たくさん自分の目で見て、たくさんの人と交流したからこそ、将来働く上でやりたいことを見つけた留学

IBPプログラムを選んだ理由、留学先を選択した理由を教えてください

語学＋大学講義＋インターンを段階的にすべて経験できることに魅力を感じたからです。当時、学力はないがビジネス的なスキルを身につけ成長したいと考えていた私にはぴったりでした。留学先は、もともとテクノロジーに興味があったので、AmazonやMicrosoftなどの巨大テック企業の本社があるシアトルを選びました。

留学前はどんな準備をしましたか？

単語を覚えるや音読などをして準備しましたが、正直足りなかったと後悔しています。

研修地や大学についての印象はどうでしたか？

高層ビルがたくさんあり、町がにぎやかなのが良かったです。
大学内ではビリヤード、卓球、ジム、ゲームなどのアクティビティが充実していたことに驚きました。

英語研修はどのような内容でしたか？また、どのように役立ちましたか？

リーディングやライティング、カルチャーコミュニケーションの授業を履修しました。特に、ライティングでは先生から何回も添削があり、今まで正しいと思って使っていた表現や文法が間違っていることに気づけてとても良かったです。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか？

アカウンティング、デジタルマーケティング、プロジェクトマネジメントなどを履修しました。

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

ずっとマーケティングに興味があったので、デジタルマーケティングは特に意欲的に取り組みました。基本的なマーケティングの考え方やフレームワークなどを身につけることができ、この授業が大きくインターンに繋がったと思います。

IBPビジネストレーニングはいかがでしたか？印象に残っている内容と感想を教えてください。

先生が非常に丁寧に教えてくれる、親身に相談にのってくれることが印象的で良かったです。レジュメの作成方法、アメリカでの就労や就活ルール、面接のtipsなどを学ぶことができました。ただ、内容が全て適するかは人それぞれのこともありました。

留学中に参加した課外活動などはありますか？

マイクロソフト本社勤務の日本人の方の監修のもと、マーケティングプロジェクトを行うことができました。ただ、留学後半はコロナが発生し、新しいプロジェクトの中止や三ヶ月の外出禁止期間などの制限がかかり、何にもできない状況となってしまいました。

課外活動から得たものは何ですか？

一歩踏み出す力、チャレンジする力です。プロジェクトに必要だった街頭アンケートを行ったのですが、留学開始して1〜2カ月目の時期だったので英語力にすごく不安がありました。そこで勇気を出して、一歩踏み出し街の人に声をかけると意外にもつたない英語でも優しく対応してくれる人がいて、すごくコミュニケーションを楽しめました。

コミュニケーション力向上のために努力したことは？

ワシントン大学のランゲージエクスチェンジやmeet upのイベントに積極的に参加し、アウトプットする場を作りました。

インターンシップ先とそこでの仕事について教えてください。

日本のＩＴ系スタートアップ企業が海外展開したシアトルの会社で働きました。
仕事は自社ホームページの改善点を模索するプロジェクトを上司に任してもらいました。ターゲットとしたお客様がどのようにｗｅｂサイトに来て、どのページを閲覧してこちらにコンタクトをとるのかをデータなども活用しながら考え、その最適化を行うために、ｗｅｂサイトのどの部分をどのように改善したらいいかを見つけていきました。最終的には、全社員に向け１時間かけて自身の考案した改善点を提案しました。

インターンで苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

上司とのミーティングが週に１，２回あったものの、基本的に1人で進めていく仕事だったので、自分が動かないと何も進まない、取り組む中で正解がわからない、先が見えてこないなどということに非常に苦労しました。大変でしたが、幸運にも上司や他の社員が非常に優しかったので、時間の都合がつく中で積極的にヘルプを求めていきました。とにかく、“上司とのミーティングの時間が一番貴重である”と考え、毎回言われたことだけをやるのではなく、今自分にできることを考え、常に仮説を持ちながら仕事に取り組みました。そして、「先週言っていた部分に加え、ここまで考えてきたので、それも含めてFeed Backをください」などと＋αのアウトプットをミーティングでは行い、そのサイクルを回したことが結果へと繋がりました。この経験でかなり主体性や仮説を持って行動する力が身についたと思います。
加えて、自信を持つことの大切さも得られたと思います。私は、常にちょっとした言い間違いや仕事のミスなどに毎回“I’m sorry.”と連発していましたが、上司に「日本人はすぐ謝る癖があるね。こっちからしたら何にも気にならないよ。アメリカでは特にだけど、自信を持っている人、自信があふれて話している人の方が信用を勝ち取ることができる。だから今のカイはせっかく頑張っているのにもったいない、もっと自分に自信をもっていこう。」と言われたのを今でも覚えています。
私は今まで自分に自信が持てない、すぐ自分と周りを比較して劣等感を感じてしまうような人間でした。けどこの留学やインターンを通じて自信を持つことの大切さを学び、今では何事にも自分に自信を持って取り組める人間へと成長できました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

ICCオフィスには本当にお世話になりました。留学にトラブルはつきものですし、常に相談したいことが次々に出てきたので、すぐオフィスに行って授業の履修のことやホームステイ、インターンなどのことについて相談しました。毎回丁寧に対応してもらいました。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

このサポートのおかげで就活力が大きく上がったと思います。正直、留学も頑張ったし、就活も余裕だろうと過信しており、就活初期段階は落ちてばっかりでした。そこで、何度もキャリアコンサルタントの方々に、就活の考え方、ＥＳや面接などのテクニックを教えてもらい、ＥＳ添削・面接練習もしてもらいました。このサポートがなければ、今の就職先は受からなかったと思います。本当にお世話になりました。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか？

私は自己成長以外で、「将来やりたいことを見つけ、キャリアプランを作る」という留学の目的がありました。シアトルで留学し、街並み、巨大テック企業やスタートアップ企業の現状など、たくさん自分の目で見たこと、そしてたくさんの人と交流したことから、将来は働く上で「日本企業をもっと強くする、プレゼンスを上げる」という成し遂げたいことができました。

就職活動ではIBPの経験をどのようにアピールしましたか？

インターンや課外活動などを単体として細かく話すより、「コロナ禍で続行が難しくなった留学を最後まであきらめずに完走した」というエピソードを話しました。「そこで一度留学の価値や意義が感じられなくなったり、一緒に頑張ってきた多くの同期の友人がコロナのタイミングで早期帰国していったりと、本当につらく心細かったが、それでも“インターンに挑戦し成果をあげる”という留学の目標を達成せずには帰国できないという強い意志のもと、インターンが実施できることを期待して留学続行の決断をした。幸運にもリモートインターンの許可が大学から出て、受け入れ企業が激減するという次の苦労もあったものの、そこでもあきらめずにインターンの内定を得るための活動を行い、最終的にはインターンができた。また、その企業でも一定の成果をあげることができた。」という様なストーリーを伝え、自分の「粘り強さ」や「泥臭さ」をアピールしました。

留学を振り返り、自分自身が変わったと思うところはありますか？

もちろん、英語力やビジネススキルが身につき、留学本来の目的であるビジネス的な成長はできました。しかし個人的にはもっと内面の部分である「自信を持てない人間から、自信を大きく持てる人間へと変われた」ことが一番大きかったと思います。
加えて、コロナの発生で予想外の事態ばかりで大変な留学となりましたが、逆にそれが自分を一回り二回り大きく成長させたと思います。これから社会人となり、たくさん大変なことや苦労することがあると思いますが、「あの留学でコロナが発生した時のしんどさと比べたら全然余裕だろう」と思えるくらいの自負があるほど、自分にとって非常に印象的で大きな経験でした。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

「成長したい」、「自分を変えたい」、「ビジネスに興味がある」といった人はIBPがぴったりだと思います（逆に「留学で遊びまくりたい！」っていう人は不向きだと思います）。1年休学することや、社会に出るのが1年遅れるなどの懸念点はあると思います。しかし、私はそれを大きく上回る価値がIBPにはあると断言します。社会人になってから留学することは非常に難しいので、ぜひ少しでも興味あれば、大学在学中に一歩を踏み出し挑戦してみてください。応援しています！！