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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2024年
滝口 佳奈
KANA TAKIGUCHI
出身校:上智大学 総合人間科学部 看護学科
コース:グリフィス大学
キャリア:大学生
留学期間:2023年3月~
インターンシップ先:JAC Recruitment
内定先:IQVIA

多くの知らない世界に触れ、自分自身を見つめなおすことにつながったIBP留学

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

多くの留学エージェントがある中で、IBPプログラムに参加することで留学プラスαのことを学べると考えたからです。また、留学前に大学卒業後の進路に迷っており、一年間留学して英語だけでなく海外のビジネスに触れながら進路を考えていこうと考えたからです。

留学先を選択した理由を教えてください。

様々な文化や国籍の人々と触れ合いたかったため、オーストラリアかアメリカを考えていました。その中でも、気候や治安の良さからオーストラリアを選択しました。結果的にオーストラリアが私に一番合っていたと思います。

留学の目標は何でしたか?

英語スキル向上はもちろんのこと、この留学で将来やりたいことを見つけることを目標としていました。留学前はただ周りの友達に合わせて生きていたので、自分を見つめなおし本当にやりたいことを見つけることに専念しました。

留学前はどんな準備をしましたか?

実際に留学に行った知り合いの多くが英語を勉強しておけばよかったと言っていたため、英語勉強に力を入れました。具体的にはオンライン英会話やTOEFLの勉強と受験を行いました。留学前から英語スピーカーと話すという経験は、結果的に現地についてからホストファミリーとのスムーズな会話につながったのでよかったと感じています。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

予想していた通り多国籍国家だと感じました。また、高いビルやマンションが建っている割に周辺に自然が多く、街自体はゆっくりとした空気が流れていました。一年通じて天気が良く、気温が安定しているためとても快適でした。

学部授業では何を履修しましたか?理由も教えてください。

・Engaging Asia and Pacific
自分が過ごしているオーストラリアと育ったアジア圏がお互いにどのような影響を与えているのか学びたかったため履修しました。また、個人的に東南アジアの経済発展やそれが与える影響について興味があったため選択しました。

・Winery Marketing
授業の中で、一つは楽しんで履修する科目を作りたかったため、オーストラリアのワイナリーのマーケティングをするという授業を選択しました。

・Sociology
日本の大学でも社会学の授業を履修したことがあり、ジェンダーや人種差別の考え方がオーストラリアと日本ではどのように違うのか知りたかったから。また、日本よりも多様性に富んだ国であることから、これらに対してどのように教育されているのか知りたかったため選択しました。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

・Engaging Asia and Pacific
アジアとオーストラリアの経済的な関係だけでなく、各国の歴史や文化から現在の関係性について考えるという授業が展開されていました。レポートの内容が複雑だったので、先生からアドバイスをもらいながら進めていました。1クラス30人弱でその中で日本人は一人でした。

・Winery Marketing
オーストラリアにあるワイナリーを訪れ、そこのマーケティングを考察したり、オーストラリアに新しく建てるワイナリーのマーケティング戦略を立てる授業でした。40名ほどのクラスで日本人学生が10名弱いました。その他は他国から来た留学生が多かったです。

・Sociology
ジェンダーや宗教、教育の格差などを学ぶ授業。日本で受けた社会学の知識が役に立ち、日本とオーストラリアの考え方の違いや授業の展開の違いが興味深かったです。課題はプレゼンテーションの動画を作成することとオンラインテストで、授業内容を復習して挑みました。授業は大きな講堂で50名ほどが参加しており、国籍は多様でした。

特に興味を持って取り組んだ授業とその感想を教えてください。

ワイナリーマーケティングの授業はとても興味深かったです。マーケティングの授業自体履修することが初めてだったため、マーケティングとは何かという勉強から始めたので難しかったです。しかし、グループワークや先生からのフィードバックも多く、自身の成長につながった授業だと思います。また個人的に、留学先の国の観光資源について深く学ぶことができたことが良かったと思います。


IBPのGBPはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

英語で履歴書やカバーレターを書いたことと面接練習を受けたことが印象的でした。日本の採用方法と海外の採用方法がこれだけ違うということに衝撃を受けたのはもちろんですが、海外で働くためには日本のように入社してから成長するのではなく特定の知識・スキルを持って採用されるというマインドが必要ということが深く印象に残りました。これらを学んだからこそ、留学中に自分の価値をもっと深めようと努力する結果につながったと考えています。

留学中に参加した課外活動(サークルやアクティビティ、ミートアップ等)はありますか?

ヨガサークル、キリスト教クラブ、日本人の小学生が通う補習校でのボランティア、県人会、留学生と社会人のイベント運営実行委員、ドラゴンボート大会に参加しました。多くの人々と交流を持つことを心掛けていたため、参加できそうなイベントがあると常に参加していました。現地の人々との交流もとても大事にしていましたが、海外に住んでいる日本人との交流も心掛けました。

課外活動から得たものは何ですか?

日本人との交流は日本にいてもできると思われがちですが、現地にいる日本人は経験が豊富で自分の知らなかった世界に触れることができ勉強になりました。ワーホリや留学できている同年代の日本人との交流だけでなく、もっと上の駐在できている方や移住した人の話を聞くと世界が広がります。留学以前は敷かれたレールの上を進んでいるような人生だったけれど、このようにたくさんの人と交流することで自分でも人生のレールを敷けるようになったと思います。

インターンシップ先はどのように見つけましたか?

IBPの先輩の話を聞き、東南アジアでのインターンに興味を持ちました。日系企業は東南アジアとの取引が増加しているという点で、学生のうちに東南アジアの市場規模や経済発展を体感したいと考えベトナムでのインターンを決めました。職種としては、将来やりたいことが決まっていなかったので、様々な職業の話が聞ける人材紹介会社で考えていました。これらの条件をもとにインターネットで調べて見つけました。


インターンシップ中の具体的業務内容を教えてください。

日本からベトナムに転職したい人への転職支援を行いました。
また、ベトナムにある企業に日本人のポジションがないか営業電話を行いました。最終的に私が行ったインターン業務をベトナム人大学生に引き継ぐためのマニュアル作成もさせていただきました。

インターンシップで得たもの、苦労したこと、そこから学べたことを教えてください。

私が行っていた業務をベトナム人大学生に教えながら引き継ぐことを経験し、日本人と外国人の働き方の違いを実感しました。教えた内容を正確に理解せずに進めてしまいミスが起こることが何度かあり、そこが苦労した点でした。わからないけどやってみるというマインドが強かったため、私が自ら積極的にコミュニケーションをとって疑問点を解消するように心がけました。
働いている人たちは全員、この会社で自分の持っているスキルにさらに磨きをかけて次の会社に転職していくという気持ちで仕事をしていました。彼らの成長意欲の高さに感銘を受けました。

インターンシップ企業の職場環境(他従業員について等)を教えてください。

オフィスには40名ほどのスタッフがおり、そのうち日本語ができるスタッフが5名ほどいました。営業で個人の売り上げを挙げていくという仕事内容であっても、全員が助け合い和気あいあいとした雰囲気でした。インターンシップで来ていたベトナム人も5名ほどいました。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

ICCのスタッフが毎週学校に来てくださり、雑談や悩み相談などに乗っていただきました。現地にスタッフがいるということで、いつでも相談できる環境があることはほかの留学生に比べてとても心強かったと思います。
また、進路で困ったときや留学中の悩みなど1on1で相談に乗っていただき、自分の心の中を言語化することができたため、留学中ストレスなく過ごすことができました。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

キャリアサポートは何度か利用させていただき、ESの添削や面接練習を行っていただきました。留学中にアメリカのボストンキャリアフォーラムに参加したのですが、それに向けたアドバイス等もいただけました。IBPキャリアサポートでは留学経験者という観点からアドバイスをいただけるため、就職活動をするうえで他学生と差別化でき非常に助けられました。

これからのキャリアにIBPの経験がどうプラスになりましたか?/なりそうですか?また、就職活動ではインターンシップや課外活動などをどのようにアピールしましたか?/できそうですか?

やはりIBPでの経験は就職活動の面接時にとても興味深く質問を受けました。留学での経験は必ず聞かれる質問なので、その経験を言語化できるように準備していました。結果的に他の留学生と留学中に学んだことを差別化することにつながりプラスになったと考えています。

留学をふりかえり、ご自身にどのような変化がありましたか?成長したと思うところがあれば、その理由も教えてください。

今までよりも積極的になったことと、自分自身を人と比べなくなったことが一番の成長だと感じています。また当初の目標でもあった将来の自分を見つけることも達成することができました。自分の将来を自分で考えるという一見当たり前のことができなくなっている学生が多い中で、それができるようになったことが大きな成長です。

留学中、一番の出会いは何ですか?

学校やサークル、IBPで一緒だった同期など様々な友達との出会いのすべてが一番です。


留学中、苦労したことは何ですか?

毎日が刺激的だったのであまり苦労はなかったです。苦労がないといえるのも周りの仲間やICCスタッフのおかげだと思っています。

今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

将来は英語を使う仕事となるため、今回の留学で得た英語力や外国人とのコミュニケーション能力を活かして働きたいと思っています。また将来的に仕事の内容を活かして海外に戻って働きたいと考えています。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

IBP留学は他の語学留学と違い、留学中の学びが多いと考えています。言語だけでなくプラスαのことを学びたい方にはとてもおすすめです。留学中は本当に忙しいですが必ず将来やってよかったと思えるプログラムだと思います。

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