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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2011年
佐藤 愛弓
AYUMI SATO
出身校:上智大学
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2010年4月〜2011年3月
インターン先:UBS Financial Services Inc.(金融)
1987年生まれ、神奈川県出身。上智大学卒業後、IBPベルビューカレッジへ1年間留学。インターン先のUBSでは、エクイティリサーチ業務を行った。帰国後は、就職活動を経て、大手国内証券会社に内定。

8年越しの夢だった留学を実現 人生を変える1年になりました

金融業界でのインターン体験を活かし、証券会社に就職

本当の妹みたいなホストシスターとビーチへ

BC主催のキャンプに行った時

IBP同期が誕生日会を開いてくれました

BCチア練習風景

IBP参加の動機を教えて下さい。

高校生の頃からずっと長期で留学したかったのですが、金銭面などの理由で実現できませんでした。大学入学後、留学費用を作るために、ものすごい勢いでアルバイトをして、留学に対する想いをどんどん強くしました。周りとは違った貴重な経験がしたいと思い、普通に語学学校に行くのとは違う留学スタイルを探していたのですが、留学雑誌で学部授業が取れてインターンもできるIBPを知り、参加を決めました。奨学金をいただけたことも、プログラム参加の理由のひとつです。

BCコースを選択した理由は?

開講している学部の授業を、全て少人数で受けられるからです。ビジネスや自分の専攻とは全く関係ない科目も英語で学んでみたかったので。また日本の大学では大勢が大教室で学ぶスタイルだったので、自由に発言ができて、先生との距離が近いBCを選びました。

1年間の留学で達成しようと思っていた目標は?

私は自分に全く自信がなかったんです。自分で貯めたお金で、自分で決めたプログラムで、「これだけは最初から最後まで自力でやり遂げた」というものを作り、自信をつけることが一番の目標でした。IBP同期やホストマザーの励ましもあり、目標を達成して帰ってきました!

日本の大学との違いを一番感じた点は?

授業中に生徒がどんどん発言することです。「これはトピックとは関係ないのでは」と思う質問もたくさん出ます。でも、そう思ってしまう典型的日本人の私は、最初は取り残されました。アメリカの授業は発言した者勝ち。どんなに良い考えや答えを用意していても、発言しなければそこにいないのと同じです。「1授業につき、最低1発言」を自分に課していました。

特に役に立った授業はどんな内容でしたか?

3期目に取った「Business Law」です。クラスメイトの中には弁護士の勉強をされている方や企業法務をされている方もいて、とても刺激的でした。授業では、30人のネイティブを前に1人で刑事訴訟の国際比較についてプレゼンを行ったこともあります。英語で大量に法律文書を読むのは大変でしたが、就活中、この話をすると必ず感心されるので、毎回話していました(笑)。

勉強以外に熱中していたことはありますか?

チアリーディングチームに所属して、アメリカ人と一緒にピラミッドを組んだりしました。学部時代からやっていましたが、アメリカ人はやはりパワーが違うので、空中に上げられる技をした時は高すぎてびっくりしました。自分がやってきたスポーツを留学先でもできたのは、気分転換にもなって良かったです。それ以外には、バスケ、テニス、ハイキング、キャンプ、マラソンなどにもチャレンジし、結構アクティブに過ごしました。

インターン体験について教えてください。

UBS Financial Servicesという証券会社で、エクイティリサーチを担当しました。具体的には、Bloombergというプロの方が使う端末を使用してニュースを読み、良さそうな会社をピックアップして調べ、財務諸表等を分析してレポートにまとめました。

インターン中に苦労したことは?

金融関係の知識がゼロだったので、最初はニュースを読んでも全く意味が分かりませんでした。「日本語でも難しいのに…」となることは分かっていたので、3期目にAccountingの授業を取って財務諸表のベーシックな読み方を学びました。あとは本を買って独学です。幸い、IBPの同期に会計専攻の人がいたり、コンサル出身の方と知り会えたので、何度も何度も質問して知識を付けていきました。しつこいと思われるくらい聞いていました(笑)。

インターン体験によって得たものはどんなことですか?

「リサーチ力」「質問力(分からないことを上司に適切に説明する力)」「分析力(リサーチ結果と自分の知識を合わせて、新しいアイデアを生む力)」「英語力」「中国語力」です。中国語は大学で履修していて、中国のニュースや会社のHPを見るときにブラッシュアップしました。

インターン以外に、何かボランティアはしましたか?

ホストマザーと一緒にホットドッグを作り、ホームレスの人たちに配りました。アメリカのホームレスの人たちの中には、南米から仕事を求めてくる人も大勢います。皆さん、温かい方ばかりで、英語があまり話せなくても「Thank you」や「God bless you」などと声をかけてくれ、心が温かくなると同時に、自分がいかに恵まれた環境で育ったか思い知りました。

ホームステイはいかがでしたか?

前述の通り、最初は自信が持てなくて悩んでいましたが、それを知ったホストマザーはいつも私を励ましてくれて、どうしたらもっと自分を好きになれるかを一緒に考えてくれました。夕食の後に何時間も話すこともしばしば。ある日「You are my sweet daughter」と言ってくれたことがとても嬉しく、今でも忘れられません。

この留学で、自分自身が変わったと思うところは?

「人を信じて、それに相手が応えてくれたことに対して、私たちは幸せを感じる」と、ある小説家が言いましたが、これは世界共通だと強く感じました。確かにアメリカにはいろんな人がいて、正反対の性格の人も隣同士にいますが、信頼できる人を見つけて自分がしっかりしていれば、周りは必ず見てくれています。この先、バックグランドが異なる人とチームを組むことになったり、100人中日本人は自分1人だけとという状況になっても、IBPを経験した私なら、目的を達成できると確信しています。

就職活動はいつ頃から始めましたか?

帰国直前からWebでESを送り始め、帰国と同時に面接をスタートさせました。面接では、留学時の学部授業やインターンの話をたくさんしました。海外でフルタイムのインターンをしてきた人はあまりいないので、IBPでの体験は有利に働くと思いました。大手国内証券会社から内定をいただき、2012年4月から就職します。

お仕事に、留学やインターンの経験がどのように役立つとお考えですか?

金融レポートの作成・分析の仕方やプレゼンの方法といった形式的なことから、どんな考え方を持つ人ともチームを組める力、困難があっても最後までやり抜く力、興味あるものに自分ひとりで突っ込んでいける力などが活かせると思います。

IBP留学は浦山さんにとって、どんな意味があったと思いますか?

自分の力で8年越しの夢を叶えたことは大きかったです。8年間の思いと友人たちの励ましを糧に、人生を変える1年間を過ごしてきました。私にとっては、英語の伸びやプレゼンの仕方が上手くなったということよりも、素敵な友人に囲まれて、人生の目標にしたい人ができて、温かい第2の家族と巡り会えたことに意味がありました。

大好きなホストマザー

今後の展望や将来の夢を教えてください。

来年から、厳しい金融の世界での仕事が始まります。私はコンプライアンスに従事すると思いますが、グローバル企業なので、これから米国と中国、香港の法律も学び、企業法務のスペシャリストになれたらと思います。かなりチャレンジングではありますが、留学で得た自信と一生の友人と共に頑張っていきたいです。

IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

行きたい気持ちと時間とお金が揃うなら、挑戦することをおすすめします。留学先では、宿題やプレゼンに追われたり、思うように英語でコミュニケーションできずに悩むかもしれません。でも、悩みのない留学なんてつまらないじゃないですか。参加を決意したなら、英語力のブラッシュアップや目標設定など、できる限りの準備をすると良いと思います。成長=「準備+経験」ではなく、「準備×経験」だと思っています。1年後は、より輝いている自分に出会えることをお約束します。いっぱい楽しんで、頑張ってください。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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