅力だと思いました。さらにIBPを選んだのは、現地スタッフのサポートがあるということがポイントでした。何もわからない状態から現地の生活していくことは難しいと考えていたので、銀行口座を作るにもコミュニティに入るにも、学校以外の分野で足掛かりを作ってくれそうだと思い、ICCに決めました。
留学先を選択した理由を教えて下さい。
コロナの真っ只中である2020年の冬に行き先を決めなければならなかったので、入学可能な大学が限定されていました。そのため絶対アメリカがいい!という熱い気持ちはなかったです(笑) ただ、そのように決めた大学でしたが、シアトルは日本文化が色濃いだけでなく2世・3世のコミュニティもあり、日本に対して好意的な方も多く馴染みやすかったため、結果的にこちらにして良かったと今は思っています。
留学前はどんな準備をしましたか?
TOEICの点数を上げるために、まずは英語の塾に入りました。自分は働きながら留学準備をしていたので、WEBで受講できるコースを選択しました。宿題をきちんと管理してくれたり、テストをこまめにしてくれたりと、伴走してくれるタイプの塾を選んだので、比較的余裕を持ってTOEICの点数を達成することができました。ICCでは留学前に何度も面談をしてもらい、自分に合ったコースの選択を支援してもらうなど、事前にしっかりと準備をすることができました。
研修地(シアトル)に到着した時の街の印象はどうでしたか?
到着した当初は、とにかく日本に比べて食べ物や建物など色々スケールが大きく圧倒されてしまいました。(レストランでは食べ切れたことがなく、毎回持ち帰っていました。) しかし、到着してすぐに現地スタッフの方が設定してくれたウェルカムパーティーがあり、現地の人たちに大変良くしてもらうことできたので、不安はありつつも、ここで頑張ってみようと思うことができました。そのパーティーで知り合った方々(アメリカの方)とは、今でも交流があり、一生涯付き合っていきたいと思える大切な友人になりました。
キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?
私が行ったのはコミュニティカレッジだったので、ユニバーシティーと比べると、割とコンパクトな大学だと思います。しかし、だからこそ教員と生徒の距離も近く、気軽に相談をしたり、質問をしたりする事もできたので、私にはちょうど良かったと思っています。
学部授業ではどんな科目を選択しましたか?
マーケティング理論、起業論、経済学などを選択しました。また全然関係ない分野では、作曲の授業も取りました。
日本の授業と違うところは、授業の最中でもたくさんのディスカッションの時間が設けられていたり、授業終了後に教員と面談することが可能だった点です。提出した課題には必ず細やかなコメントがついており、毎回学びがあったことも印象的です。 コロナ禍だったためリモートでの授業が多かったのですが、先生のチャットのレスポンスがとても早く、すぐにミーティングをセットしてくたり、宿題の疑問をサクッと聞けたり、先生との距離はとても近いです。
特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えて下さい。
マーケティングの授業は特に頑張りました。この授業を取った理由としては、日本とアメリカのマーケティングの在り方に違いがあるのか、と言うことが気になっていたからです。 私はこれまでにもマーケティングの仕事をしていた経験があるので、日本のマーケティングの事例についてはある程度熟知していました。しかし、授業で扱われるアメリカの事例については知らないことが多く、とても新鮮な気持ちで授業を受けることができました。
IBPビジネスプラクティスはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えて下さい。
アマゾンアドの活用アイデア出しプロジェクト
元々が広告業の出身なので、基本的なアイデアの出し方やユーザー体験の作り方などは知識として持っていました。 しかし、今回IBPのビジネスプラクティスの一環として取り組むにあたり、世代の違う人たちとチームを組んでプログラムを実施したことが、とても新鮮でした。20代の人たちが自分には想像もつかないアイデアを持っていたり、自分とは異なる観点からアイディアを出してきたり、世代による発想の違いを間近に体験できてとても刺激的でした。 また、このプロジェクトを通して、人種もバックグラウンドも違う人たちが集まるアメリカという国で、広告を打つことの難しさも体験することができ、ここでしか味わえない貴重な体験となりました。
留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ)はありますか?
Museum of Flight(航空博物館)でのボランティア活動を行いました。 シアトルにはボーイング社が運営する航空博物館があり、NASAの最新技術から始まり戦時中に使われていたB29まで様々な航空機の現物が展示されています。私はその航空博物館でボランティアガイドとして案内係を担っていました。
課外活動から得たものは何ですか?
航空博物館にいらっしゃる方だけでなく、実際にガイドをなさっている退役軍人の方などともコミュニケーションを取る機会が多くありました。その経験を通して、自身の英語力の向上もちろん、たくさんの人たちの考え方や歴史を学ぶことができ、アメリカという国に対する理解がより一層深まったことが最大の収穫だと思っています。
コミュニケーション力向上のために努力したことは?
ルームメイトと日々親交を深めることです。私が留学した時はコロナ禍の規制があり、ホームステイではなく大学の指定した寮に入ることが必須でした。私のルームメイトはモンゴル出身でシンガポール育ちの女の子だったのですが、毎日1時間自分と話をして欲しいと最初にお願いをしました。 朝は起こしてもらったり、一緒にランニングをしたり、お互いの国の料理を作りあったり、本当にたくさんの時間を共有しました。喧嘩をすることもありましたが、今では親友と呼べるくらい大切な存在です。彼女のおかげで、最初は全然聞き取れなかった英語も聞きとれるようになったので、本当に感謝しています。
インターンシップ先について教えて下さい。
Pasona N A, Inc.でコンテンツマーケティングスペシャリストとして正社員雇用されました。
そこではどんな仕事を担当しましたか?
スーパーバイザーの戦略に則り、いかに効率的・効果的にクライアントとのタッチポイントを作るかという観点から、マーケティング活動全般の業務をしていました。具体的にはウェビナーの運営やSNS配信、記事作成からメルマガまで様々なコンテンツを日英でコンテンツの作成をしました。 特に全米の日系企業5,000社を対象とした給与調査のプロジェクトではプロジェクトマネージャーの立場でアメリカ人・日本人のチームを率いる経験もしました。
インターンで苦労したこと、そこから学べたことを教えて下さい。
アメリカ人の同僚と行ったデータセット作りは苦労しました。マーケティングチームの立ち上がりのタイミングだったので、あるプロジェクトでマーケ指標(KPI)の設定をする必要がありました。なぜこの数字が必要だと思うのか、英語で自分の意見を伝えながら、相手の意見も取り入れ、細かなデータを拾い上げていく作業は時間がかかりました(1ヶ月くらい)。 最終的には、納得感のあるKPIを立てることができたのでよかったです。うまく協働するには日本人、アメリカ人関係なく、明確なゴール設定が必要だと学ぶ機会となりました。
日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせて下さい。
日本のオフィスで印象に残っているのは、特に出発前のオリエンテーションなどを丁寧にしてくださったことです。チケットの手配や、留学中の生活の注意点、そして寮のことなど不安に思うところは細かく説明してくださったので、安心して出発することができました。現地ではどんなに小さな相談にも、懇切丁寧に対応してくださり、私の留学生活を支えてくれるものだったと感じています。特にありがたかったのは、留学中のメンタル面をよく気にかけてくださったことです。具体的には、学期が変わるごとに面談を入れてくださるので、授業の雰囲気や日常生活で困っていることはないかなどを細やかにサポートしてくださいました。これは留学中の生活では、とても心強かったです。
留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせて下さい。
特に利用しませんでしたが、現地スタッフの方がアメリカ現地の元Hiring MGとご縁をくださったので、その方に到着2ヶ月後くらいから定期的に相談をさせていただいていました。就職活動時はレジュメの添削、インターンが始まってからは仕事で感じている課題など、様々なことを気軽に相談させていただきとても感謝しています。
これからのキャリアにIBPの経験はプラスになりましたか?
プラスしかありません。
社会人で留学をした、アメリカで英語を使って就労した、これだけでこんなにも世間の評価が変わると思いませんでした。グローバル化しているとは言っても、日本では海外で働いた実績がある人材はまだまだ少ないため、需要が高いのだと思います。1年半弱という短期間の経験でしたが、この1年で英語を使って仕事をするだけではなく、アメリカ人の仕事に対する姿勢や大事にしていることなど、文化の違いを数多く体験しました。これらの経験は現地でしか学ぶことができませんでしたし、今後のキャリア形成の意味でも非常にプラスになったと思います。
IBPの経験(インターンシップや課外活動など)をどのようにアピールしましたか?
作成していたコンテンツ(日英)をリアルに見せることができたので、ポートフォリオを作る必要がなく、実績をPRすることができました。さらに、ボランティア活動や学校生活で、世代や国籍が異なる方々とも協働していることを話したことも、多様な環境でもチームワークを発揮できる人材として面接官へのアピールになったと思います。
社会人でのIBPの経験をプラスにするため、留学中どんな事を意識しましたか?
「とりあえず1回目は失敗する」と思って生活していました。バスに乗れなくて当たり前、間違えてチケットを買っても仕方ない、時間通りにものが届かないのが普通、というように自分の期待値をコントロールすることで、なんでも気軽に挑戦して度胸もつきましたし、2回目は失敗しないという自信にも繋がりました。おかげで、たくさんのいい経験ができたと思います。
シアトルでは、スクーターがそこら中に置いてあって、レンタル自転車と同じような形で利用できるのですが、最初はうまく乗れなくて初めて一人で乗った時、転んでしまって(笑)。そうしたら、道ゆく人が「君が転んだの見たぜ! Nice Try! Hahaha」って笑ってくれたのです。アメリカは何か失敗しても、Nice Try!とみんなが言ってくれる文化なので、とりあえず1回はやってみていいのではないかと思います。
留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?
自分が留学前に比べてとても目的思考になったと感じています。今まではゴールに対してプロセスを相手に寄せることも大切だと考えていました。しかし、留学を終えた今では、ゴールに対してどのように達成したら全員のメリットになるのかを考えて行動するようになりました。今までは議論することを避け、相手を立てることに重きを置いていましたが、今では立場の違う人に対しても議論することを恐れず、目標達成に向けて行動することができるようになりました。
IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。
IBP留学は人生を変えるチャンスです。留学し、コンフォートゾーンと呼ばれる今いる快適な環境から抜け出すことによって、今まで知らなかった価値観に触れることができ刺激的な体験をすることができます。それはおそらくとても大変なことですが、その分そのままでは得られなかった知見を得ることに繋がります。
さらに、グローバルな環境で多様な人材と働くことが当たり前になる今だからこそ、社会人にとって価値観の違う人と協働できる能力というのは求められていくはずです。これからの社会を生き抜くために必要な力をIBP留学によって手に入れることができるでしょう。悩んでいる人も、迷っている人もいると思いますが、ここでしか得られない貴重な経験が絶対にできます。自分への最高の投資だと思ってIBP留学にぜひチャレンジしてみてください。